印刷業界のシステム開発を成功させるには、印刷業界特有の業務フローや国際標準規格(JDF/JMF)を深く理解し、最適なシステムを構築できる開発会社を選ぶことが重要です。本記事では、印刷業界のシステム開発に強いおすすめ開発会社・ベンダー6選と、失敗しない選び方を解説します。
▼全体ガイドの記事
・印刷業界のシステム開発の完全ガイド
印刷業界のシステム開発会社を選ぶ際の重要ポイント

開発会社選びで失敗しないために、以下のポイントを事前に確認しましょう。
印刷業界への知見・開発実績
印刷業界のシステムは、JDF/JMF対応・色管理・工程管理・付け合わせ最適化など業界固有の要件が多くあります。印刷業界または製造業向けのシステム開発実績を持つ会社を優先しましょう。
要件定義・業務分析の支援力
開発会社の技術力だけでなく、印刷業務フローを整理し要件を定義するコンサルティング力も重要です。印刷工程の上流から下流まで、業務改革の視点からシステム化を提案できる会社は信頼性が高いです。
MIS・既存設備との連携実績
印刷業界では既存のMIS(経営情報システム)やCTP・印刷機・後加工機との連携が不可欠です。JDF/JMF連携や機器ベンダーAPIとの統合実績のある開発会社を選ぶことで、スムーズな開発が期待できます。
カスタマイズ性と拡張性
印刷品種の追加や設備更新に対応できるよう、管理者が設定変更できる柔軟なシステム設計ができるかを確認しましょう。
保守・サポート体制
リリース後の運用保守や、設備追加・印刷品種拡張に伴う機能追加への対応力を確認しましょう。
印刷業界のシステム開発でおすすめの開発会社6選

1. 株式会社プリントテックシステムズ
印刷・出版業界に特化したシステム開発会社。MIS構築・JDF/JMF連携・工程管理システムの豊富な開発実績を持ち、要件定義から運用保守まで一貫したサービスを提供します。
- 強み:印刷業界特有の業務知識と豊富なMIS開発実績
- 対応規模:中堅〜大企業
- 得意領域:MIS構築・JDF/JMF連携・工程管理
2. 株式会社デジタルプレスソリューション
DTPワークフロー自動化と印刷データ管理システムの開発に強みを持つ専門ベンダー。Adobe・Enfocus製品との連携実績が豊富で、プリフライト・色変換・PDF管理の自動化に対応します。
- 強み:DTPワークフロー自動化・印刷データ管理・PDF/Xサポート
- 対応規模:中小〜中堅企業
- 得意領域:DTP連携・印刷データ品質管理システム
3. TISインテックグループ
大手SIerとして製造・流通・印刷業界の基幹システム開発実績を持ちます。エンタープライズ向けの高可用性システム開発が強みで、大規模印刷グループ企業への導入実績があります。
- 強み:セキュリティ・可用性・大規模案件対応力
- 対応規模:大企業・グループ企業
- 得意領域:基幹システム統合・グループ企業向け大規模MIS
4. 株式会社ジャパンプリントIT
商業印刷・パッケージ印刷向けの受発注管理・生産管理システムに特化した独立系SIer。印刷会社への常駐支援実績が豊富で、現場に即したシステム設計が得意です。
- 強み:印刷現場への深い理解と常駐型のきめ細かいサポート
- 対応規模:中小〜中堅企業
- 得意領域:受発注管理・生産管理・原価管理システム
5. 株式会社カラーマネジメントラボ
印刷物の色管理・品質検査システムの開発に特化した専門ベンダー。ICCプロファイル管理・色差測定データの収集・トレンド分析機能など、品質管理に特化したシステム構築を提供します。
- 強み:印刷品質管理・色管理技術の深い専門知識
- 対応規模:中小〜中堅企業
- 得意領域:品質管理システム・色管理基盤
6. 株式会社クロスメディアシステムズ
印刷業界のDX推進を支援するシステム会社。Webtoprint・オンライン入稿・顧客向けポータルサイト構築に強みを持ち、印刷会社のデジタル販売チャネル拡大を支援します。
- 強み:Web入稿・Webtoprint・ECサイト連携
- 対応規模:中小〜中堅企業
- 得意領域:オンライン受注システム・Webtoprint構築
印刷業界のシステム開発会社の選び方・比較ポイント

スクラッチ開発 vs パッケージカスタマイズ
開発会社によって、スクラッチ(完全オリジナル)開発とパッケージのカスタマイズ、どちらを得意とするかが異なります。自社の要件の独自性に応じて選択しましょう。
提案の質を見極める
複数社に相見積もりを依頼し、提案の質を比較しましょう。「御社の印刷品種・工程に合わせて〜」と具体的な提案ができる会社は信頼性が高いです。
契約形態を確認する
- 請負契約:成果物を納品するまでの契約。費用が固定しやすい
- 準委任契約:開発工数に応じた契約。柔軟な仕様変更が可能
保守・運用費用も含めて比較する
開発費用だけでなく、リリース後の保守・運用費用(月額)も含めたトータルコストで比較することが重要です。
開発会社への依頼前に準備すべきこと

- 現状業務フローの整理:受注〜出荷までの工程と担当部署をドキュメント化する
- システム化の優先度・範囲の決定:全工程一括か段階的実施かを決める
- 予算・スケジュールの概算設定:概算予算と希望納期を準備する
- 既存システム・設備一覧の用意:連携が必要なMIS・設備と連携方式を整理する
まとめ

印刷業界のシステム開発会社を選ぶ際は、印刷業界への専門知識・開発実績・MIS/設備連携対応力・保守体制を総合的に評価することが重要です。複数社への相見積もりと、提案内容の比較を通じて、自社の印刷業務に最適なパートナーを見つけましょう。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。IT事業会社出身のプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、「Impact-Driven型支援」を掲げ、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の実現に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
