オンラインイベントシステムの費用は、無料または低額のSaaS利用から、会員・決済・CRM連携を含む300万〜1,000万円程度の個別開発、大規模なXR・ハイブリッド基盤の3,000万〜1億円超まで幅があります。
「配信だけなら安いはず」と考えて見積もりを取ると、申込管理、視聴権限、交流、参加ログ、当日運営、保守などの費用が後から追加されやすくなります。この記事では、オンラインイベントシステム開発の費用相場、内訳、価格が変動する要因、見積もりの見方、コストを抑える進め方を、2026年時点で確認できる公開情報とリサーチノートをもとに解説します。
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オンラインイベントシステムの費用を考える全体像

オンラインイベントシステムは、ライブ配信の画面だけを指すものではありません。告知、申込、決済、参加認証、視聴、参加者同士の交流、アンケート、商談、CRMへのデータ連携、開催後のフォローまでを一つの業務フローとして扱う仕組みです。どこまでをシステムに含めるかを決めることが、費用相場を読む出発点になります。
配信ツールとイベント業務システムは役割が違います
ZoomやYouTube Liveなどの配信ツールは、映像を届ける機能に強みがあります。一方、オンラインイベントシステムは、イベントページの作成、参加申込、チケットや招待状、会員ログイン、視聴権限、資料ダウンロード、チャット、Q&A、投票、アンケート、出展者との商談予約などを管理します。配信は外部サービスに任せ、申込情報や参加ログだけをイベント管理側で一元化する構成も現実的です。
費用を抑えたい場合は、配信エンジンを自社開発せず、既存の配信・決済・メール・認証サービスを組み合わせます。ただし、外部サービスを増やすほど、アカウント管理、データ連携、障害時の責任分界、解約時のデータ返却を設計する必要があります。安価な構成でも、運営担当者が複数の管理画面を行き来して手作業を増やすなら、期待した効果を得にくくなります。
イベントの目的によって必要な機能と費用が変わります
社内向けの単発ウェビナーなら、申込フォーム、視聴URLの配信、アンケート、簡易レポートで足りる場合があります。顧客向けの有料セミナーでは、決済、領収書、キャンセル、返金、本人確認が必要になります。BtoBカンファレンスやオンライン展示会では、複数セッション、出展ブース、参加者プロフィール、資料閲覧、マッチング、商談予約、リード納品まで求められます。
したがって、参加者数だけで「小規模」「大規模」と判断するのは危険です。登録者が500人でも、同時視聴が50人で録画配信中心なら必要なインフラは抑えられます。反対に、登録者300人でも、全員が同じ時刻に接続し、複数会場を切り替え、参加者同士の商談をリアルタイムで処理するなら、配信・監視・サポートの費用が膨らみます。
オンラインイベントシステムの費用相場はいくらですか?

結論として、オンラインイベントシステムの初期費用・利用費は、単発のSaaS利用なら0〜30万円程度、運用支援を含めると10万〜100万円程度、既存サービスとの個別連携なら100万〜300万円程度、独自機能を含むカスタム開発なら300万〜1,000万円程度が予算検討の目安です。高負荷配信や独自マッチング、複雑な権限、会員基盤まで作る場合は1,000万〜3,000万円超、メタバースや大規模ハイブリッドでは3,000万〜1億円超も想定されます。これらは全国統計による確定相場ではなく、公開価格と公開事例をもとにした推定レンジです。
小規模なSaaS利用は0〜30万円程度から始められます
単発セミナーで申込、参加者管理、配信URL、アンケートを使うだけなら、既存SaaSの利用が最も短期間で始めやすい選択肢です。EventRegistの公式料金では、Basicの基本機能は無料で、有料チケットを販売する場合はチケット販売額の8%が手数料としてかかります(出典: イベントレジスト株式会社「EventRegist Basic」、2026年8月確認)。無料イベントなら販売手数料は発生しませんが、撮影、配信オペレーター、デザイン、問い合わせ対応などの業務費は別に考える必要があります。
有料イベントや複数回開催で機能を増やす場合、EventRegistのBasic+は1イベント10万円(税別)にチケット販売手数料8%を加える料金体系です。PremiumやEnterpriseは機能利用費や個別見積もりが関係するため、参加者数だけでなく、会員システム・決済システム連携、利用可能な期間、サポート範囲を確認します。公開料金があるSaaSでも、運営を外注するか、自社で行うかによって実際の予算は変わります。
個別連携を含む構築は100万〜300万円程度が目安です
自社ブランドのイベントページ、会員ログイン、既存の決済やメール配信、CRM・MAへのデータ連携を追加する場合は、SaaSの利用料だけでは済みません。パッケージや既存サービスを活用したイベント管理システムの構築費として、株式会社一創は100万〜300万円程度を目安として公開しています(出典: 株式会社一創「イベント管理システム開発」、2026年8月確認)。これは一般的な目安であり、連携先のAPI仕様、画面の作り込み、データ移行の有無で変動します。
この価格帯では、配信機能をゼロから作るより、配信サービス、決済代行、認証基盤、メール配信サービスを組み合わせる設計が適しています。イベントページのテンプレート化、申込項目の固定、CSV連携の採用などで開発範囲を絞れば、1〜3か月程度での導入を検討しやすくなります。ただし、会員情報の正本をどこに置くか、参加ログをどの粒度でCRMへ渡すかを曖昧にすると、追加開発が生じやすくなります。
カスタム開発は300万〜1,000万円程度が中心です
申込、決済、会員、ライブ・オンデマンド配信、視聴権限、チャット、Q&A、投票、アンケート、参加ログ、管理画面を一つの業務基盤として整える場合は、300万〜1,000万円程度が予算の目安になります。株式会社一創も、決済・入場受付・分析などを含む独自開発について300万〜1,000万円程度と案内しています(出典: 株式会社一創「イベント管理システム開発」、2026年8月確認)。同じ金額帯でも、画面の数より、外部連携と例外処理の数が見積もりを左右します。
高負荷配信、複数イベントの横断会員管理、SSO、出展者ごとの権限、商談予約、リード納品、監査ログまで含めると、開発期間は3〜6か月程度を見込むことがあります。既存システムのセキュリティ審査、個人情報の利用目的、負荷試験、本番リハーサルを省くと短く見えますが、開催当日の障害や情報漏えいに直結します。納期を縮める場合も、テストを削るのではなく、初回リリースの機能を絞ることが重要です。
大規模なXR・ハイブリッド案件は3,000万円超もあります
3D会場、アバター、オンラインブース、多言語対応、リアル会場との連携、講演配信、来場登録者数千人〜1万人規模を含む案件では、通常のウェビナーとは別の予算計画が必要です。東京都の「TOKYO MICE テクノロジー導入ガイドライン 2025年3月更新」では、250ブース、講演枠、来場登録者1万人分を含むメタバース展示場の価格感として3,000万円の例が示されています(出典: 東京都「TOKYO MICE テクノロジー導入ガイドライン」、2025年3月更新資料、2026年8月確認)。
同資料には、XRプラットフォームを利用したハイブリッドイベントで5,000万円〜、1億円〜という価格感の例もあります。ただし、通信環境、コンテンツ制作、人件費、コンサルティング、開催時のエンジニア対応などが別費用になる場合があります。大規模案件ほど「システム費」と「イベント制作・運営費」を分けて見積もり、何が含まれる金額なのかを確認します。
オンラインイベントシステム費用とコストの内訳

見積書の総額は、単純な画面制作費だけでは決まりません。企画・要件定義、UI設計、フロントエンドと管理画面の開発、認証・決済・配信・CRM連携、クラウドやCDN、テスト、リハーサル、当日サポート、保守運用を分けて確認します。初期費用が安くても、配信従量費や運営工数が高いと、開催回数を重ねるほど総保有コストが膨らみます。
企画・要件定義は最初に費用をかける価値があります
要件定義では、年間の開催回数、無料か有料か、参加者総数、同時接続数、配信時間、セッション数、会員ログインの有無、出展者数、必要なデータ連携を決めます。参加者、主催者、運営事務局、登壇者、出展者、営業担当者それぞれの業務シナリオを整理し、申込から参加、視聴、交流、商談、CRM登録、事後フォローまでを一つの流れにします。
ここを省略して「申込フォームと配信画面を作る」とだけ依頼すると、視聴URLの再発行、欠席者への案内、重複名簿、出展者へのリード納品、キャンセル・返金、権限変更といった例外処理が後から見つかります。要件定義の成果物として、機能一覧だけでなく、画面一覧、データ項目、権限表、外部連携一覧、非機能要件、受入条件まで用意します。
画面・機能の費用は利用者ごとに分けて考えます
参加者向けには、イベントページ、申込フォーム、ログイン、視聴ページ、タイムテーブル、資料閲覧、チャット、Q&A、投票、アンケート、商談予約などがあります。運営側には、イベント作成、登壇者・出展者管理、申込者一覧、視聴権限、メール配信、問い合わせ対応、レポート出力が必要です。出展者向けには、ブース編集、リード確認、商談枠設定、資料登録などが必要になります。
同じ機能名でも、単にデータを表示するだけか、リアルタイム更新や複数権限、承認フロー、監査ログまで必要かで工数が変わります。初回はイベントページ、申込、視聴、アンケート、基本レポートに絞り、商談マッチングや高度なスコアリングは効果を確認してから追加する段階導入が、予算と納期を管理しやすい方法です。
認証・決済・配信・CRM連携とインフラ費が加わります
会員システムやSSOと連携する場合は、ユーザーID、所属、権限、退会、パスワード再設定、ログイン失敗を扱います。決済を含める場合は、チケット、クーポン、返金、領収書、請求書、決済失敗の再処理が必要です。CRMやMAと接続する場合は、申込、出席、視聴時間、資料閲覧、アンケート、商談予約をどの項目として渡すのかを定義します。
クラウド、動画ストレージ、CDN、メール送信、監視、バックアップの費用は、登録者数より同時接続数、配信時間、画質、録画保存期間、メール通数、API利用量に左右されます。配信を自社基盤に集約するか外部サービスに任せるかで、初期開発費と従量費の持ち方が変わるため、1回の開催費だけでなく、年間の開催回数と保存期間を含めた試算を作ります。
テスト・当日支援・保守を初期費用と分けて確認します
オンラインイベントでは、通常の画面テストだけでなく、ログイン集中、視聴権限の誤設定、配信停止、音声・字幕の不具合、メール遅延、決済失敗、チャットの通報、個人情報の誤表示を検証します。参加者が実際に使う端末やブラウザを想定した接続テストと、本番と同じ手順でのリハーサルを行うため、テスト・運用設計の費用を別枠で確保します。
開催当日の配信監視、問い合わせ窓口、登壇者サポート、トラブル時の代替URL、録画・編集、字幕・翻訳を誰が担当するかも見積もりに含めます。稼働後は、クラウド、監視、バックアップ、脆弱性対応、OSやミドルウェア更新、問い合わせ、機能改修が発生します。保守費が初期費用に含まれる期間と、2年目以降の料金を分けて確認すると、予算の見通しを立てやすくなります。
オンラインイベントシステムの費用が変動する要因

同じオンラインイベントシステムでも、開催条件と業務の複雑さによって見積もりは大きく変わります。特に、登録者数だけでなく、同時接続数、配信形式、データ連携、セキュリティ、当日サポートを確認することが大切です。次の要因をRFPや見積もり依頼書に明記すると、会社ごとの価格差を比較しやすくなります。
登録者数より同時接続数と配信時間が重要です
登録者が多くても欠席者が多ければ同時接続は増えませんが、開始時刻にアクセスが集中すると認証、イベントページ、動画配信、チャット、アンケートが同時に負荷を受けます。見積もりには、登録者数、想定参加率、最大同時接続数、セッション数、配信時間、アーカイブ視聴数を分けて記載します。規模が読めない場合は、通常時とピーク時の2パターンで負荷を試算してもらいます。
ライブ配信だけにするか、疑似ライブとオンデマンドを組み合わせるかでも費用は変わります。オンデマンドを長期間保存するならストレージとCDNの費用が続きます。複数トラックを同時配信する場合は、配信経路、監視、登壇者操作、タイムテーブル管理が増えるため、セッション数だけではなく同時進行数を伝えます。
会員・決済・CRM連携とデータ移行が費用を押し上げます
会員情報を既存の顧客データベースから取り込む場合は、項目の対応、重複統合、退会者の扱い、同意履歴、権限、更新タイミングを決めます。決済では、購入、キャンセル、返金、領収書、請求書、決済失敗を処理します。CRM連携では、申込だけを渡すのか、視聴時間や資料閲覧、アンケート回答、商談予約まで渡すのかで、データ設計とテストの範囲が変わります。
APIが公開されていればリアルタイム連携を検討できますが、仕様確認、認証、レート制限、エラー時の再送、データ欠損の検知が必要です。APIが使えない場合はCSV連携にできますが、出力時刻、文字コード、必須項目、重複登録、手動確認の担当を決めます。過去の参加者データは、次回の案内に必要な範囲だけを移行し、保存期限を過ぎた情報を持ち込まないことがコストとリスクの両面で有効です。
個人情報・決済・権限の安全対策も費用に含まれます
申込者の氏名、所属、メールアドレス、視聴履歴、アンケート回答、商談情報を扱う場合は、利用目的、委託先、第三者提供や共同利用、保存期間、削除手順を整理します。管理者のMFA、最小権限、暗号化、監査ログ、バックアップ、管理画面のIP制限、脆弱性診断、インシデント時の連絡体制も要件になります。個人情報保護委員会のガイドラインを確認し、自社と委託先の責任分界を契約書に反映します。
決済情報を自社システムで保持せず、決済代行サービスのトークン化やホスト型画面を利用する設計は、開発と保管リスクを抑えやすい方法です。カード情報を扱う場合は、PCI DSSの適用範囲も確認します。AIによるFAQ回答や参加者分類を導入する場合は、入力データのマスキング、参照範囲の限定、人による承認、出力ログの保存を設けるため、通常のチャット機能より要件と運用費が増える可能性があります。
ライブ・録画・ハイブリッドで制作と運営の範囲が変わります
ライブ配信は、登壇者の接続確認、映像・音声の切り替え、進行管理、チャットやQ&Aの監視、障害時の案内が必要です。録画配信は当日の負荷を抑えやすい一方、撮影、編集、字幕、チャプター、公開権限の設定が必要になります。ハイブリッドイベントでは、会場映像とオンライン視聴者のやり取りをつなぐため、配信スタッフ、会場回線、音声設計、現地機材まで見積もりに入ります。
運用を内製する場合は、システム費が下がっても、担当者の準備時間、問い合わせ対応、登壇者への案内、参加者への再送、開催後の集計が増えます。EventHubの公式導入事例では、開催準備や運営工数の削減、ウェビナー運営工数の75%削減などが紹介されていますが、事例の成果は対象企業の業務や支援範囲によって異なります(出典: EventHub公式「導入事例」、2026年8月確認)。自社の現状工数と比較して、削減効果を試算します。
見積もりを取る際のポイントとコスト最適化の方法

見積もりを比較するときは、合計金額の安さだけでなく、同じ前提条件で比較できているかを確認します。SaaSの利用料、個別開発費、配信・CDNの従量費、決済手数料、制作費、当日運営費、保守費、追加改修費を分け、初年度と2年目以降のTCOを並べます。必要な業務を整理してから複数社へ依頼すると、価格差の理由を説明しやすくなります。
要件表には規模・機能・データ・運営体制を記載します
依頼書には、イベントの目的、年間開催回数、開催形式、登録者数、最大同時接続数、配信時間、セッション数、出展者数、対象地域と言語を記載します。機能は、申込、決済、会員認証、視聴権限、配信、録画、チャット、Q&A、投票、アンケート、商談予約、資料配布、レポート、CRM連携に分けます。さらに、既存の会員・顧客・決済・メール・ID管理システム、保存期間、必要なログ、希望するサポート時間を伝えます。
「できれば対応」「将来必要」といった曖昧な要望は、初回必須、あれば望ましい、将来検討の3段階に分けます。見積もり側には、前提条件、含む範囲、含まない範囲、想定工数、成果物、受入条件、仕様変更の扱い、追加費用の単価を記載してもらいます。これにより、安い提案に見えていた機能が別料金だったという事態を防ぎやすくなります。
初期費用ではなく開催回数を含むTCOで比べます
年に1回だけ開催する企業は、SaaSの従量課金と運営支援を組み合わせたほうが、専用開発より合理的な場合があります。反対に、年間数十回以上のウェビナーを継続し、毎回の申込・視聴・アンケート・営業連携に多くの手作業がある場合は、個別連携やイベント基盤の整備によって運営工数を下げられる可能性があります。開催回数と1回あたりの運営時間を掛け、現状コストを見える化します。
比較する期間は初年度だけでなく、少なくとも2〜3年を想定します。開発費、月額利用料、チケット販売手数料、動画保存、配信従量費、当日スタッフ、保守、セキュリティ診断、追加改修、データ移行、解約時の返却費を合算します。SaaSとスクラッチのどちらが安いかではなく、業務削減、商談化、再利用できるコンテンツ、データ活用まで含めて判断します。
標準機能を使い、独自性が必要な部分だけ開発します
コスト最適化の基本は、SaaS、クラウド基盤、個別開発を役割分担することです。申込、決済、メール、配信、ストレージなど、品質や実績が確認できる外部サービスは活用し、ブランド体験、会員連携、イベント後の営業データ、独自の商談フローなど、事業上の差別化に直結する部分へ開発費を集中します。
たとえば、初回は外部配信サービスとテンプレート型のイベントページを使い、参加ログをCSVで営業システムへ渡します。運営上のボトルネックと成果を確認した後、API連携、複数イベントの横断会員管理、自動スコアリング、出展者向けリード画面を追加します。いきなり全機能を作らず、PoCで申込から事後フォローまでを通して検証すると、使われない機能への投資を減らせます。
開発会社にはイベント実績と当日対応を確認します
発注先を選ぶときは、一般的なWeb制作実績だけでなく、オンラインイベント、会員・決済連携、動画配信、負荷試験、個人情報管理、当日障害対応の経験を確認します。過去にどの規模のイベントで、最大同時接続数、セッション数、参加者対応、リード納品を担当したかを質問します。SaaSベンダー、受託開発会社、イベント運営会社では得意領域が違うため、必要な役割を分けて比較します。
提案時には、配信停止、ログイン障害、決済失敗、視聴権限の誤設定、登壇者の接続不良、個人情報の誤送信などの障害シナリオを示し、誰が何分以内に判断するかを確認します。契約前に、サポート時間、休日対応、SLA、代替手段、バックアップ、データ返却、再委託先、セキュリティ資料、脆弱性報告の方法を確認すると、安い見積もりの裏にある運用リスクを把握しやすくなります。
オンラインイベントシステムのよくある質問(FAQ)

ここでは、費用相場を調べる担当者が特に迷いやすい質問に答えます。料金表だけでは判断できない、SaaSと開発の境目、開発期間、費用を抑える方法を整理します。
オンラインイベントはZoomだけで開催できますか?
小規模な社内説明会や、申込者が少ない単発ウェビナーであれば、Zoomなどの配信・会議ツールだけで開催できる場合があります。ただし、参加申込、決済、会員認証、視聴権限、参加ログ、アンケート、営業フォローまで一元管理したい場合は、イベント管理システムや連携機能が必要です。
オンラインイベントシステムの開発期間はどのくらいですか?
既存SaaSの設定だけなら即日〜2週間程度、運用支援や画面設定を含めるなら2〜6週間程度、会員・決済・CRM連携を含む構築なら1〜3か月程度が検討の目安です。独自の交流機能、複雑な権限、高負荷配信、セキュリティ審査、負荷試験まで含める場合は3〜6か月程度、フルスクラッチや大規模XRでは6〜12か月以上かかる可能性があります。
オンラインイベントシステムの費用を抑えるにはどうすればよいですか?
配信、決済、メール、ストレージなどの標準サービスを活用し、独自開発は会員連携、データ活用、商談フローなど自社の差別化に直結する部分へ絞ります。初回は必須機能だけのPoCを行い、同時接続数、参加率、視聴完了率、アンケート回答率、商談化率、運営工数を測定してから追加開発を判断すると、不要な投資を抑えやすくなります。
SaaSとスクラッチ開発はどちらを選べばよいですか?
単発開催や年数回のセミナーで、標準的な申込・視聴・アンケートが中心ならSaaSが向いています。継続開催が多く、会員制度、決済、独自の交流、複数イベントの横断分析、CRM連携が成果に直結するなら、SaaSへの個別連携やクラウド拡張を検討します。スクラッチは、独自業務が競争力になり、長期運用の保守体制と投資計画を持てる場合に選ぶと判断しやすくなります。
まとめ

オンラインイベントシステムの費用は、SaaS利用の0〜30万円程度から、個別連携の100万〜300万円程度、カスタム開発の300万〜1,000万円程度、フルスクラッチの1,000万〜3,000万円超、大規模XR・ハイブリッドの3,000万〜1億円超まで、目的と要件によって変わります。EventRegistの公開料金や株式会社一創の開発費目安、東京都のMICEガイドラインに示された事例は、予算を考える際の参考になりますが、いずれも自社案件の確定価格ではありません。
費用は初期開発費と開催・保守の総額で判断します
見積もりでは、登録者数だけでなく、最大同時接続数、配信時間、セッション数、会員・決済・CRM連携、録画保存期間、セキュリティ要件、当日サポートを明記します。システム費、配信・CDN、決済手数料、制作・運営、問い合わせ、保守、脆弱性診断、追加改修を分け、初年度と2年目以降のTCOを比較することが大切です。
まずは業務フローと最小機能を整理して見積もりを依頼します
最初からすべてを自社開発するのではなく、申込から視聴、アンケート、事後フォローまでの業務を整理し、標準サービスで足りる部分と独自開発が必要な部分を分けます。小規模なPoCで参加者の動きと運営工数を確認し、成果に直結する会員連携、データ活用、商談機能へ段階的に投資すると、費用対効果を判断しやすくなります。
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
