Power Pagesのシステム開発費は、利用者数、認証・権限、データと外部連携の範囲で変わります。ライセンスは月額1万円台から、開発費は数十万円から3,000万円以上まで幅があります。
全体の流れは、Power Pagesのシステム開発の完全ガイドでも確認できます。
▼全体ガイドの記事
・Power Pagesのシステム開発の完全ガイド
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Power Pagesのシステム開発費を決める全体像

Power Pagesの見積もりは、ホームページ制作費ではなく、社外ユーザーが安全にデータを登録・参照する業務システムとして見積もります。そのため、利用料と設計・開発、保守を分けて考えます。
連携やセキュリティ、移行の作業も、費用に含めて見る必要があります。
費用に含まれる範囲
Power Pagesの費用は、次の4層に分けて見積もります。
- ライセンス:利用者数やアクセス方式に応じて毎月発生
- 初期費用:企画・設計・開発
- 周辺費用:関連サービスとデータ容量
- 公開後の費用:保守・改善
開発費は、画面数に加えて、Dataverseのデータモデルや、Webロール・テーブル権限の設計でも決まります。
外部認証、API連携、テストの深さも、費用を左右します。一方で、会社情報やFAQの公開だけなら、標準テンプレートで短期間に立ち上げられます。
契約情報の参照から申請、社内承認、結果通知までを行う場合は、画面以外の設計も必要です。そのため、見積書に「Power Pages構築一式」とある場合は、どの工程が含まれるかを確認してください。
ローコードでも費用が上がる理由
外部に公開する業務データには、画面以外にも専門的な設計が必要です。誰にどこまで見せるかの制御や、障害時の再送の設計まで含めるため、その分費用が上がります。費用に影響する作業には、次のものがあります。
- 公開範囲:匿名ページとログイン後のページを分ける
- データ制御:顧客ごとに閲覧レコードを制限する
- 障害対応:添付ファイルやAPI障害時の再送を設計する
利用者は社内のDataverseユーザーではなく、ContactレコードやWebロールで制御します。また、社内のPower Appsの権限設定を、そのまま流用できるとは限りません。
権限の設計では、要件定義と権限テストに工数がかかります。さらに、設計を省くと、後からの修正費が初期開発費を押し上げる可能性があります。
Power Pagesの料金・ライセンス相場
ライセンス料は、サイトを利用するユーザーの方式で異なります。
Microsoft公式の日本向け価格ページでは、2026年8月時点の認証済みユーザー料金が、100ユーザー/サイト/月相当で月額29,985円です。
匿名ユーザーの料金は、500ユーザー/サイト/月相当で月額11,244円です。
両料金は、年払い相当の税別価格で、契約形態や価格改定によって変わります。そのため、発注時には最新の見積もりで金額を確認します。
認証済みユーザーのライセンス料金
認証済みユーザー向け容量パックは、申請や契約情報の確認、問い合わせ履歴の参照を行うサイトに向いています。料金はパック単位で計算されるため、見積もりでは人数の数え方から確かめます。
- パック単位:100ユーザー分を1パックとして計算
- 月額目安:200ユーザーは単純計算で月額59,970円相当
- 300ユーザー:単純計算で月額89,955円相当
- 人数の数え方:実際にログインする対象者で確認
上記はライセンス部分だけの計算です。開発費やDataverseの追加容量、Power Automateは、別料金になる場合があります。外部認証、Azure、メールやSMSも、別途かかることがあります。
ログイン対象者は、社内の社員数と同じとは限りません。そのため、顧客企業の担当者や代理店、会員など、実際の利用者を整理します。
月ごとの増減や休眠ユーザーの扱いも、事前に確かめておきます。なお、複数サイトや開発・検証環境がある場合は、数え方をMicrosoftまたは契約窓口に確認します。
匿名ユーザーのライセンス料金
匿名ユーザー向け容量パックは、ログインなしで公開情報を閲覧するサイトに使われます。そのため、利用規模と運用面を先に確かめます。
- 500ユーザー:月額11,244円相当
- 1,000ユーザー:単純計算で月額22,488円相当
- アクセス対策:予測が難しい場合は、ピーク時の通信量や不正アクセスに備える
- 権限設計:公開ページと個人情報のページで分ける
閲覧者が申請を送信したり履歴を参照したりする場合は、匿名のまま扱えるかを、要件とセキュリティの両面から判断します。
権限は、ページ権限、テーブル権限、Webロールに分けておくと、後の事故対応費用を抑えやすくなります。
上記の料金は、Microsoft公式の価格ページに示されています(出典:Microsoft公式「Power Pagesの価格」)。
確認時点の価格は、税別・年払い相当です。
契約前には、最新の条件を改めて確認してください。
Power Pagesの開発費相場とコストの内訳

Power Pages単体の開発費について、日本市場で統一された統計は公表されていません。
公開されているPower Platform支援価格と一般的な開発工程から、推定レンジを示します。
金額は標準価格ではありません。
推定額は、要件や体制、品質基準によって変わり、既存資産の有無でも差が出ます。
規模別の開発費の目安
規模別の開発費と期間は、次の範囲が目安です。
- PoC・画面試作:30万〜100万円程度、2〜4週間
- 小規模ポータル:150万〜500万円程度、1〜3か月
- 標準的な顧客・取引先ポータル:500万〜1,500万円程度、3〜6か月
- 複数基幹連携・高セキュリティ要件の外部業務システム:1,500万〜3,000万円以上、期間は6〜12か月以上になる可能性
金額には、利用者数や申請の分岐数、データ移行量が影響します。
API本数や認証方式、テストの種類も、金額に関わります。
たとえば、フォームが少なくても、顧客ごとの閲覧制御と基幹システムとのリアルタイム連携があれば、小規模案件とは限りません。
データと業務フローが整理され、標準コネクタを使える場合は、開発費を抑えやすくなります。
開発費の工程別内訳
作業量を確かめるには、要件定義から本番リリースまでの工程ごとに、公開支援価格を並べて見ます。
- 要件・設計:業務整理、画面・ナビゲーション、Dataverseテーブル、認証・権限
- 開発・連携:デザインと実装、Power AutomateやAPI連携
- 導入:データ移行、テスト、教育、本番リリース
- PAGEONEの支援例:スターター150万円・125時間、スタンダード460万円・500時間
- ソフトバンクの支援例:Power Apps・Power Automateの開発支援は12万円/日
特に権限設計と連携テストは、画面数からは見えにくいものの、費用差が出やすい項目です。
例に挙げた公開価格は、Power Pagesの全工程を請け負った価格ではなく、作業量を比べる材料です。
公開価格を自社の案件にそのまま当てはめず、Power Pages固有の認証・公開・権限・運用が含まれるかを確かめます。
例に挙げた各社の価格は、公開されている支援メニューのものです(出典:株式会社ページワンの公開支援価格、ソフトバンクの開発支援サービス)。
ランニングコストの内訳
Power Pagesでは、公開後も費用が発生する場合があり、データの保存量や実行量、連携と運用の範囲がその対象になります。
- データ容量:Dataverseのデータベースとファイルの保存量
- 自動化:Power Automateの実行量
- 連携基盤:Azure FunctionsやAPI管理
- 通知と運用:メール・SMS・電子署名、監視、バックアップ、問い合わせ対応
特に、添付ファイルや画像、履歴を大量に保存する場合は、保存先を検討します。Dataverse、SharePoint、Azure Blob Storageのどこに置くかで、容量と運用費が変わります。
保守費は契約内容によって変わります。業務システムでは、初期開発費の年15〜25%程度を予算の目安として使うことがあります。ただし、これはPower Pages固有の公定価格ではありません。
保守体制は、軽微な修正や障害・脆弱性対応、ユーザー追加の扱いで変わります。権限の見直しや改善提案も、どこまで含めるかで差が出ます。
Power Pagesの費用が変動する要因
会社紹介サイトに近い構成と、顧客・代理店向けの業務ポータルでは費用が異なります。そのため、見積もりの前に、費用が増えやすい要因を整理しておきます。
利用者数と認証方式
認証済みユーザー数や匿名閲覧の規模、ログイン方法が増えるほど、ライセンス試算とテストの工数も増えます。
Microsoft Entra ID、Microsoft Entra External ID、Microsoftアカウントなどを使い分ける場合は、アカウント管理も設計の対象になります。
アカウントの発行や退会、パスワード再設定を含めます。招待やなりすまし対策も、設計の中で扱います。
Dataverseのデータ量と設計
テーブル数や列数、関連が増えると、データモデルの設計が複雑になります。さらに、履歴や添付ファイル、検索条件が増えると、容量の設計も複雑になります。
顧客や契約、注文などを一つのテーブルに詰め込むと、権限や検索性能が扱いにくくなります。そのため、業務上の関係を整理してから実装します。
Dynamics 365・基幹・外部APIとの連携
Power Automateの標準コネクタで連携できれば、独自APIを一から作るより費用を抑えやすくなります。
リアルタイム同期や複雑な変換、JWT認証が求められる場合は、追加の実装が要ることがあります。
レート制限やタイムアウト、重複防止には、Azure FunctionsやAPI管理などのプロコードを使う場合があります。さらに、再送や監視にも、プロコードを使うことがあります。
権限・セキュリティ・監査要件
顧客Aには顧客Aのデータだけ、代理店には担当案件だけを見せるため、Webロール、ページ権限、テーブル権限を設計します。必要に応じて、列レベルの制御も加えます。
特に、匿名Webロールやテーブル権限のGlobal設定を安易に使うと、意図しないレコード公開につながるおそれがあります。
権限マトリクスや拒否テスト、脆弱性診断が費用に含まれるかを確認してください。監査ログの確認も、見積書の項目として確かめます。
データ移行・環境分離・運用
Excelや既存ポータルから移行する場合は、重複排除やコード変換、欠損値の扱いが必要になります。さらに、個人情報の扱いや移行リハーサルも必要です。
開発・検証・本番を分け、ソリューションやPower Platform CLI、GitHubでリリースする場合は、デプロイとロールバックも設計します。
容量監視やフロー失敗、ユーザー追加の担当を決めておくと、安価に作った後で運用費が膨らむリスクを減らせます。また、権限の見直しも、誰が行うかを決めておきます。
画面の自由度とプロコードの量
標準機能のデザインスタジオやフォーム、リストなどを中心にすれば、短期間で作りやすくなります。
独自レイアウトや細かな入力制御、複雑なJavaScript・Liquidは、設計と実装の工数を増やします。さらに、カスタムコネクタやSPAに近い画面では、テストや保守の工数も膨らみます。
ブランドの表現を重視する場合は、標準から外す範囲を先に合意しておきます。
費用を予測しやすくするPower Pages開発の進め方

費用を抑えるには、値引きを求めるより、仕様が膨らまない順序で検証するのが確実です。
まず、最初から全機能を作らず、1つの業務をMVP(Minimum Viable Product)として試します。そのうえで、利用者の反応と技術的な制約を確かめてから、機能を拡張します。
要件定義で決める内容
最初に、誰がどのデータを使い、どの業務を完了させるかを定義します。
要件定義で決めておくと、見積もりの前提がそろいます。
- 対象業務:顧客・代理店ポータル、申請受付、保守セルフサービス
- 利用者と業務:使うデータ、画面、操作、通知、承認者
- 利用規模:月間登録数、同時アクセス、匿名・認証済みの比率、添付容量
- データと権限:公開データ、社内データ、参照・作成・更新・削除
個人情報や契約情報などを分類し、Power Pagesに公開するデータと社内に残すデータを分けます。問い合わせ履歴や請求情報も、同じ分類に従って分けます。
参照・作成・更新・削除の権限を表にまとめると、例外が多い場合でも標準機能で対応できるかを判断できます。さらに、APIや追加設計が必要かも、この段階で検討します。
PoC・MVPで確認する内容
PoCでは、主要ユーザーの1業務を選んで、次の内容を確かめます。
- 対象業務:問い合わせ登録から回答確認、または申請から承認通知まで
- 標準機能:標準フォームで業務を完了できるか
- 技術要件:認証、顧客単位のデータ制限、既存APIとの接続
PoCは2〜4週間程度が目安です。未解決の技術課題は、PoCの段階で確かめておき、本番開発に持ち込まないようにします。
PoCで残すものには、動く画面だけでなく、必要なテーブルと項目、権限マトリクスも含めます。連携方式やライセンス容量、残課題、本番移行の条件も、あわせて残します。
このため、PoCの結果を次の見積もりに使える材料として整理すると、追加要件による予算超過を抑えやすくなります。
設計・実装・テスト・リリース
本開発から公開までは、設計・実装、テスト、リリースの順に進めます。
- 設計・実装:Dataverse・画面・権限、Power Automate、API、通知、エラー処理
- テスト:機能・入力値・ファイル、顧客A・B間のデータ分離、匿名アクセス、API障害時の再送、負荷・アクセシビリティ、個人情報のログ出力
- リリース準備:問い合わせ窓口、監視、容量アラート、緊急停止手順を用意する
開発・検証・本番を分け、ソリューションやCLIを使って移行する場合は、環境ごとの設定値と接続情報を管理します。
Power Pagesのシステム開発費を最適化するポイント
必要な品質を保ちつつ、作らないものと標準化する範囲を決めれば、コストを抑えられます。ただし、将来の拡張を考えずに削ると、作り直しの費用がかかります。
利用実績のない機能を先に作ると、使われない開発費とライセンス費が発生します。そのため、効果を確かめてから広げます。
標準機能の優先
デザインスタジオのページや標準フォームを優先します。リスト、検索、複数ステップフォームも、標準機能で対応します。また、Dataverseや、Power Automateの標準コネクタも優先します。
標準機能で対応できる部分は、独自のJavaScriptやAPIで置き換えないようにします。独自実装は、顧客体験や業務上の差別化に直結する範囲に絞ります。
独自実装を絞ることで、初期費用と保守負担の両方を抑えられます。
利用者数・データ・ライセンスの定期的な見直し
認証済みと匿名のユーザー数を実績に合わせて見直し、使われていないアカウントや不要なサイトを整理します。
添付ファイルや画像の容量は、ログや履歴と合わせて月次で確認します。また、古いデータの保管や保存期間の定義、検索に必要なデータだけをDataverseに置く運用は、追加容量と性能の抑制につながります。
段階導入による作りすぎの防止
段階導入では、効果を確かめながら、次の順に対象を広げます。
- 第1段階:問い合わせや申請など、利用頻度の高い1業務
- 第2段階:契約・注文・保守履歴
- 第3段階:AIチャットボットや高度な分析
代表顧客や社内の少人数で試し、入力率や自己解決率を測ります。また、処理時間や問い合わせ削減数も測ります。全部門とユーザーを一度に対象にすることは避けます。
効果を確認した機能だけを広げると、予算配分を説明しやすくなります。
株式会社シーイーシーの公開事例では、効果が紹介されています。対象は、Dynamics 365 Customer ServiceとPower Pagesを使ったサポートポータルです。その内容は、保守作業時間5.6時間/月の削減や、保守原価費10%の低減などです。
これは同社の自己申告による事例で、自社で同じ効果が保証されるものではありません(出典:株式会社シーイーシーの公開導入事例)。
Power Pagesの見積もりを比較するポイント
相見積もりでは、合計金額だけでなく、同じ前提条件で比べられているかを確認します。ライセンスや環境の扱い、外部サービスの契約者を揃えないまま比べると、後から追加費用が発生します。
見積書の確認項目
見積書では、次の内容を分けて記載してもらいます。
- 工程:要件定義、画面・Dataverse設計、認証・権限、連携、移行・テスト・教育、本番移行
- 成果物と運用:ドキュメント、保守
- 作業量の根拠:画面・テーブル数などの規模(ロール・API・データ件数を含む)、テスト範囲、作業時間、前提条件
作業量の根拠が揃うと、会社間で比較しやすくなります。
「標準機能に含む」「追加費用」「対象外」を明確にします。特に、認証プロバイダーとメール、ファイル保存を確認します。
WAFや脆弱性診断、ログ保管を、この区分で整理します。障害時の再送と、利用者向けマニュアルも同じ区分で扱います。
保守契約では、対応時間や受付方法、月の作業時間を分けて確認します。緊急対応とバージョンアップ対応も、別々に確認します。
開発会社に確認する質問
候補の会社には、次の技術と運用の経験について質問します。
- 対応技術:Power Pages・Dataverse・Dynamics 365、Power Automate、外部認証、API、ALM
- 権限と連携:顧客ごとのレコード制限、匿名・認証済みの分離、連携失敗時の再送
- リリースと保守:本番移行、公開後の権限の見直し
事例を見るときは、社名や画面だけでなく、課題やデータ構成、連携先を確認します。利用者や運用体制、効果測定も、あわせて見ます。なお、導入経験があっても、自社と同じ認証方式や基幹連携とは限りません。
可能なら、要件定義と権限設計、リリース後の保守を担う人が商談に加わる会社を選びます。
Power Pagesのシステム開発でよくある質問
費用を検討するときは、料金表だけでなく、自社の利用者やデータを前提にします。連携と運用の条件も含めて考えます。発注前によくある質問に、順に答えます。
Power Pagesのシステム開発は総額いくらかかりますか?
2026年8月時点の公式価格は、認証済み100ユーザー相当で月額29,985円、匿名500ユーザー相当で月額11,244円です。
開発費の推定レンジは、PoC30万〜100万円、小規模ポータル150万〜500万円、標準的な顧客・取引先ポータル500万〜1,500万円程度です。
金額は、認証や権限、連携の有無によって変わります。移行や試験、保守の有無でも変動します。
Power Pagesならシステム開発費を安くできますか?
標準機能、既存のMicrosoft 365やDynamics 365、標準コネクタを活用できれば、スクラッチ開発より初期実装を短縮できる可能性があります。
ただし、外部公開の権限設計やAPI連携、セキュリティ試験は省略できません。データ移行や運用も、省略できない作業です。そのうえで、標準に寄せられる範囲と独自実装が必要な範囲を比べます。
Power Pagesの開発期間はどのくらいですか?
PoCは2〜4週間、小規模は1〜3か月、複数の認証・権限・外部連携を含む標準的なポータルは3〜6か月が目安です。
複数拠点や大量データ、複数APIがある場合は、6〜12か月以上かかることがあります。また、厳格なセキュリティ試験や段階移行を行う場合も、期間が伸びることがあります。
要件定義では、利用者受け入れテストと本番移行の期間まで計画してください。
Power Pagesとスクラッチ開発はどちらを選ぶべきですか?
方式は、既存のMicrosoft環境と、画面や処理に求める要件を基準に比べます。
- Power Pages:Microsoft 365、Dynamics 365、Dataverseを使い、外部向け申請・照会・問い合わせを早く構築する
- スクラッチ・別PaaS:自由な画面、大量アクセス、Microsoft以外の基盤、複雑なトランザクション制御が必要
初期費用だけでなく、認証や監査、アップデート、障害対応を含めた5年程度の総保有コストで判断してください。
まとめ
2026年8月時点のライセンス目安は、認証済み100ユーザー/サイト/月相当で月額29,985円、匿名500ユーザー/サイト/月相当で月額11,244円です。
開発費は、PoCの30万〜100万円から、複数基幹連携や高セキュリティ要件を持つ外部業務システムの1,500万〜3,000万円以上まで幅があります。
費用を判断するときの要点
見積もりでは、ライセンスとDataverse容量を分けて見ます。要件定義や画面、権限・認証、外部連携も、項目ごとに見ます。移行とテスト、教育、保守は、それぞれ別に見積もります。
顧客ごとのデータ制限や、匿名と認証済みの使い分けを含めると、金額の根拠が明確になります。API障害時の処理や環境分離、公開後の権限の見直しも、見積もりに入っているかを確かめます。
安さだけでなく、業務上必要な安全性と運用性が確保されているかを判断します。
導入準備の手順
導入準備では、対象ユーザーや業務、技術条件を順に整理します。
- 対象ユーザー、認証方式、公開データ、主要業務を整理する
- 連携先、添付ファイル量、月間アクセス、希望時期をまとめる
- 標準機能中心のPoCで実現性とライセンス容量を確認する
- 要件定義・開発・保守を分けた見積もりを複数社へ依頼する
この順序で進めれば、Power Pagesを自社に合った費用で導入しやすくなります。
▼全体ガイドの記事
・Power Pagesのシステム開発の完全ガイド
▼RFP作成前に読みたい無料ホワイトペーパー
・業務システム開発の完全ガイドブック
・スクラッチシステム開発の完全ガイドブック
・【2026年最新版】AI駆動開発の完全ガイドブック
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
