選挙管理システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

選挙管理システムの開発会社は、標準仕様への対応、既存システムとの連携、選挙当日の支援体制で比べると、自治体に合う候補を絞りやすくなります。

取り上げる6社は得意な領域が異なります。各社の特徴、公開契約の見方、発注前の比較軸を順に見ていきます。各テーマの詳細は関連記事もご覧ください。

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選挙管理システムのパートナー選びが重要な理由

名簿・受付、投開票、例外条件、紙運用への切り替えを並べた選挙当日の確認図。
業務機能と例外時の備えを一緒に確認できます。

選挙管理システムは、通常の業務システムよりも「間違いなく稼働すること」と「結果を説明できること」が強く求められます。選挙期日は変えられないため、障害やデータ不整合が起きた場合の復旧手順、紙運用への切り替え、操作履歴の確認までを、契約前に設計しておく必要があります。

選挙当日に止められない業務を支える理由

選挙当日に止められない業務は、名簿・受付から投開票まで同じ投票状況に関わり、通常業務にない例外条件も重なります。

  • 名簿・受付:名簿登録、入場券作成、期日前投票の受付は、同じ人と同じ選挙を扱います。
  • 投開票:当日投票の二重投票防止、投票速報、開票結果の確定は、同じ投票状況に関わります。
  • 例外条件:転入・転出・死亡などの異動、再転入や転出取消、在外投票、同日複数選挙では、通常業務にない条件が重なります。
  • 製品情報:行政システム株式会社の製品では、異動履歴の判定、バーコードによる受付、二重投票防止、共通投票所間の情報共有が論点です。

どこか一つの連携がずれると、受付の可否や集計結果の確認に時間がかかるため、現場の職員に大きな負担がかかります。そのため、導入会社には、機能を作るだけでなく、自治体の業務フローと例外処理を理解し、選挙前のリハーサルまで伴走する力が必要です。

出典は行政システム株式会社「Probono選挙投票管理システム」(2026年8月確認)です。

発注前の機能・連携・運用の比較表

提案依頼書では、機能・連携・運用の回答条件を統一します。そのため、各社の提案を同じ基準で比べられます。選挙人名簿、期日前・不在者投票、当日投票の機能を中心に、在外投票から障害復旧までを並べます。

住民基本台帳との連携方式、移行責任、端末やバーコードリーダーの台数は、同じ書式で答えてもらいます。また、LGWANやクラウドの接続条件も回答項目に含めます。

  • 標準仕様:2026年は標準化が進むため、準拠状況と改版に含まれる範囲を確かめます。
  • 独自対応:独自帳票や承認フローの追加費用、テスト、将来の更新への影響は、提案書で分けて示してもらいます。

ポイント

選挙当日に止められない業務を支える機能と例外条件、障害時の代替運用を、各社に同じ条件で答えてもらうと、会社ごとの違いを比べやすくなります。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaは、業務理解を起点にシステム開発を進めたい自治体や事業者が相談しやすい開発パートナーです。選挙管理システムのように、現場の業務と既存データ、複数の外部システムに加えて利用者教育まで一体で整理したい場合は、企画段階からの伴走を期待できます。

業務要件の整理を経た開発の進め方

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援します。IT事業会社として社内DXを推進した経験を活かし、成果の創出とシステムの定着まで支えます。

営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築や導入の実績があります。企業ごとの業務要件に合わせて、柔軟に対応できる体制です。

  • 業務要件:住民基本台帳連携と選挙別マスタを整理し、受付・集計、臨時職員向け画面、障害時の紙運用まで対応範囲を決めます。
  • 導入方式:既製パッケージを使うか、標準機能に独自機能を加えるかを、RFI段階で比べられます。

既存システムとの連携や定着支援を重視する場合の候補

開発後の効果は、職員が使いこなせて初めて出ます。相談時には、要件定義書、画面一覧、データ項目表の支援範囲を確認します。APIやファイル連携仕様についても、どこまでを開発会社が受け持つかを聞いておきます。

テスト計画、操作研修、運用マニュアルは、対象に含めるかを確かめます。選挙前の総合リハーサルと本番後の振り返りを支える体制は、見積書に反映してもらいます。

  • 役割分担:標準パッケージを扱う会社と、業務整理や個別連携を得意とする開発会社とでは、役割が異なります。
  • 支援範囲:既存パッケージとの連携や周辺業務の改善に加えて、データ移行と利用定着まで含めて提案を依頼します。

株式会社ムサシ|名簿から投開票機器まで選挙業務を総合支援

ムサシの選挙業務管理ソフトを中心に、名簿管理、投票・開票、標準仕様、業務機能、電子化を示す図。
ソフトの機能と機器を含む電子化を分けて見られます。

株式会社ムサシは、選挙機材と選挙業務管理ソフトの両方を扱い、自治体の選挙業務を入口から出口まで支援している企業です。

ソフトだけでなく、投票用紙読取分類機や計数機、交付機、投票箱などの機器も含めて、投票所と開票所の運用全体を相談したい自治体に適した候補です。

名簿・期日前・当日・在外の各システムの品ぞろえ

公式サイトでは、選挙業務管理ソフトの製品群が案内されています(出典: 株式会社ムサシ「業務管理ソフト」、2026年8月確認)。

  • 名簿管理:定時・選挙時の選挙人名簿を作成するシステムです。
  • 投票・開票:期日前・不在者投票と当日の投票状況、在外投票、開票集計を管理します。
  • 標準仕様:自治体情報システム標準化への対応製品と、独自機能の範囲を分けて確認します。
  • 業務機能:受付や投票率速報、候補者管理、開票所での得票集計なども、検討の対象に含められます。
  • 電子化:システムと読取機器を、ネットワークや職員操作、障害時の代替手順まで含めて一体で評価します。

標準化移行や大都市案件の実績

横浜市「選挙人名簿管理システム等標準化に係る移行業務」における株式会社ムサシとの契約金額は、245,056,900円です。出典は横浜市「契約結果」(2024年10月公表)です。

この金額は大都市の移行業務のもので、一般自治体の導入価格とは異なります。既存データや複数の連携、テスト、移行支援を含む案件の規模を知る材料になります。

  • 構成と連携:人口・投票所数に応じた機器構成と、住民基本台帳との連携方法を確認します。
  • 標準化と保守:標準仕様への適合時期と、選挙当日の保守窓口を押さえます。
  • 既存環境の継続:他社端末を残す場合は、APIとファイル形式、責任分界、契約終了時のデータ返却条件を明確にします。

ポイント

ソフトの品ぞろえと公開契約の金額は、自治体の規模や構成が違えばそのまま当てはまりません。案件の範囲と保守窓口を、同じ条件で聞き比べます。

行政システム株式会社|選挙人名簿と投票受付の業務知識を活用

行政システム株式会社は、自治体の選挙事務向けに「Probono選挙投票管理システム」を提供しています。名簿調製から、期日前・不在者・当日・在外投票、共通投票所の受付までを業務単位で確認できます。現場のミスを減らしたい自治体が比較しやすい企業です。

法改正や新制度の改修を標準機能に反映する考え方

同社は、法改正や新制度の改修を個別対応だけでなく、パッケージの標準機能にも実装して、コストの最適化を図る考えを公開しています。自治体固有の機能と複数自治体で共通の機能を分けて考えるため、制度変更の改修負担を抑えやすくなります。

  • 期日前・不在者投票:バーコード受付と二重投票防止、統計出力、在外投票データとの連携を確かめます。
  • 共通投票所:投票所同士で状況を共有し、重複投票を防ぐ仕組みです。
  • 通信障害:通信断時の受付処理と、復旧後の再同期方法を、提案時に確認します。

三田市の標準化対応契約の比較材料

三田市の令和7年度随意契約では、選挙人名簿管理・期日前投票管理システムなどの標準化対応を契約しました。行政システム株式会社との契約金額は10,989,550円でした(出典: 三田市「令和7年度随意契約」、2025年公表)。業務範囲や既存環境が異なるため、この金額は導入相場を示すものではなく、標準化対応を単独作業として切り出した場合の参考です。

  • 標準機能:帳票やデータ移行、選挙種別の設定を、端末構成と保守時間まで含めて確かめます。
  • 移行時:過去データの参照粒度と、移行前後の名簿件数・投票状況の突合方法を要件に入れます。

株式会社RKKCS|自治体基幹システムとの連携を重視

株式会社RKKCSは、自治体や金融機関向けの業務システムを自社開発してきた企業です。選挙管理システム単体の画面機能だけでなく、住民情報や自治体の基幹系と連携します。選挙時に確実に稼働させる体制を重視する自治体にとって、確認したい候補です。

基幹システムを理解した本番対応の強み

名簿は住民基本台帳の異動と密接に関係します。本番対応には、選挙業務に加えて、基幹システムの構成やプログラム、ネットワーク、運用ルールの理解が求められます。

通常保守に加えて、選挙直前の環境構築やデータ更新、接続確認を支援範囲に含めます。さらに、選挙後の帳票確定まで含むかを確かめます。

  • 連携の責任分界:更新時期が重なる場合は、名簿作成元や異動情報の受渡時刻、エラー時の再送、選挙時登録の確定方法を、業務フローに示します。
  • 接続テスト:双方のベンダーが参加するテストを提案書に含めてもらいます。

北九州市の本番対応契約の公開情報

北九州市が公開した契約結果では、令和7年1月の北九州市議会議員一般選挙における名簿管理システム本番対応等業務の契約相手方が株式会社RKKCSでした。

契約金額は1,112,760円です(出典: 北九州市「随意契約結果一覧表」、2025年公表)。ただし、これは一選挙に向けた本番対応等の金額で、システム全体の開発費や更新費ではありません。

  • 継続と移行:既存環境の安定性、標準化対応、他社製品への移行可否を確かめます。
  • 引き継ぎ:契約終了時のデータ返却と、仕様書・データ辞書、API・帳票の引き継ぎを確認します。
  • 競争性:将来の競争性を確保する条件をRFPに盛り込みます。

ポイント

基幹系との連携と選挙当日の本番対応を重視するなら、連携の責任分界と接続テストを提案書に含めてもらえるかが判断の目安になります。公開契約の金額は、選挙1回分の本番対応の範囲で読みます。

株式会社九州日立システムズ|基幹系の環境構築・運用保守まで対応

株式会社九州日立システムズは、自治体の基幹系システムやサーバー環境に関する知識を活かせます。選挙人名簿管理システムの本番環境構築、運用、保守を相談できます。既存のインフラとアプリケーションを含めて、選挙期間だけ確実に稼働させる体制を重視する自治体にとって、検討しやすい候補です。

ハード・ソフト・運用の一体的な確認

選挙時は、アプリケーションだけでなく、サーバーや端末の設定、ネットワーク接続、バックアップ、権限まで確認します。

各区や投票所との通信と、障害発生時の復旧手順は、本番環境に反映しておく必要があります。そのため、比較の際はアプリ開発とインフラ・運用保守を分けて説明してもらうと、見積りの抜けを確認できます。

  • 選挙前の支援:夜間・休日対応や現地支援、予備端末や交換部品、連絡経路、復旧目標時間を、SLAに定めます。
  • クラウド利用:自治体のセキュリティ方針を踏まえ、ネットワーク分離や認証、ログ保管、バックアップ復元テストを確認します。

北九州市の環境構築・対応業務の契約実績

北九州市の令和7年3月契約では、福岡県知事選などに向けた名簿管理システム本番環境構築・対応業務が20,130,000円でした(出典: 北九州市「随意契約結果一覧表」、2025年公表)。

公表理由には、基幹システムの構成やプログラムを熟知していることが挙げられていました。基幹系との接続が重要な案件だったと読み取れます。ただし、この金額をそのまま自治体の見積りに当てはめるには、条件の違いを確かめる必要があります。

  • 自治体の条件:人口や区の数、端末台数によって金額が変わります。既存契約や選挙の種類、対応期間も影響します。
  • 契約範囲:選挙1回の環境設定、標準化移行、複数年の運用保守を分けて見積りを取得します。

株式会社日立製作所|大規模自治体の選挙人情報管理を支援

株式会社日立製作所は、大規模自治体の既存基盤や選挙人情報管理システムを含めた、移行・運用・障害対応を相談したい場合に確認したい企業です。自治体独自の構成や大量のデータ、複数部門の連携を前提に、計画的な移行と本番運用を重視する案件で候補になります。

標準化移行と自治体固有の構成の整理

標準化では、既存システムを新しい環境へ移すだけでなく、自治体の構成と移行作業を整理する必要があります。

  • 関係する構成:名簿件数・区役所・投票所・期日前投票所、住民情報・帳票・広報・職員権限を確認します。
  • 移行範囲:標準仕様へ移す部分と、自治体固有の運用を残す部分を分けます。
  • 移行テスト:データ変換・連携・性能テストと、切り戻し条件を工程表に入れます。
  • 仕様整理:標準仕様のデータ・連携要件と独自項目、過去選挙の参照方法、帳票差分を整理します。
  • 現場準備:新旧操作の混同を防ぐため、研修とリハーサルを設計します。

札幌市の標準化移行契約の公開情報

札幌市は令和7年4月24日付で、「選挙人情報管理システム標準化移行業務」を株式会社日立製作所北海道支社へ委託しました。契約金額は119,000,000円です(出典: 札幌市「選挙管理委員会事務局指名競争入札及び随意契約の結果」、2025年公表)。

同市の稼働環境設定等業務については、2025年の参議院議員通常選挙に向けた契約金額7,907,900円も公表されています。

  • 移行見積もり:移行対象と既存データのクレンジング、試験環境、本番切り替えを分けて示します。
  • 運用支援:選挙前の支援も分けて示してもらい、総額と年度ごとの支出を把握します。

金額には、札幌市固有の規模や構成、契約範囲が反映されています。

選挙管理システムのパートナー選びのポイント

選挙1回向けの本番支援、標準化・データ移行、中規模自治体、大都市案件の4区分と、それぞれの本文中の費用目安を並べたパネル図。
案件の規模と含まれる業務によって金額帯が異なります。

比べるときは、会社の規模や知名度よりも、自治体の課題と機能・体制の適合度を見ます。パッケージ導入・既存環境の移行・個別開発・選挙ごとの支援では、必要な会社が異なります。そのため、まず目的を明確にします。

人口規模と導入目的に近い実績の確認

実績では自治体名だけでなく、人口・投票所数・対象業務・契約年・会社の役割まで見ます。名簿管理だけか投票まで含むか、標準化移行か本番設定かによって、必要な経験は異なります。

似た案件が見つからない場合は、近い規模での運用体制や、大量データ・高可用性の経験を確認します。RFIでは、前提条件をそろえて各社へ質問します。

  • 自治体規模:人口約10万人、投票所50か所などの条件を示します。
  • 既存環境:期日前投票所3か所、住民基本台帳システムの有無を伝えます。
  • 提案範囲:概算費用・期間・端末・移行方法・支援要員を尋ねます。

条件をそろえると、安さだけでなく、対応範囲を漏れなく示せる会社を見分けやすくなります。

標準化・セキュリティ・電子投票の個別評価

名簿管理の標準仕様対応と、投票所の受付端末・電子投票機は別の論点です。標準化業務や住民基本台帳連携、LGWANやガバメントクラウドの条件を確認します。

電子投票機を導入する場合は、投票の秘密・二重投票防止・記録保護・無権限操作の防止・通信方式を、別途評価します。

  • 法令条件:地方公共団体の議会の議員や長の選挙で電磁的記録式投票機を使う場合、特例法に基づく技術的条件を確認します。
  • 投票方式:電子投票機とインターネット投票は別のものとして扱います。また、実証実験で使えたからといって、現行選挙に導入できるとは限りません。
  • 提案書の確認項目:対象選挙・適合確認・投票データの保存・ネットワーク障害時の運用を、分けて記載してもらいます。

5年間のTCOによる比較

公開契約を参考にすると、選挙1回向けの本番環境設定や運用支援は100万円台から2,000万円程度です。既存パッケージの標準化・データ移行は、600万円から3,000万円程度がひとつの目安です。

中規模自治体で複数業務、端末、研修まで含めると、3,000万円から1億円程度が目安です。大都市の移行や周辺システムを含む案件では、1億円から3億円を超える契約もありますが、全国共通の相場ではありません。

  • 初期費用:要件定義や開発・設定、住民基本台帳連携、データ整理・移行、端末・読取機器、クラウド・ネットワーク、テスト、研修、選挙前リハーサルを分けます。
  • 継続費:保守、法改正対応、選挙ごとの本番支援を分けて提示してもらいます。
  • 5年間のTCO:選挙ごとの設定や休日・夜間対応、端末保守、データ保持、契約終了時の移行費まで含めて比べます。

ポイント

会社の規模や知名度より、近い実績と標準化・電子投票への対応、5年間のTCOを同じ条件で比べると、自治体に合う会社を見分けやすくなります。

よくある質問

会社選びでは、標準化や費用、既存会社からの移行、電子投票について質問が寄せられます。発注前に確認したい内容への回答を示します。

選挙管理システムの開発費用はいくらですか?

費用は対象業務と自治体規模で変わります。公開契約を基準にすると、選挙1回の本番対応は100万円台から2,000万円程度です。

既存パッケージの標準化・移行は600万円から3,000万円程度ですが、複数業務や端末、研修、保守を含めると1億円を超える場合もあります。条件をそろえたRFIで概算を取り、5年間のTCOで比べます。

既存ベンダーから別会社へ乗り換えられますか?

乗り換えは可能ですが、データ形式・過去選挙データの保持・連携仕様・帳票・運用手順・契約上のデータ返却条件を、早めに確認します。

現行会社だけが仕様を把握している状態を減らすため、データ辞書やAPI・ファイル仕様、テスト結果、障害履歴を文書化します。RFIでは、複数社に移行の可否と費用を尋ねます。

電子投票と選挙管理システムは同じものですか?

両者は別のものです。選挙管理システムは、名簿や投票受付、開票、帳票などを支える業務基盤です。一方、電子投票は、投票の入力や記録を電子化する仕組みです。

導入時は、対象選挙・法令条件・技術的適合・投票の秘密・障害時の代替運用を、名簿管理の更新とは分けて評価します。

選挙管理システムの開発にはどのくらいかかりますか?

選挙1回向けの環境設定・運用支援は1〜3か月、標準化対応・移行は6〜12か月が目安です。複数業務の更新や大規模基盤の移行は、12〜24か月ほどになります。

選挙期日から逆算して、契約後の開発期間だけでなく、要件定義・調達・データ整理・接続テスト・研修・総合リハーサルの期間も確保します。少なくとも本番選挙の前には、同じ端末、同じ権限、同じ帳票を使って、一連の訓練を実施できる計画にします。

ポイント

乗り換えの可否、電子投票の扱い、費用と期間は、条件をそろえたRFIで確かめてから比べると、発注前の判断がしやすくなります。

まとめ

候補となる会社は、自治体の規模や基幹システム、標準化の状況、業務範囲によって変わります。riplaは業務整理から開発・定着支援まで、ムサシは名簿・投票管理と機器、行政システムは選挙業務パッケージの活用について、それぞれ相談できます。

自治体の課題に合う6社への依頼条件の統一

RKKCSは基幹システム連携や本番対応、九州日立システムズは基幹系の環境構築・保守、日立製作所は大規模自治体の標準化移行を、それぞれ確認したい企業です。

実績は判断材料になりますが、公開契約の金額や範囲を、そのまま自治体に当てはめるには注意が必要です。

  • 自治体と業務:対象業務・人口・投票所・既存システム・連携先・端末数をそろえます。
  • 導入と運用:移行・テスト・研修・障害復旧・法改正対応・保守SLAを同じ条件にします。

比べるときは、初期費用よりも5年間のTCOで見ます。さらに、選挙前の総合リハーサルと、紙・オフラインへの切り替え手順も確認しておくと、安定した運営につながります。

RFIによる移行可否と概算の確認

詳細な開発契約の前に現行業務を洗い出し、RFIから始めると、標準パッケージ・クラウド・個別開発・現行会社の継続を比べられます。提案後は、要件定義書・移行計画・テスト計画・運用手順・契約終了時のデータ返却を確認します。あわせて、職員が本番を迎えられる体制かを見極めます。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。