顧客管理システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

顧客管理システムの開発会社は、業務理解と既存システムとの連携を中心に、セキュリティと運用体制も加えて比べると選びやすくなります。

顧客情報は複数の部門で使うため、機能だけでなく現場に定着する設計かどうかも確認します。信頼できる6社の特徴と、選定時の確認ポイントを紹介します。

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顧客管理システム開発完全ガイドはこちらを参照できます。

顧客管理システム開発パートナー選びの重要性

業務要件に応じたCRM開発方式として、標準的な業務範囲に向くSaaS型CRMと、業種固有の複雑な業務に対応するカスタム開発を対比した図解。
業務の複雑さを軸に、候補となる開発方式を整理できます。

顧客管理システムは、営業担当者が毎日使う中核のツールです。システムの品質が低いと、現場で使われない問題が起きます。顧客情報の入力が煩雑になり、商談履歴や分析レポートも活用できません。さらに、営業効率や顧客満足度にも影響します。

基幹システムとの連携不備は、二重入力や情報の断絶を招きます。また、導入後に現場で使われないリスクもあります。適切なパートナーを選ぶことは、システム開発の成否だけでなく、営業プロセス全体の競争力強化につながる重要な経営判断です。

適切なパートナー選定が成否を分ける理由

業務に合う会社かを見極めるには、技術の説明だけでなく、現場で使い続けられる条件も確かめます。

  • 業種適合:BtoB・BtoCや業界固有の要件を理解しているかどうか
  • 現場定着:入力や引き継ぎまで含めて使い方を設計できる
  • 連携設計:ERP・SFA・MAなどとの情報のつながりを整理する力

顧客管理システム開発が失敗する主な原因は、業務を深く理解していない会社に依頼することです。技術力が高くても、現場で使われないシステムになることがあります。

重視される機能は業態で変わり、BtoBでは商談パイプライン管理、BtoCでは購買履歴や会員管理が中心になります。さらに、製造業・金融業・不動産業では、案件ステータスやリード育成などの固有要件もあります。

発注前には、自社の業種・規模での開発実績があるかを確かめましょう。

SaaS型CRMとカスタム開発の選択基準

SaaSと個別開発を比べるときは、今の機能だけでなく、連携や将来の費用まで見通します。

  • 既製品の適合:Salesforce・HubSpot・kintoneで要件を満たせるかどうか
  • 個別要件:複雑な業務ロジックや基幹連携の有無
  • 投資判断:月額費用とカスタム開発費を長期で比べる

発注前には、まずSaaS型CRM(Salesforce・HubSpot・kintoneなど)で対応できるかを確かめます。SaaS型は月額数千円〜数十万円の費用がかかる一方、導入が速く、初期費用も抑えやすい選択肢です。

業種固有の複雑なロジックが多い場合は、カスタム開発が選択肢になります。また、既存の基幹システムと密接に連携する場合にも有効です。

SaaSの長期費用が300万〜2,000万円の開発費を上回る場合や、CRMを競合との差別化に使う場合は、カスタム開発も候補になります。

ポイント

業務が標準的な範囲に収まるならSaaSを、業種固有の複雑な業務や基幹システムとの密接な連携が必要ならカスタム開発を候補にすると、比べる観点が定まります。

株式会社ripla|業務コンサルから開発まで一気通貫の支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスの成果を生み出すことと、システムを現場に定着させることの両方に強みがあります。

営業・顧客・販売管理など幅広い業務システムで、構築と導入の実績があります。また、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

riplaの支援範囲を見るときは、業務整理から開発後の定着まで一続きで確認します。

  • 一体支援:業務整理と開発を同じチームで担う体制
  • 定着重視:現場で使われる運用まで見据えた設計
  • 比較支援:SaaSと個別開発の必要性から検討できる

riplaは要件定義の段階から現場業務の整理や改善提案を行い、「使われるシステム」をつくることを重視しています。

特に、営業パイプライン管理、コンタクト履歴の可視化、既存基幹システムとのAPI連携設計には定評があります。さらに、自社開発テンプレート「Boxシリーズ」を活用したAI駆動開発により、フルスクラッチより低コスト・短期間での開発も可能です。

SalesforceやHubSpotなど既製CRMと比べたうえで、個別開発が必要かどうかも判断します。

得意領域・実績

製造業・不動産業・ITサービス業・医療・介護など、顧客管理の要件が複雑な業種での開発実績が豊富です。

Excelや紙の顧客情報を移行できるほか、SFA連携やMAツールとの接続にも対応します。さらに、業務改善につながる開発である点も強みです。

中堅・中小企業から上場企業まで幅広い規模に対応しています。初めてCRMを発注する場合でも、相談しやすい体制が整っています。

株式会社WanoSoftジャパン|直感的UIと業務フロー設計に強み

WanoSoftジャパンは、直感的に操作できるWebシステムを得意としています。

Excelから移行する場合でも、使いやすい画面を設計します。

営業担当者が顧客情報や商談情報を入力・参照しやすい構築実績があります。ユーザーの定着を高めるUX設計と、業務フロー全体の要件整理に強みがあります。

特徴と強み

WanoSoftジャパンの提案では、現場担当者が毎日触る画面と入力の流れを先に確認します。

  • 操作性:現場担当者が入力しやすい画面の設計
  • 移行対応:Excelや既存ツールからの移行への配慮
  • 柔軟性:一覧表示やカスタム項目の要望への対応

WanoSoftジャパンは、現場で使い続けられる設計を重視しており、業務要件の整理とUI設計の両面に強みがあります。

顧客管理は、導入後に入力されない失敗が起きやすい領域です。そのため同社は、入力の流れや必須項目を整えて、現場への定着を高めます。さらに、スマートフォン対応も提案します。

グリッド形式の顧客一覧表示や、カスタムフィールドの柔軟な追加など、現場から要望が出やすい機能にも迅速に対応できる開発体制が整っています。

得意領域・実績

卸売業やサービス業、BtoB製造業など、営業担当者が多く顧客数が数千〜数万件規模の企業での顧客管理システム開発実績が豊富です。

Excelや顧客台帳からの移行、名寄せに対応します。

担当者・案件・履歴を一画面で確認できるUIも設計します。

株式会社Sun Asterisk(サン・アスタリスク)|大規模・エンタープライズ向けCRM開発に強み

Sun Asteriskは、テクノロジーとクリエイティブの力でビジネス変革を支援する総合開発会社です。国内外に開発拠点を持ち、大規模なシステム開発から中規模の業務システムまで幅広い実績があります。

顧客管理システムの分野では、ERP・SFA・MAツールと深く連携するエンタープライズ向けCRMの設計・開発に強みがあります。

同社は、エンジニア・デザイナー・ビジネスコンサルタントが一体となった体制で、技術品質とビジネス成果の両方を追求しています。

特徴と強み

Sun Asteriskを検討する場合は、個別機能だけでなく、既存の基幹環境とのつながりを評価します。

  • 基幹連携:ERPやSalesforceを含む全体構成の設計
  • 大規模対応:企業規模の大きいCRM案件への対応
  • 安全性:個人情報や海外展開を含む要件への配慮

Sun Asteriskは、ERP(SAP・Oracle・Microsoft Dynamics)やSalesforceと連携できます。顧客管理システムを、既存の基幹システム全体のアーキテクチャを踏まえて設計することを得意としています。

同社は、個人情報保護法・GDPR対応など、コンプライアンス要件が厳しい大企業の顧客データ管理にも対応できるセキュリティ設計力を持ちます。

グローバル展開を視野に入れた多言語・多通貨対応の顧客管理システム開発にも実績があります。

得意領域・実績

大手製造業・金融業・流通業・通信業を中心に、基幹業務システムのデジタル化実績があります。数千万件規模の顧客データを扱う大規模CRMにも対応しています。

SalesforceとカスタムCRMを組み合わせた構成も設計できます。さらに、顧客行動分析やチャーン予測など、AIを使う機能にも実績があります。

株式会社GeNEE(ジーン)|アジャイル開発で顧客管理システムをスピード構築

GeNEEは、スマートフォンアプリからWebシステムまで幅広いシステム開発に対応する開発会社です。顧客管理システムの分野では、MAツールやメール・カレンダーとの連携、AI活用など、最新技術を取り込んだ開発を得意としています。

アジャイル開発によるスピードと品質の両立を実現しており、スタートアップから上場企業まで200社以上の開発実績を持ちます。特に、「早く動くものを見ながら要件を固めたい」という企業に適しています。

特徴と強み

GeNEEの特徴を比較するときは、最初に必要な機能を絞り、運用後の拡張余地を見ます。

  • 短期検証:MVPで中核機能を先に確かめる進め方
  • 段階拡張:運用の反応を見たうえでの機能追加
  • 連携性:MA・メール・カレンダーなどとの接続への配慮

GeNEEはMVP(最小限の機能セット)を早期に出し、段階的に拡張します。顧客情報管理・商談管理・コンタクト履歴を、最短3〜4ヶ月でリリースできます。

運用の反応を見ながら機能を追加することで、投資対効果を高めます。また、スマートフォン向けのUI/UXや、生成AIによる顧客サマリにも対応します。

得意領域・実績

ITサービス業・SaaS企業・コンサルティング業など、プロジェクト単位での顧客管理が中心のBtoB企業での実績が豊富です。

リード管理からカスタマーサクセスまで、一気通貫で管理できます。また、Slack・Google Workspaceとの連携を含むCRMの事例もあります。

ポイント

最初から要件を固めきれず、動くものを見ながら決めたい場合は、MVPから段階的に広げる進め方が合うかどうかが判断の目安になります。

株式会社システム幹事|初めての顧客管理システム発注を丁寧にサポート

システム幹事は、システム開発の発注支援と実際の開発受託の両面で豊富な実績を持つ企業です。

顧客管理システムをはじめとする業務システムの開発案件を多数手がけており、要件定義から開発・保守まで一貫して支援できます。初めてCRMを発注する企業も支援し、RFPの作成から提案の比較まで対応します。特に、SaaSで対応すべきか、カスタム開発が必要かを判断するところから相談を受け付けている点が、中小・中堅企業に人気です。

特徴と強み

システム幹事へ相談する場合は、発注経験の少なさを補える支援範囲と比較方法を確認します。

  • 発注支援:RFP作成から提案比較までの支援
  • 中立性:業種や要件に合わせた候補会社の比較
  • 継続支援:保守・運用段階の改善相談

システム幹事の強みは、業種・業務に合わせた最適な開発会社のマッチングと、自社での直接開発の両方に対応できる点です。発注経験が少ない企業でも、専任のコーディネーターがヒアリングで要件を整理し、適切な開発会社への見積依頼や比較をサポートします。

顧客管理システムの場合、「SalesforceなどのSaaS導入で済む要件か、カスタム開発が必要な要件か」という判断支援を無料で行っている点も強みの一つです。

システム幹事は、保守・運用フェーズでの継続支援体制も整っており、リリース後の改善対応も安定して行えます。

得意領域・実績

顧客管理・営業支援・販売管理などの業務系システム開発において、豊富な実績を持ちます。Excelや紙の顧客情報をシステム化できるほか、既存ERPへのモジュール追加やkintoneのカスタマイズにも対応します。

ポイント

発注経験が少なく、SaaSで済むか個別開発が要るかから相談したい場合は、支援範囲と判断支援が自社に合うかどうかで比べると分かりやすくなります。

株式会社発注ナビ(発注ラウンジ)|中立的なマッチングで最適なベンダーを選定

発注ナビ(発注ラウンジ)は、システム開発の発注を支援するプロが、発注先の選定から交渉までをサポートするプラットフォームです。

登録会社数は2,000社以上で、大手から中小まで幅広い選択肢の中から、顧客管理システム開発に最適なベンダーを無料でマッチングするサービスを提供しています。

発注支援の実績は累計1万件以上で、幅広い企業の開発ニーズに対応しています。

特徴と強み

発注ナビを使う場合は、候補会社の数だけでなく、条件をそろえて比較できるかを確認します。

  • 候補の広さ:2,000社以上の登録会社から探せる点
  • 比較効率:同じ条件での複数社への見積依頼
  • 費用負担:発注者側は無料で相談できる

発注ナビの強みは、業種・予算・規模に応じた最適なベンダーを中立的な立場で選定する「専任コーディネーター」制度です。この制度を使えば、自力で探す手間を省けます。

発注者は、複数社へ同じ条件で依頼し、比べられます。

顧客管理システムの場合は、「CRM開発経験のある会社」「特定の業種対応実績のある会社」など、細かい条件でマッチングできます。

初めてCRM開発を発注する企業でも、リスクなく活用できます。

得意領域・実績

累計マッチング実績は1万件以上で、業務系システム全般の発注支援に詳しい会社です。

顧客管理では、Excelや紙からの移行を支援し、SaaS型CRMとの比較や既存システムとの連携にも対応します。

初めての発注でも、複数社比較による価格適正化を支援します。

顧客管理システム開発パートナー選びのポイント

開発パートナーを選ぶ際の確認項目として、業務理解、連携実績、安全性、プロジェクト管理体制と保守サポートを並べた図解。
4項目を同じ基準で候補会社に確認できます。

開発パートナーは、技術力や価格に加えて、業務理解と連携実績を中心に評価します。

開発パートナーは、個人情報の安全性や管理体制も見ます。

発注前に確認したいのは、業務理解、連携実績、安全性です。後の節で扱う4つのポイントを確認することで、失敗リスクを大幅に減らせます。

  • 業務理解:自社の業種・規模に合った提案ができるかどうか
  • 連携実績:既存のERP・SFA・会計などとの接続経験の有無
  • 安全性:個人情報の権限管理や監査体制の整備状況

業種・業務への理解度の確認

初回ヒアリングでは、「自社の業種・ビジネスモデルでどのような顧客管理の課題が多いか」「どのような解決策を提案できるか」を具体的に質問しましょう。業務理解の高い会社は、たとえばBtoBなら商談管理を、BtoCなら購買履歴や会員ランクを踏まえて、LTV向上を支援する提案をします。

技術説明だけの会社は、開発後に使えないリスクがあるため、注意が必要です。

既存システムとの連携実績の確認

顧客管理システムは、既存の基幹システム(ERP・SFA・会計)やMAツール、メールシステム、ECサイトとの連携が必要になることが多いです。そのため、自社が使っているシステムとの連携実績を確認しましょう。

連携実績のある開発会社は、API仕様の確認やデータ変換など、連携に関わるノウハウを蓄積しています。このため、スムーズで品質の高い実装が期待できます。

「連携実績はあるか」に加えて、「どんな課題があり、どう解決したか」まで確認するのが理想です。

個人情報・セキュリティ対応の確認

顧客管理システムは、個人情報保護法の対象となる情報を大量に扱います。そのため、PマークやISMS(ISO 27001)の取得状況を確認しましょう。

実装実績では、アクセス権限、通信暗号化、監査ログが重要です。バックアップの実装実績も見ておきたいところです。

漏洩時の対応フローとSLAの有無を確認することで、法的リスクと信頼低下を防ぎます。

プロジェクト管理体制と保守サポート

PMが専任で付くかを、事前に確認しましょう。進捗報告の頻度と方法、要件変更時の対応フロー、リリース後の保守・運用サポート体制についても、確かめておきたい項目です。

顧客管理システムは、リリース後も継続的な改善が必要になるため、長期的なパートナーシップを築けるかという観点で評価したいところです。

下請けへの丸投げだと、開発担当者と直接話せない場合があります。開発を自社でどこまで行うかも、確かめておきましょう。

ポイント

業務理解、連携実績、安全性のうち自社がいちばん重視する項目から候補を絞り、ヒアリングで具体的に答えられるかを見ると比べやすくなります。

まとめ

顧客管理システムの開発会社は、技術力や価格に加えて、業務理解と連携実績を中心に、個人情報の保護や管理体制も含めて総合的に評価します。紹介した6社のうち、どの会社が合うかは、自社の業種・規模・要件によって変わります。

まずはSaaSで対応できる範囲を整理し、個別開発が必要な要件を明確にします。そのうえで、3〜4社へ相談し、ヒアリングと提案内容を比べて発注先を決めましょう。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。