コンテンツ管理システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

CMS開発会社は、業務整理から移行、外部連携、保守までの対応範囲で比べると、自社の運用に合う会社を選びやすくなります。

6社の特徴と実績、パートナー選びの確認項目、費用とCMSの選び方を取り上げます。全体像は、コンテンツ管理システム開発の完全ガイドもご覧ください。

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コンテンツ管理システムのパートナー選びが重要な理由

サイト要件、運用体制、費用範囲、保守範囲を4枚のカードで整理した図。
条件をそろえると、各社の提案を同じ土台で見比べられます。

コンテンツ管理システムは、Webページを作るための道具にとどまりません。記事や画像、PDFなどを誰が登録し、誰が承認するか、いつどのチャネルへ公開するかまで管理する業務基盤です。そのため、導入費用だけでなく、公開後も無理なく運用できる設計かどうかで成果が変わります。

適切なパートナー選定が成否を分ける理由

CMSの機能を増やしても、編集担当者が更新しにくくなる場合があります。さらに、既存ページの移行漏れがあると、検索からの流入を失うこともあります。

発注側は、発注前に業務と連携の決め方を整理しておく必要があります。

  • 業務要件:登録、承認、公開の担当者と流れ
  • データ連携:API設計、権限の分離、エラー時の再送方法
  • 支援範囲:製品の選定と業務整理、どちらを任せるか

会員や商品のデータを連携する案件では、データの正本をどこに置くかも決めておきたいところです。

製品に詳しい会社と、業務要件を整理して開発する会社では得意領域が異なります。そのため、どちらの会社に何を頼むかを、候補を比べる前に考えておくとよいでしょう。

発注前に確認すべきポイント

候補会社を比べる前に、サイトと運用の条件を一つの要件書にまとめておきます。

  • サイト要件:種類、ページ数、移行元、外部連携、公開希望時期
  • 運用体制:更新担当者・承認者の人数と更新頻度
  • 費用範囲:構築、ライセンス、月額利用料、サーバー、CDN、WAF
  • 保守範囲:移行、脆弱性対応、バックアップ復元テスト

候補会社には同じ要件書を渡します。そのうえで、対応範囲と別途費用の境界をそろえておくと、提案の差が見えてきます。

ポイント

迷ったときは、各社が同じ要件書に同じ条件で答えているかを見ると判断しやすくなります。要件書を先に固めておくと、提案の差が見えやすくなります。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援する会社です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、業務要件に合わせて柔軟に対応します。

ビジネスの成果につながる仕組みづくりと、システムの定着に強みがあります。営業や顧客の領域から、生産、販売管理まで、幅広い基幹システムの構築・導入実績があります。

特徴と強み

riplaは、CMSの導入そのものより、業務成果につながる運用設計から考えます。部門ごとの作業や承認に合わせて、役割別の権限や承認経路を設計できます。

  • 承認設計:営業の登録、マーケティングの確認、責任者の承認という流れ
  • 連携設計:会員、商品、問い合わせ、基幹データとのつながり

将来連携する可能性がある場合も、データ項目やAPIの境界を先に整理しておけば、後から作り直すリスクを抑えられます。

得意領域・実績

企業ごとの業務要件に合わせて、営業や顧客、生産、販売管理などの基幹業務を含むシステム構築を相談できます。

社内の更新業務や既存システムとの接続を見直したい企業に向いています。相談時には、コンテンツの種類と承認者、移行データ、連携候補を伝えます。さらに、公開後に自社で行いたい作業も伝えておくと、構想段階から具体的な提案を受けられます。

シックス・アパート株式会社|Movable Typeを中心に企業サイトを支援

シックス・アパート株式会社は、CMSソフトウェアとクラウドサービスを提供します。主力製品は、Movable Typeと、クラウド型のMovableType.netです。

製品を選んだうえで、導入支援会社に構築を頼む方法もあります。長期運用では、製品のサポート範囲と構築会社の担当範囲を確かめておく必要があります。

特徴と強み

2026年1月の公式資料では、国内5万社以上のWebサイト構築に活用されたと説明されています。対象は、企業や自治体、教育機関、官公庁などです(出典:シックス・アパート株式会社「Movable Type 9」プレスリリース、2026年)。

  • 利用実績:企業・自治体・教育機関・官公庁などのWebサイトで利用
  • 事例確認:実績を重視する場合は、自社と同じ業界、サイト規模、更新人数の事例

得意領域・実績

企業サイトやオウンドメディアを安定して運用したい企業や、編集者と承認者を分けたい組織に向いています。

  • クラウド型:サーバー管理や更新作業の負担を抑えやすい
  • 構築時の確認:移行ページ、リダイレクト、検証環境、復元方法

クラウド型を選ぶ場合は、データ出力や独自機能、フォームや会員基盤との連携範囲も確かめておきます。

ポイント

企業サイトを長く安定運用したいなら、製品のサポート範囲と構築会社の担当範囲を合わせて確かめるとよいです。国内の利用実績は、同じ業界や規模の事例で見るほうが参考になります。

アルファサード株式会社|ワークフローや大規模運用に対応するPowerCMS

アルファサード株式会社は、商用CMSのPowerCMSを開発・提供しています。企業サイトや大規模な情報発信サイトの運用に向いた機能を備えています。

編集、承認、公開の流れを管理したい組織は、候補として検討できます。構築やコンテンツ移行、外部連携を担うパートナーも含めて、体制を確かめます。

特徴と強み

PowerCMS公式価格表では、2025年1月購入分から、各版の税込初期費用が示されています。

  • スタンダード版:44万円
  • プロフェッショナル版:88万円
  • エンタープライズ版:132万円
  • アドバンスト版:264万円

価格には初年度の年間サポートが含まれています(出典:アルファサード株式会社「PowerCMS 価格表」、2025年改定)。2年目以降のサポートライセンスは、初期費用の20%です。

制作費や移行費、サーバー費は別途かかります。そのため、ライセンス価格だけで導入総額を判断しないよう注意が必要です。

得意領域・実績

複数の部署でレビューや承認を必須にしたい企業や、会員制サイトや複数サーバーでの運用を検討する企業に向いています。

  • 機能:ワークフロー強化やフィールドブロックビルダーを案内
  • 脆弱性診断:アプリケーションの診断も案内(出典:アルファサード株式会社「PowerCMS 7の新機能」)
  • 導入時の確認:機能をすべて入れると運用が複雑になるため、編集者が使う画面での試用
  • 初回リリース:必須の承認ルールだけを含む設計

ポイント

導入費用を比べるときは、ライセンス価格に制作費や移行費、サーバー費を加えて考えると、総額を見誤りにくくなります。複数部署の承認が必要なら、初回は必須の承認ルールに絞るのが現実的です。

株式会社microCMS|APIで複数チャネルへ配信するヘッドレスCMS

株式会社microCMSは、コンテンツをAPIで配信するヘッドレスCMS「microCMS」を提供します。管理画面と表示画面を分けられる点が特徴です。

Webサイトだけでなく、スマートフォンアプリや社内ポータル、デジタルサイネージにも配信できます。同じコンテンツを複数のチャネルに届けたい場合に検討できます。ただし、フロントエンドの開発は別途必要です。

特徴と強み

公式発表によると、microCMSの利用企業数は2026年5月に15,000社を突破しました(出典:株式会社microCMS「利用企業数が15,000社を突破」、2026年5月)。

  • 利用先:コーポレートサイト、サービスサイト、オウンドメディア、ECサイト
  • 利用先・機能:モバイルアプリや社内ポータル、AIによるコンテンツレビュー
  • 導入時の確認:編集者のプレビューや予約公開の方法を、実績数と合わせて見る

得意領域・実績

既存のWeb技術を活かして表示速度やデザインの自由度を高めたい企業に向いています。同じコンテンツは、アプリや多言語サイトにも再利用できます。

  • 運用設計:プレビュー、キャッシュ更新、障害時表示、権限管理
  • 検索対応:検索エンジン向けメタ情報の管理
  • 移行設計:記事、画像、カテゴリ、公開日、URL、リダイレクト

WordPressなどから移る場合は、上記の情報をどの単位で変換するかを、事前に決めておく必要があります。

株式会社サイト・パブリス|国産CMSで企業サイトや社内ポータルを構築

株式会社サイト・パブリスは、国産CMS「SITE PUBLIS」を自社で開発・提供しています。企業やサービス、会員サイトの導入、社内ポータルの構築、機能開発を相談できます。

製品ベンダーに相談すれば、標準機能と追加開発の範囲を分けて考えられます。

特徴と強み

公式サイトでは、企業、サービス、会員サイトや社内ポータルなどで650社以上の実績を案内しています(出典:株式会社サイト・パブリス「SITE PUBLIS」公式サイト、2026年確認)。また、2025年公開の製品資料では、2003年に発売された純国産の商用CMSであり、自社で開発・保守・サポートを行うと説明しています。

発注側は、サポート窓口や更新方法、障害時の連絡経路が自社の基準に合うかを確かめます。

得意領域・実績

企業サイトに加えて、会員向け情報や社内情報も同じ基盤で管理したい企業に向いています。ただし、650社以上という実績の数だけで決めないことが大切です。

  • 移行・連携:既存CMS、会員DB、社内認証との接続
  • 運用条件:部署別権限、複数サイト、アクセシビリティの責任範囲

導入事例は、ページ数と更新者数が近いものを提示してもらいます。承認フローや公開頻度が近い事例も、同じように示してもらいます。

株式会社レイメイソリューション|CMS構築からサーバー運用まで支援

株式会社レイメイソリューションは、CMS導入やWebシステム、サーバー構築・管理を支援する開発会社です。CMS製品を提供する会社とは役割が異なります。

Movable TypeやWordPressによるサイト構築、HTMLの適用、データのインポートを相談できます。運用環境の整備まで一社にまとめて任せたい企業に適しています。

特徴と強み

公開事例を見ると、CMS構築の内容と費用の条件がわかります。

  • 構築内容:Movable TypeとWordPressを使い、サーバー・CMS構築、HTMLデザイン適用、記事データの取り込み
  • 事例の条件:工期4か月、初期費用150万〜400万円

この事例はデザインとHTMLを受け取った後の条件で、追加開発と運用サポートは別途かかります(出典:J-GoodTech掲載「企業系ポータルサイトのCMS化」、株式会社レイメイソリューション)。この金額は特定の事例にあてはまる条件のもので、CMS導入全体の相場を示すものではありません。

得意領域・実績

社内で作成したHTMLをCMSに組み込みたい企業や、サーバーと運用環境も含めて一社に相談したい企業に向いています。

  • 管理者:サーバー契約、DNS、SSLの担当者
  • 復旧・保全:バックアップ先、脆弱性対応、障害時の復旧目標

制作会社とサーバー会社が別々の場合は、障害時の原因の切り分けと、どこまでを誰が受け持つかを契約書に書いてもらいます。

コンテンツ管理システムのパートナー選びのポイント

実績と経験、技術力と専門性、プロジェクト管理体制の3観点を示す図。
事例・技術・進行体制を並べると、価格以外の違いも捉えやすくなります。

6社は、業務システム全体の設計やCMS製品の提供、ヘッドレス配信、国産パッケージなど、得意領域が異なります。最適な会社は、実績社数の多さよりも、自社の運用条件と将来計画に合う会社です。

同じ質問票で各社に確認すれば、価格だけでは分かりにくい違いを比べられます。

実績と経験の確認方法

導入社数よりも、業種やページ数、更新者数など、自社に近い事例を確かめます。

既存サイトを移行する場合は、URLを保ったまま記事を変換し、画像を配置し直す必要があります。あわせて、古いURLからのリダイレクトと、検索順位への影響も確かめます。

  • 事例条件:業種、ページ数、更新者数、移行元、公開期限、外部連携
  • 移行内容:記事変換、画像の配置し直し、旧URLの転送、検索順位の確認

可能であれば、同じCMSを導入した顧客の公開事例も確認します。加えて、導入後の運用体制まで説明してもらいます。

技術力と専門性の評価

技術力は、対応できる製品名の数よりも、要件に応じた構成を選んで、そのリスクを説明できるかで評価します。

  • 一体型CMS:更新者が少人数の企業サイトで扱いやすい
  • ヘッドレスCMS:Webとアプリへ同じデータを配信する場合に候補
  • API連携:認証方式、データの正本、同期頻度、失敗時の再処理、監視方法を確認
  • アクセシビリティ:JIS X 8341-3:2016やWCAG 2.2のうち、対象とする基準の範囲

プロジェクト管理体制の確認

CMS開発では、発注後にページ数や承認ルールが増えやすいものです。そのため、要件定義と変更の扱いを確認します。

  • 進行管理:担当者の役割、定例会議の頻度、課題管理
  • 公開管理:受入テストの責任者、公開判定の手順、問い合わせ窓口

仕様が固まっていない場合は、必須機能を先に公開し、追加開発は別の段階に分ける方法もあります。

IPAが2026年3月に公開した中小企業向けガイドライン第4.0版では、情報セキュリティ6か条に「バックアップを取ろう」が加わりました。また、安全なWebサイト運用も診断項目に追加されています(出典:IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」、2026年)。

このため、CMSのアップデートに加えて、管理者アカウントの多要素認証や操作ログも確認します。バックアップの世代管理、復元訓練、脆弱性が見つかったときの連絡時間も確かめます。

ポイント

価格より先に、各社の事例条件や技術の説明、進行と公開の体制を同じ質問票で比べると、違いが見えやすくなります。実績社数の多さだけで候補を決めないことも、判断の目安になります。

よくある質問(FAQ)

導入費用や期間、CMSの種類、開発会社とベンダーの違いについて、相談前に知っておきたい点を取り上げます。

コンテンツ管理システムの開発費用はいくらですか?

クラウドCMSは、利用料だけなら月額で始められます。一方で、初期設定やデザイン、移行を含めると費用は変わります。フォームや権限設定、外部連携も、費用に影響する項目です。

  • 公開事例:初期費用150万〜400万円

この事例はデザインとHTML受領後のCMS導入で、工期は4か月です。追加開発と運用サポートは別途です(出典:J-GoodTech掲載の株式会社レイメイソリューション事例)。

要件をそろえたうえで、初期費用と5年分の運用費を分けて見積もる必要があります。

企業サイトにはどのCMSを選べばよいですか?

更新担当者がページを編集し、承認後にWeb公開する用途なら、一体型CMSや商用パッケージが候補です。一方で、Webやアプリ、サイネージへ同じ構造化コンテンツを配信するなら、ヘッドレスCMSが候補になります。

製品より先に、更新者数や承認フロー、連携先を整理して比べます。加えて、セキュリティ要件や将来の配信先も含めて考えます。

CMSベンダーと開発会社はどちらに相談すべきですか?

相談先は、確認したい内容や任せたい業務によって選びます。

  • CMSベンダー:製品の機能やライセンス、標準サポートを確認
  • 開発会社:業務整理、デザイン、独自開発、既存サイトの移行、サーバーや基幹システムとの連携

両者に相談する場合は、要件定義や移行、テスト、公開後の保守の担当を体制図で確かめ、責任の抜け漏れを防ぎます。

ポイント

費用は初期費用と運用費を分けて見積もり、CMSの種類は更新の体制と配信先で選びます。相談先は、製品の機能を確認したいのか、業務全体の設計を任せたいのかで選びます。

まとめ

開発会社は、製品の知名度や価格だけでなく、更新担当者が使い続けられるか、既存コンテンツを安全に移せるかも基準にして選びます。さらに、必要な外部連携や公開後の保守、セキュリティを任せられるかも確かめます。

6社には、業務設計やCMS提供、ヘッドレス配信の役割があります。国産製品やサーバー構築の役割も含まれます。

要件別の候補の絞り込み

要件の優先順位を決めてから、複数社に同じ条件で相談します。

  • 運用:企業サイトやオウンドメディアの安定運用、複数部署の承認フロー
  • 連携・配信:会員・商品・基幹システムとの連携、アプリや多言語サイトへの配信
  • 見積もり:ライセンス、月額費用、移行、追加開発、保守を分けて確認
  • 追加確認:バックアップやアクセシビリティ検証の範囲と、想定外の支出の防止

相談前に整理しておきたい項目

相談の前に、サイトや運用の情報を一枚にまとめておきます。

  • サイト要件:目的、コンテンツの種類、ページ数
  • 体制・連携:更新者と承認者、移行元、連携先
  • 公開・運用:公開希望時期、セキュリティ基準、公開後の運用担当

株式会社riplaなどの候補会社へ相談すれば、CMSの導入そのものより、業務に定着して成果につながるシステムの設計から考えてもらえます。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。