C++のシステム開発会社は、C++を使えるかだけでなく、機器制御・画像処理・高速計算など、C++を使う理由に合う会社を選ぶことが重要です。
製造ライン、医療機器、検査装置、POS、IoTエッジ、既存C++資産のWeb化など、C++が関わるシステム開発は案件ごとに必要な経験が異なります。この記事では、株式会社riplaを最初に、公開情報で実在と得意領域を確認できる5社を加えた6社を紹介します。会社ごとの向き不向き、見積もり前の確認事項、安全性や保守の見極め方まで整理します。
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・C++のシステム開発の完全ガイド
C++のシステム開発でパートナー選びが重要な理由

C++のシステム開発では、言語の知識だけで成果物を完成させることは難しいです。対象機器、OS、コンパイラ、通信方式、データベース、現場の運用、障害時の安全動作までを一つの計画に落とし込む必要があります。
業務要件と技術要件を同時に扱う必要があるためです
C++が得意なのは、処理速度やメモリ効率が求められる部分、ハードウェアに近い制御、画像・動画処理、数値計算、マルチスレッド処理などです。一方、認証、ワークフロー、帳票、マスタ管理までをC++だけで構築する必要はありません。C++の処理エンジンをAPIやメッセージ連携で公開し、Web画面やクラウドの標準技術と組み合わせる設計が現実的です。業務のどの部分を高速化し、どの部分を標準化するかを説明できる会社が、発注先の候補になります。
実機試験と長期保守まで確認する必要があるためです
実機を接続するシステムは、開発環境で動けば終わりではありません。通信断、電源断、センサー異常、想定外の入力、負荷集中、OS更新後の挙動を確認する必要があります。さらに、担当者の退職後もビルドできるよう、ソースコードだけでなく設計書、依存ライブラリ、コンパイラのバージョン、テスト手順、障害復旧手順を残すことが重要です。候補会社には、過去の開発実績だけでなく、現行の保守担当者と契約終了後の引き継ぎ方法まで質問してください。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの強みは、技術選定を先に決めるのではなく、業務上の成果からシステムの構成を考えられる点です。C++を使うべき処理がある場合でも、C++のコアロジックとWeb画面、API、データベース、クラウド運用を分けて検討できます。既存システムの置き換えでは、現場で使われているExcelや手作業、例外処理を確認し、機能一覧だけでは見えない運用要件を整理することが大切です。C++資産を残す部分と、標準的な仕組みに移す部分を切り分けたい企業に向いています。
得意領域と相談時の確認事項
営業、顧客、生産、販売管理など、複数部門をまたぐ業務システムの企画や導入を相談したい場合に候補となります。C++の実機制御そのものを依頼する場合は、対象OS、コンパイラ、既存コードの規模、機器仕様、必要なテスト体制を提示し、対応可能な技術パートナーとの分担も含めて確認してください。問い合わせでは、「C++の処理部分と業務Web部分を分けた構成にできるか」「設計書とテスト証跡をどこまで納品するか」「将来別会社へ保守を移せるか」を聞くと、支援範囲を具体化しやすいです。
ソーバル株式会社|組み込み・制御・ファームウェアに強い独立系企業

ソーバル株式会社は、組み込み・制御・ファームウェア開発を主要領域として公開している企業です。公式サイトでは、C言語・C++、組み込みLinux、iTRONなどを使った開発領域を示しており、機器やデバイスに近いソフトウェアを含む案件で比較しやすい会社です。
特徴と強み
組み込み開発では、CPUやメモリの制約を考えた設計、割り込みやマルチスレッドの制御、ドライバとアプリケーションの境界設計が重要です。ソーバルは公式の事例紹介で、VC++・MFCを用いたデジタルカメラ関連ツールや、Objective-C/C++による画像・動画解析アプリなどを紹介しています。単なる業務画面の開発ではなく、カメラや映像などのデバイス特性を理解した実装が必要な案件で、技術面を確認する価値があります。
得意領域と相談時の確認事項
デジタル機器、カメラ、映像処理、センサー、ファームウェアなど、ハードウェアを伴うC++システムを相談したい企業に向いています。問い合わせ時は、対象CPU、RTOSまたはLinuxの種類、C++標準、リアルタイム性の許容値、量産後の不具合対応を確認してください。既存コードの改修では、MFCや古いコンパイラ、独自ライブラリが残っているかを事前に伝え、現行環境を維持する案と段階的に更新する案の両方を比較すると安全です。
株式会社アステック|医療・検査装置の制御開発に対応

株式会社アステックは、組み込みシステムや制御技術の開発実績を公式サイトで公開している企業です。医療用検査装置、業務用オーブン、X線検査器など、センサーやアクチュエータを連携させて装置を動かす案件を検討する際に、具体的な事例から適性を確認できます。
特徴と強み
公式の実績紹介では、医療用検査装置について、サンプル搬送、試薬投入、かくはんなどを制御して自動検査を行う装置を開発したと説明されています。開発期間は10か月、ターゲットOSはT-Kernel、開発言語はC言語とC++です。医療・検査分野では、画面が表示されるだけではなく、装置が決められた順序で安全に動作し、異常時に停止・通知・復帰できることが求められます。アステックの公開事例は、こうした実機制御の観点を持つ会社を探す際の具体的な比較材料です。
得意領域と相談時の確認事項
医療機器、検査装置、製造設備など、動作シーケンスや計測結果の信頼性が重要な案件で候補になります。相談時は、対象装置の構成図、入出力信号、異常状態の一覧、停止時の安全動作、校正の方法、ログの保存期間を準備してください。医療分野で必要な規格・文書・トレーサビリティの範囲は案件ごとに変わるため、対応実績を一括りにせず、対象製品と規制区分を示して確認することが大切です。
株式会社メタテクノ|組み込み・画像処理・IoTを一体で支援

株式会社メタテクノは、組み込みソフトウェア、デバイスドライバ、通信、画像処理、クラウドアプリケーションなどを扱うソフトウェア開発企業です。公式情報では、プリンター制御や通信・画像処理の経験を活かしたファームウェア開発、OSポーティング、センサーからクラウドへのデータ連携までを紹介しています。
特徴と強み
メタテクノの特徴は、装置側のC/C++やファームウェアだけでなく、通信、サーバ、PC・スマートフォンの可視化までを含めて構成を考えやすい点です。公式の採用情報では、制御系エンジニアの技術としてC、C++、組み込みLinux、画像処理、モーター制御、マルチプロセス・マルチスレッドなどが示されています。公式サイトの情報は会社全体の対応領域を示すもので、個別案件の受注可否を保証するものではないため、現行チームの経験は提案時に確認してください。
得意領域と相談時の確認事項
センサーや端末からデータを集め、エッジ側で処理し、クラウドで管理・可視化するIoTシステムに向いています。公式サイトでは、過去3年で累計200件以上の組み込みソフトウェア開発、医療・車載・産業機器に特化した実績を掲げるページも確認できます。これらの数字は公式掲載情報に基づくため、対象案件にそのまま当てはまると決めつけず、類似機器、採用OS、クラウド環境、通信断時の再送、ファームウェア更新とロールバックの実装範囲を提案書で確認してください。
株式会社アクテック|業務系と既存C++資産の橋渡しを相談しやすい会社

株式会社アクテックは、業務系オープン・Webシステムや金融機関向けのオープン化パッケージ、銀行向け基幹システムなどを掲げる企業です。公開されている会社案内には、UNIX-C、C++、VC・VC++などの対応言語が記載されています。古いC++資産を持つ企業が、業務システムや基幹連携を含む刷新先を探す場合に、比較対象として確認できます。
特徴と強み
既存のC++やC系の業務資産を一気に捨てるのではなく、周辺機能をWeb化し、データ連携を整理し、段階的に更新する案件では、業務知識と旧来技術の両方を確認する必要があります。アクテックの公開資料は古い情報を含むため、言語名の記載だけで現在の体制を判断してはいけません。現行のC++案件数、対応可能な標準規格、WindowsやUNIX系の保守経験、設計書が不足したシステムの解析方法を直接質問してください。
得意領域と相談時の確認事項
金融、製造、流通など、C++の既存資産と業務システムの連携を検討する企業で候補になります。特に、データ移行、夜間バッチ、外部システム接続、権限や監査ログなど、言語以外の業務要件が多い案件では、業務側の担当者と技術者が同じ計画を共有できるかが重要です。会社案内に掲載された対応言語は、過去または会社全体の実績を示す情報です。2026年時点の担当体制と具体的な類似事例は、必ず問い合わせで更新確認してください。
テクマトリックス株式会社|C++開発の品質保証・テスト基盤を支援

テクマトリックス株式会社は、C++の受託開発会社というより、C/C++testを中心に静的解析、単体テスト、カバレッジ計測、実行時メモリエラー検出などを支援するベンダーです。開発会社と組み合わせて、C++システムの品質基準やテスト自動化を整えたい企業にとって、6社目の比較対象になります。
特徴と強み
公式情報では、C++11、C++14に加えてC++17、C++20の記法を認識し、静的解析や単体テストを行えると説明されています。また、MISRA、AUTOSAR、CERT、CWEなどの規約に基づくコーディング支援や、カバレッジ計測にも対応しています。C++23が現行のISO標準で、C++26が進行中であるため、最新規格を採用する案件では、コンパイラと解析ツールが使う機能に対応しているかを個別に確認する必要があります。出典はStandard C++公式「The Standard」とテクマトリックス公式製品情報です。
得意領域と相談時の確認事項
車載、産業機器、医療機器など、欠陥の早期発見や規約遵守を説明する必要があるC++開発で有効です。CISAとFBIは2025年2月のSecure by Design Alertで、バッファオーバーフローがデータ破損、情報漏えい、クラッシュ、不正なコード実行につながる重大なリスクを指摘しています。C++を使う案件では、静的解析だけでなく、サニタイザ、ファジング、依存OSSの脆弱性確認、コードレビュー、実機試験までを品質計画に含めることが重要です。
C++のシステム開発パートナーを選ぶポイント

6社は同じ種類の会社ではありません。riplaは業務要件整理とシステム定着、ソーバルは組み込み・制御、アステックは医療・検査装置、メタテクノは組み込みからIoT連携、アクテックは既存業務資産、テクマトリックスは品質保証というように、得意領域が異なります。自社の課題を「C++の開発」と一言でまとめず、次の観点に分解して比較してください。
類似案件の実績を技術要素まで確認します
「C++対応」という一文だけでは比較できません。実績を聞くときは、C++の標準規格、コンパイラ、OS、CPU、GUI、通信方式、データベース、接続機器、実機試験の有無を確認してください。画像処理でも、カメラからの入力、前処理、推論、結果表示、保存、異常時の扱いでは必要な知識が異なります。既存システムの保守なら、MFC、Qt、独自フレームワーク、古いビルド環境、第三者ライブラリのライセンスまで質問すると、提案の現実性を判断しやすいです。
RFPには処理性能と障害時の動作を数値で書きます
要件定義では、処理時間、同時接続数、1分あたりの処理件数、許容データ欠損数、復旧時間、稼働時間、対象OS、対応する機器の台数を明記してください。たとえば「高速に処理する」ではなく、「画像1枚を何ミリ秒以内に処理する」「通信断から何分間のデータを保持する」「電源復帰後何分以内に再開する」と書くことで、各社の見積もりを同じ条件で比較できます。画面数や機能数だけで見積もると、実機調整や性能試験が後から追加されやすいです。
初期費用だけでなく納品物と保守を比較します
C++案件の費用は、コード量だけでなく、ハードウェア接続、現地試験、性能試験、OSやコンパイラの差異、第三者ライブラリ、移行、教育で変わります。一般的な業務システムでは、小規模が100万〜500万円、中規模が500万〜3,000万円、大規模な基幹システムが3,000万円〜1億円以上という公開相場があります(出典: ripla「業務システム開発の費用相場」、2026年確認)。C++の実用システムでは、PoC・小改修を100万〜400万円、小規模を400万〜1,500万円、中規模を1,500万〜6,000万円程度と置くことがありますが、これは公開相場と人月単価から算出した実務上の推定であり、確定価格ではありません。
見積もりには、要件定義、設計、実装、単体・結合・性能・実機テスト、移行、運用引き継ぎを分けて記載してもらいます。初期費用だけでなく、年間保守、監視、クラウド、機器交換、脆弱性対応、追加OS対応、現地訪問を3〜5年分で確認してください。納品物はソースコードだけでなく、設計書、テスト仕様書と結果、ビルド手順、CI設定、依存OSS一覧、第三者ライセンス、障害時の復旧手順まで含めると、将来のベンダーロックインを抑えやすいです。
よくある質問(FAQ)

C++の会社選びでは、言語の選択だけでなく、既存資産、実機、業務、品質、保守をまとめて確認することが大切です。ここでは、発注前に特に相談されやすい質問に回答します。
C++で業務システムを開発するメリットは何ですか?
高速計算、画像処理、機器制御、低遅延処理、既存ライブラリの活用が必要な部分では、C++が有力な選択肢になります。ただし、認証や帳票など標準化しやすい機能までC++で作る必要はないため、Webやクラウドの技術と組み合わせる前提で判断することが適切です。
既存の古いC++システムをWeb化できますか?
可能です。既存のC++コアをAPIやC言語互換の境界で包み、画面や認証、データ管理を別のWeb技術に移す段階的な方法があります。最初に全置換を決めるのではなく、テストを追加し、依存関係を可視化し、変更頻度と障害影響の高い部分から分離してください。ビルド環境が再現できない場合は、コンパイラやライブラリを固定した環境の再構築から始めることが安全です。
C++のシステム開発費用はどのくらいですか?
小規模なPoCや改修で100万〜400万円程度、中規模で1,500万〜6,000万円程度が一つの推定レンジですが、請負価格は要件によって変わります。機器の種類、実機台数、性能試験、医療・車載などの規格、現地展開、既存コードの解析があると上振れしやすいです。複数社に同じRFPを渡し、初期開発費と3〜5年の保守費を分けて比較してください。
C++のメモリ安全性や脆弱性はどう対策しますか?
静的解析、コンパイラ警告、AddressSanitizerなどのサニタイザ、単体テスト、ファジング、コードレビュー、依存OSSのSBOMとCVE確認を開発工程に組み込みます。バッファオーバーフローは情報漏えいや不正なコード実行につながるため、CISAとFBIも設計・開発段階での予防と緩和を求めています。発注時は、検査項目、合格基準、脆弱性発見後の修正期限、リリース後のパッチ提供体制まで契約に明記してください。
まとめ

C++のシステム開発会社は、C++対応という言語名だけでなく、作るシステムの特性で選ぶことが大切です。業務要件の整理や定着支援なら株式会社ripla、組み込み・カメラ・制御ならソーバル株式会社、医療・検査装置なら株式会社アステック、組み込みからIoT・クラウドまでなら株式会社メタテクノ、既存の業務系C++資産なら株式会社アクテック、品質保証やテスト基盤ならテクマトリックス株式会社が比較候補になります。
ただし、公開されている実績は会社全体または過去の案件を示す情報です。問い合わせ時には、C++標準、コンパイラ、OS、実機、性能、テスト、納品物、保守担当を確認し、自社のRFPと照合してください。C++を残す部分と標準技術に寄せる部分を整理してから複数社に相談すると、初期費用だけでなく、運用・保守を含めた長期的に無理のないシステムを選びやすくなります。
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・C++のシステム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
