エンドポイント管理システム開発は、端末を登録するだけではなく、要件整理から製品選定、設計・開発、テスト、稼働、定着までを段階的に進め、端末の安全性と管理業務の効率を両立させる取り組みです。
「Excelの台帳と実際の端末が合わない」「退職者の端末やアカウントが残る」「パッチ適用率を説明できない」といった課題を解消するには、製品の機能数だけでなく、対象端末、既存のID基盤、運用担当者、従業員への説明まで先に設計することが大切です。本記事では、エンドポイント管理システムの開発・導入を6つのフェーズに分け、判断基準、チェック項目、2026年時点の費用相場、見積もりの読み方を実務向けに解説します。
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エンドポイント管理システムとは何ですか?

エンドポイント管理システムとは、PC、スマートフォン、タブレット、サーバー、店舗や工場の専用端末などを台帳化し、設定、アプリ、更新、セキュリティ状態、利用者を一元管理する仕組みです。導入の目的は台帳を作ることではなく、手作業の棚卸しやアプリ配布を減らし、紛失端末、未更新端末、退職者の利用状態を早く把握して是正できる状態をつくることです。
資産管理と端末制御をどこまで担うシステムですか?
基本機能は、端末名、利用者、部署、OS、シリアル番号、インストールアプリ、リース期限などを自動収集するインベントリ管理です。そこにMDMやUEMの登録・構成プロファイル、パスコード、暗号化、USBやカメラの制御、アプリ配布、パッチ管理、遠隔ロックやワイプを組み合わせます。Apple Business Manager、Android Enterprise、Windows Autopilotなどと連携すれば、入社時の端末設定や異動・退職時の設定変更を自動化しやすくなります。
一方で、マルウェアの検知・隔離・調査を主目的とするEDRとは役割が異なります。エンドポイント管理は「何が、誰に使われ、どの設定か」を整える仕組みで、EDRは「攻撃の兆候があるか、どう対応するか」を担う仕組みです。製品選定では、管理、検知・対応、ID連携、ログ分析の範囲を分解し、一製品で行う機能と連携する製品を明確にしてください。
MDM、UEM、IT資産管理、EDRはどう切り分けますか?
スマートフォンやタブレットを中心に登録、アプリ配布、紛失時のワイプを行うならMDMが中心になります。Windows、macOS、iOS、Androidを横断し、PCのパッチやアプリ、IoTや特殊端末まで同じ運用画面で扱うならUEMが候補になります。資産番号、契約、棚卸し、ソフトウェアライセンスを正確に管理するならIT資産管理の要件を厚くし、脅威の検知や調査が必要ならEDRやSIEMとの連携を要件に含めます。
対象範囲は、会社貸与端末だけに限定しないことがポイントです。テレワーク端末、BYOD、店舗や現場の共有端末、委託先が利用する端末、ネットワークに常時接続しない端末まで洗い出してください。BYODでは端末全体を監視するのか業務データだけを管理するのかで、従業員への説明と製品要件が変わります。個人情報や操作ログの取得目的、保存期間、閲覧権限は、法務・人事・情報システム部門が共同で確認する必要があります。
エンドポイント管理システム開発の進め方

開発・導入は、要件整理、製品選定、設計・開発、テスト、稼働、定着の6フェーズで進めると判断漏れを抑えられます。既製SaaSを導入する場合も、構成プロファイルや権限、ID連携、例外処理を設計する作業があるため、「契約すればすぐ使える」と考えないことが重要です。20〜50台程度のパイロットを先に行い、全社展開で起きる業務影響を確認してください。
フェーズ1:要件整理で対象端末と成功条件を決めます
最初に端末台数、OS、所有形態、拠点、利用者、ネットワーク接続、業務アプリ、管理者権限、更新周期を棚卸しします。Excel台帳の台数をそのまま正しいとみなさず、ネットワークや既存の資産管理ツールから実台数を照合してください。MUST要件には資産把握、端末登録、パッチ適用状況、紛失対応、MFAや条件付きアクセス、監査ログを置き、WANT要件にはDEX分析、AIによる自動修復、詳細な操作分析などを分けると、予算超過を防ぎやすくなります。
成功条件は「導入した」ではなく、測定できる数値で定めます。たとえば、対象端末の登録完了率を95%以上、重要パッチの適用率を期限内に98%以上、紛失端末の利用停止を申告から30分以内、退職者端末の回収・初期化依頼を当日中といった形です。数値は自社の現状と業務影響を踏まえて決め、導入前のベースラインも残しておくと効果を説明しやすくなります。
フェーズ2:選定で既存基盤との相性と移行性を比べます
選定では、WindowsとMicrosoft 365を中心に使う企業ならIntune、Apple端末が中心ならJamf Pro、PC・モバイル・パッチを横断して台数別に比較したいならEndpoint Central、国内サポートや操作ログを重視するならLANSCOPEなど、既存環境との相性で候補を絞ります。製品名で先に決めず、対応OS、管理対象の最小単位、既存ライセンスとの重複、API、ログ出力、サポート窓口、データ保存場所を比較してください。
RFPには、端末登録、構成プロファイル、アプリ配布、パッチ、リモートロック、ワイプ、資産台帳、権限、監査ログ、ID基盤、EDR、ITSM、SIEMとの連携を含めます。さらに、解約時のデータ返却、エクスポート形式、代理店変更、製品終了時の移行支援、API仕様の変更通知を確認します。2025年から2026年にかけても、クラウド化、ゼロトラスト、AIによる自動修復、サーバーや特殊端末までのUEM拡張が進んでいるため、現在の機能だけでなく3年後の運用を見据える必要があります。
フェーズ3:設計・開発でポリシーと連携を実装します
設計では、端末グループ、部署、利用者、OS、所有形態、重要度を軸に管理単位を作ります。全端末に同じ厳しいポリシーを配布すると、店舗の共有端末や開発用端末の業務が止まる可能性があるため、会社貸与、共有、BYOD、特権ユーザー、現場端末を分けてください。パスコード、暗号化、画面ロック、USB、カメラ、アプリ実行、Wi-Fi、VPN、証明書、ブラウザー設定を、業務に必要な範囲で段階的に適用します。
Microsoft Entra IDなどのID基盤と連携する場合は、端末のコンプライアンス判定を条件付きアクセスへ渡し、安全な端末だけ業務アプリへ接続できる状態を設計します。既存のEDRやSIEM、ITSM、資産会計との連携では、端末IDの突合、同期頻度、エラー時の再送、個人情報の項目、ログ保存期間を決めてください。自社独自の承認画面や台帳が必要でも、OS仕様変更やApple・GoogleのAPI変更に追随し続ける必要がある部分は、可能な限り既製製品の標準機能を活用する方が安全です。
フェーズ4:テストで登録・制御・復旧を実機検証します
テスト対象は、管理画面が表示されることだけでは不十分です。代表的なWindows、Mac、iPhone、Androidに加え、共有端末、BYOD、管理者権限ユーザー、ネットワーク外の端末を含め、登録、構成配布、アプリ配布、パッチ適用、再起動、未準拠判定、条件付きアクセス、ログ出力を一連で検証してください。機種やOSのバージョンが変わったときの挙動も確認し、対応外の端末を例外管理へ回す基準を決めます。
特に重要なのは、遠隔ロックとワイプの誤操作対策です。会社貸与端末の完全消去と、BYODの業務データだけを消去する操作を区別し、申請者、承認者、実行者、完了確認を記録します。パッチの再起動で業務が中断しないか、アプリ配布に失敗したときに手動復旧できるか、管理サービスが停止したときに業務を継続できるかも試験します。テスト結果は端末種別、操作、期待結果、実測結果、担当者、証跡の形式で残すと、稼働判定に利用できます。
フェーズ5:稼働で段階展開と問い合わせ体制を整えます
本番稼働は、全社一括ではなく、情報システム部門、一般社員、管理者権限ユーザー、店舗や現場、BYODなどを含む代表部署から始めます。小規模パイロットで登録率、アプリ配布、パッチ、ワイプ、問い合わせ件数を確認し、問題が解消した後に部署単位で広げます。全社展開の前に、対象者への案内、同意やプライバシー説明、端末交換の窓口、旧ツールの停止日、未登録端末への対応を明確にしてください。
運用開始時には、一次窓口と二次窓口を分け、端末登録、紛失、ワイプ、アプリ、パッチ、アカウント、故障の問い合わせを分類します。例外申請は口頭対応にせず、対象端末、理由、期限、承認者、代替対策を記録します。月次で未準拠端末とパッチ適用率を確認し、四半期ごとに管理者権限、端末台帳、ログの閲覧権限を棚卸しすると、導入直後だけ安全な状態になることを防げます。
フェーズ6:定着でKPIと改善サイクルを回します
定着の判断には、登録完了率、パッチ期限内適用率、未準拠端末の是正時間、紛失時の利用停止時間、入社時のキッティング時間、退職者処理の完了時間、問い合わせ件数を使います。導入前後の数字を比較し、単に管理画面の端末数が増えたことではなく、棚卸し、アプリ配布、端末交換、退職者処理にかかる工数が減ったかを確認します。管理対象端末から取得する情報が従業員の不安につながる場合は、取得項目と利用目的を再説明してください。
IPAが公開する「サイバーセキュリティ経営ガイドライン Ver 3.0実践のためのプラクティス集」は、2025年12月にも更新されています。エンドポイント管理も、導入時のプロジェクトで終わらせず、経営層への報告、教育、サプライチェーン、インシデント対応とつなげて改善することが求められます(出典: IPA「サイバーセキュリティ経営ガイドライン Ver 3.0実践のためのプラクティス集」、2025年12月更新)。契約更新時には、OS対応状況、価格、オプション、API、サポート終了予定を見直してください。
エンドポイント管理システムの費用相場とコストの内訳

費用は、ライセンスまたはサブスクリプション、初期設計・構築、端末登録やキッティング、ID・EDR・ITSM連携、教育、運用保守、端末更改に分けて考えます。公開価格だけで比べると、設定や運用設計を自社で行う場合と、導入支援を依頼する場合の差が見えません。以下の金額は2026年8月時点で確認できる公式価格と、そこからの推定レンジを分けて示します。
公開価格から見たライセンス費用の目安です
Microsoft Intuneは、公式価格ページで1ユーザーあたり月額1,199円相当のプランが掲載されています。100ユーザーならライセンスだけで年間約143万8,800円となりますが、税別表示、年払い、既存のMicrosoft 365やEnterprise Mobility + Securityに含まれるかどうかで実負担は変わります(出典: Microsoft「Microsoft Intuneのプランと価格」、2026年8月確認)。既存契約に含まれる機能を確認せず追加購入すると、二重計上になりやすいため注意してください。
ManageEngine Endpoint Centralは、公式価格表で管理台数とエディションにより価格が変わります。公開されている例では、Enterpriseの年間ライセンスが50台で約21万8,000円、100台で約33万4,000円、1,000台で約200万4,000円です。UEMやSecurityエディションでは、50台が約33万2,000円から約38万8,000円、100台が約56万7,000円から約73万9,000円、1,000台が約303万3,000円から約439万5,000円となる例があります(出典: ManageEngine Endpoint Central公式価格表、2026年8月確認)。エディション、ユーザー数、追加オプションで変わるため、発注前に最新見積を取得してください。
初期設定・導入支援・連携開発が費用を左右します
50〜100台の標準的なSaaS導入では、公開ライセンスに要件整理、ID連携、ポリシー作成、パイロット、教育、運用手順書を加え、初年度総額70万〜250万円程度を仮置きできます。これは特定製品の公式見積ではなく、公開ライセンス価格と一般的な業務システム連携の目安から算出した推定です。既存のMicrosoft 365を活用し、設定を内製できる場合は下限に近づき、複数OSやBYOD、EDR、ITSM連携を含む場合は上限を超える可能性があります。
100〜1,000台で複数OS、MFA、EDR、ITSM、SIEMまで連携する場合は、初年度300万〜1,000万円程度を推定レンジとして置きます。ManageEngineの公式FAQでは、5,000コンピューターに対する要件確認、詳細設計、構築、テスト、教育、マニュアル作成を含む導入構築の参考価格として、導入サービス550万円以上、マニュアル50万円以上、合計600万円以上、期間4.0〜4.5か月が掲載されています(出典: ManageEngine Endpoint Central公式FAQ、2026年8月確認)。大規模案件の基準値として有用ですが、自社案件への確定金額ではありません。
ランニングコストは台数以外も含めて考えます
LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版では、公式ページに月額300円からという料金が掲載され、プラン例としてiOS・Android向けの年額3,600円、Windows・macOSで操作ログを取得しない場合の年額4,800円、PC管理を含むベーシックの年額6,000円などが示されています(出典: エムオーテックス「LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版 価格・プラン」、2026年8月確認)。オプション、契約単位、初期設定、サポートを含めて年額を計算してください。
ランニングコストには、ライセンスだけでなく、管理者の月次レビュー、問い合わせ対応、パッチの例外処理、ログ保管、SIEMの取り込み、端末交換、証明書更新、教育、保守契約を含めます。フルスクラッチで管理画面や独自ワークフローを作る場合は、要件が小さくても300万〜800万円、複数OS、権限、承認、監査、API、運用画面を作り込むと800万〜2,000万円以上を見込む推定があります。ただし、これは対象固有の公開統計ではなく、一般的な業務システム開発相場からの推定であり、既製UEMを置き換える開発は長期保守まで含めて慎重に判断してください。
見積もりを取る際のポイント

見積もりの金額だけを比較すると、安い提案に見えても、ポリシー設計、テスト、教育、運用引き継ぎが別料金になっている場合があります。依頼時には、端末台数、OS、拠点、ユーザー数、所有形態、対象アプリ、既存契約、連携先、希望時期、運用体制を同じ条件で提示し、作業範囲と成果物を分解した見積書を受け取ってください。
要件と成果物を明確にして比較可能にします
見積依頼書には、現状調査、要件定義、製品選定支援、基本設計、詳細設定、ID連携、端末登録、アプリ配布、パッチ設計、例外申請、テスト、パイロット、段階展開、教育、マニュアル、運用引き継ぎを項目化します。各項目に、対象台数、対応OS、回数、期間、納品物、検収条件を付けてください。「導入支援一式」だけでは、どこまで作業するのか判断できません。
連携開発では、APIの方式、データ項目、同期方向、同期頻度、エラー時の処理、認証方式、監査ログ、個人情報の扱いを確認します。端末台帳のデータを資産会計やITSMへ渡す場合、端末IDが一致しないと重複登録が起きます。サンプルデータを使った疎通試験、データ移行の件数確認、失敗時の再処理を見積もりに含めることが必要です。
複数社を同じ条件で比べ、導入後の体制を確認します
比較する相手は製品メーカーだけではなく、導入構築を担うSIや販売パートナーも含みます。評価項目は、同種の端末台数・OSの実績、要件定義の力、ポリシー設計の知見、移行やパイロットの進め方、国内サポート、問い合わせの受付時間、担当者の継続性、価格の透明性です。製品を売る会社と、運用を設計して引き継ぐ会社の役割分担を確認してください。
提案書では、導入後に誰が端末グループを作り、誰が例外を承認し、誰が未準拠端末を追いかけるのかを確認します。初年度だけベンダーが対応し、2年目から自社だけで運用できないケースを防ぐため、管理者向け教育、操作手順書、月次レビューのテンプレート、障害時の連絡先を成果物に含めてください。契約更新時の値上げ、最低契約台数、オプション、解約時のデータ返却も確認が必要です。
リスクと追加費用の条件を先に確認します
追加費用が発生しやすいのは、対象台数の増加、対応外OS、拠点ごとのネットワーク制約、BYODの個人データ分離、既存ツールとのデータ不一致、パイロットのやり直し、端末更改時の再キッティングです。見積書に前提条件と除外項目を明記し、台数が10%増えた場合、OSが1種類増えた場合、連携先が1つ増えた場合の単価や影響を確認してください。
セキュリティや従業員のプライバシーに関する要件も、後から追加すると大きな手戻りになります。操作ログの取得項目、管理者の閲覧権限、ログの保存期間、従業員への通知、委託先への共有、データの保管地域をRFPに含め、法務・人事の確認をスケジュールへ入れてください。国家サイバー統括室の「インターネットの安全・安心ハンドブック Ver 5.10」は2025年3月11日版が公開されており、端末・アカウントの基本対策を社内説明の確認材料にできます(出典: 国家サイバー統括室「インターネットの安全・安心ハンドブック Ver 5.10」、2025年3月)。
よくある質問(FAQ)

エンドポイント管理システムの導入では、製品の違いだけでなく、費用、開発期間、既存ツールとの関係、従業員のプライバシーがよく質問されます。ここでは、導入前に社内で確認しておきたい内容を、判断しやすい形で回答します。
エンドポイント管理システムの導入にはどのくらいの期間がかかりますか?
標準的なSaaSであれば、製品選定とPoCに2〜4週間、パイロットに2〜6週間、全社展開に1〜3か月を置き、合計2〜4か月程度が目安です。拠点、部署、例外、複数OSが多い場合は4〜6か月、独自画面や複数システムとの連携を開発する場合は6〜12か月以上になる可能性があります。端末台帳の整備や社内承認を後回しにすると、製品設定よりも準備に時間がかかります。
エンドポイント管理システムとEDRは両方必要ですか?
多くの企業では、両方を役割分担させる方が安全です。エンドポイント管理システムは端末の登録、設定、アプリ、パッチ、利用者、ライフサイクルを管理し、EDRは端末上の不審な挙動を検知して調査・対応します。製品によって一部機能が重なるため、既存のEDR、ウイルス対策、条件付きアクセス、SIEMの機能を棚卸しし、重複費用と検知漏れの両方を確認してください。
BYOD端末もエンドポイント管理の対象にできますか?
対象にできますが、会社貸与端末と同じポリシーを適用するとは限りません。BYODでは、端末全体の情報を取得するのか、業務アプリと業務データだけを管理するのかを決め、私物の写真や位置情報などを取得しない設計、従業員への通知、退職時の業務データ削除、端末交換時の再登録を確認してください。利用を強制する場合は、就業規則や社内規程との整合性も法務・人事と確認する必要があります。
既製製品ではなくフルスクラッチ開発を選ぶべきですか?
端末管理の中核をフルスクラッチで置き換えるより、既製UEMやMDMを基盤にし、独自の申請画面、資産台帳、承認フロー、既存システム連携だけを開発する方が現実的なケースが多いです。独自開発を選ぶなら、OSや端末メーカーのAPI変更、脆弱性対応、証明書更新、サポート終了、監査ログ、24時間対応を長期の保守費用まで含めて比較してください。独自業務が競争力に直結し、標準製品では対応できない要件が明確な場合に限定すると判断しやすくなります。
まとめ

エンドポイント管理システム開発は、要件整理、選定、設計・開発、テスト、稼働、定着の順に進めます。最初に端末台数、OS、所有形態、既存のMicrosoft 365やEDR、業務アプリ、管理者、プライバシー要件を洗い出し、MUSTとWANTを分けてください。選定では機能数や月額だけでなく、端末登録、パッチ、ワイプ、ID連携、ログ、API、導入支援、解約時のデータ返却まで比較することが大切です。
まず20〜50台でパイロットし、判断材料を集めます
初めから全社展開やフルスクラッチ開発へ進むのではなく、代表的なWindows、Mac、iPhone、Android、共有端末、BYODを含む20〜50台で、登録、アプリ配布、パッチ、未準拠判定、ワイプ、復旧、ログ閲覧を試験してください。パイロットで業務影響、問い合わせ、端末登録率、運用担当者の工数を測定すると、自社に必要な製品機能と導入支援の範囲が明確になります。
費用と運用を含むRFPで導入後まで見通します
費用は、公開ライセンス、初期設計・構築、連携、教育、運用保守、端末更改を分け、推定レンジには根拠と前提を付けてください。見積書では、一式表記を避け、対象台数、OS、作業回数、成果物、検収条件、追加費用の条件を確認します。導入後は、登録完了率、パッチ適用率、未準拠端末の是正時間、紛失時の利用停止時間などのKPIを月次で確認し、例外と権限を定期的に見直すことで、システムを安全に定着させられます。
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
