工程管理システムの開発会社は、業務知識、ERPや生産管理システムとの連携、IoTデータの取得、現場UIの点で比べると選びやすくなります。
製造業・建設業では生産フローや設備構成が会社ごとに異なるため、業界知識の確認が欠かせません。そこで、6社の特徴と評価軸、RFPの作り方を順に説明します。
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工程管理システム開発パートナー選びの重要性

開発会社選定の基本的な評価軸(業界知識・IoT/ERP連携実績・現場UI設計力)
開発会社は、一般的な技術力に加えて、製造業・建設業の業務知識も確認しておく必要があります。
- 業界知識:セル生産方式、ライン生産方式、プロジェクト型生産の違いを理解しているかどうか。
- 工程の理解:先行後行制約、資源制約スケジューリング、品質管理(QCD)を要件に反映する力。
- 連携実績:MQTT/OPC-UA、SAP/Oracle ERP、MESとの連携事例が資料で示されているか。
こうした点は商談で確かめられます。たとえば、工場の現場視察をどのように行うかを、具体的に聞くとよいでしょう。
現場UIでは、タッチ操作、バーコードスキャン、高コントラスト表示の実績があるかを確かめます。
長期運用では、障害時の対応SLA、定期アップデートの頻度、保守費用も評価項目になります。
提案依頼書(RFP)作成のポイント
RFP(提案依頼書)は、複数社の提案を同じ条件で比べられるようにし、見積もりの精度を高める資料です。
- 背景と目的:会社概要、プロジェクトの背景、実現したい効果。
- 業務と機能:As-Is(現状)、課題、To-Be(目指す姿)、必要機能と優先順位。
- 連携と計画:対象システム、希望方式、対象工場、ライン、ユーザー数、構成、予算、納期、フェーズ、評価基準、選定日程。
必要機能はMust、Should、Mayに分けて整理します。分けるのは、すべてを必須にすると、全機能を含む高額な提案になりやすいためです。
提案の評価は、価格と技術提案を各30%、製造業の知識と実績、体制と保守を各20%の配点で比べられます。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援
株式会社riplaは、コンサルティングから開発、定着支援までを一社で手がけるシステム開発会社です。
riplaは自社でも業務システムを構築・運用してきました。その経験をもとに、成果の創出と現場への定着を重視しています。
riplaの強みと特徴(製造業・建設業の業務理解、コンサルティングから開発・定着支援まで一気通貫)
業務分析や要件定義、UI/UX、開発を一つのチームで担当し、導入、効果測定、改善も同じチームで進めます。そのため、コンサル会社と開発会社の間で起きる情報損失や認識のずれを抑えられます。さらに、現場視察と業務分析を通じて、現状のシステム化だけでなく業務改革まで検討します。
- 導入前:業務課題の整理と、工程管理のあるべき姿の設計。
- 導入時:要件定義からテスト、導入支援まで一貫して担当。
- 導入後:スーパーユーザー制度、操作マニュアル、活用状況レビューの支援。
riplaの得意領域(中規模〜大規模の工程管理システム・生産管理システム連携)
中規模から大規模の工程管理基盤を、複数ラインや複数工場へ展開する開発を得意とします。
- 基幹連携:PMS、SAP、Oracle、Dynamics 365などと、双方向にデータを連携させる。
- 進捗の表示:ガントチャートやカンバンボードで、進み具合を画面上で追える。
- 現場入力:タブレット向けの、実績を入れる画面の設計。
多品種少量生産や納期遵守率、ボトルネック工程といった課題には、業務コンサルティングと開発を組み合わせて対応します。また、建設業では、工事工程やサブコン調整、施工実績の進捗管理を支援します。
無料相談から初期提案書の提供まで、最短1週間で対応できる体制です。
株式会社ものづくりシステムズ|製造業特化の工程管理システム開発会社
株式会社ものづくりシステムズは、製造業に特化したシステム開発会社です。自動車部品、電子機器、食品、化学などの工程管理を扱い、元製造業エンジニアや生産管理の経験者も開発に加わります。「現場を知るエンジニアが作るシステム」を掲げ、ISO 9001に沿った開発プロセスを採用しています。
ものづくりシステムズの強みと特徴(製造業の現場知識・QCD最適化)
品質、コスト、納期のQCDを踏まえ、現場の意思決定を支える設計に強みがあります。
- QCDのトレードオフ:工程短縮と品質リスク、設備速度と消耗品費の関係を示す。
- 改善支援:カイゼン記録、効果測定、標準時間と実績時間のずれを管理する。
- 追跡管理:ロット番号、シリアル番号、工程指示番号を扱い、品質システムと連携。
ものづくりシステムズの得意領域
自動車部品、電子機器、食品を中心に、100社以上の工程管理システム開発実績があります。
- 生産計画:多品種少量生産を、先行後行関係と資源制約を考慮して組み立てる。
- 自動取得:IoT設備から、作業の開始や終了などの実績を集める。
- 多端末対応:スマートフォン、産業用タブレット、ハンディターミナルで使える。
中小製造業から大手グループまで、PMSや在庫管理システムとの統合に対応します。
開発後も、生産計画の変更や工程改革に合わせて、保守と機能追加を行います。
株式会社プロセスコア|IoT連携・リアルタイム進捗管理の専門会社
株式会社プロセスコアは、IoTとリアルタイムデータ処理を中心に、工程管理システムを開発する会社です。センサーやPLCからデータを集め、工程の進み具合を見える形にして、上位システムとつなぐまでを一貫して構築します。
プロセスコアの強みと特徴
OPC-UA、MQTT、Modbusに対応しています。そのうえで、設備データを集めて、工程への反映まで設計します。
- データ収集:PLCやセンサーの情報を、エッジサーバーで処理する。
- 進捗更新:稼働、停止、アラームの情報を、工程管理へ取り込む。
- KPI表示:稼働率、サイクルタイム、不良率を、現場画面やBIで確認できる形にする。
実績を自動で取得するため、入力漏れや遅延入力を抑えられます。その結果、管理者が最新の情報を使えるようになります。
プロセスコアの得意領域
古い設備へセンサーを後付けし、工程管理へ統合するスマートファクトリー化に実績があります。
- 設備対応:NC工作機械や専用機に、振動、電流、温度のセンサーを追加する。
- クラウド連携:AWS IoT、Azure IoT、Google Cloud IoTとの統合。
- 時系列分析:InfluxDBやTimescaleDBで長期の蓄積を行い、基盤を作る。
予知保全のPoCから本格導入まで、工程管理と予知保全をあわせて支援します。
株式会社ERPリンク|ERP・基幹システム連携に強い開発会社
株式会社ERPリンクは、SAPやOracleなどの基幹システムと工程管理を連携させる会社です。Dynamics 365、IFS、OBIC7も連携の対象です。ERPを止めずにデータを統合できるため、既存の基幹システムを活かした開発に向いています。
ERPリンクの強みと特徴
連携の手段として、SAP BAPI、OData API、Oracle Integration Cloud、Microsoft Power Automateを扱います。
- 業務フロー:製造指示から原価計算まで、一つの流れとして設計する。
- マスタ管理:品目、工程、BOMの整合性を保つデータガバナンスの設計。
- 保守性:ベンダー推奨の連携方式を使い、更新時の破損リスクを抑える。
ERPリンクの得意領域
SAP S/4HANAを中心に、食品や化学、医薬品、自動車、電機、機械の分野で実績があります。
- SAP連携:PP、QM、COと、工程実績や原価実績をつなぐ。
- 方式選定:ABAPアドオン、RFC/BAPI、ODataのどれを適用するかを判断する。
- 他製品:Oracle Fusion Cloud、Dynamics 365、IFS、弥生製品にも対応。
株式会社建設テック|建設・ゼネコン向け工程管理システム専門
株式会社建設テックは、建設業とゼネコン向けの工程管理システムを専門に開発します。屋外作業や仮設環境、サブコン調整、天候変動、行政検査など、建設業固有の条件も扱います。建設現場を知るコンサルタントとIT技術者が協働し、2025年問題を背景とするDX需要にも対応します。
建設テックの強みと特徴
クリティカルパスの管理やサブコン間の調整、天候や設計変更による再計画を支援します。
- 工程計算:ネットワーク工程表、クリティカルパス、フロートを扱う。
- 情報共有:サブコンがスマートフォンから、進捗と施工写真を報告できる仕組み。
- 既存連携:Buildee、ANDPAD、施工管理クラウドとつなぐ。
BIM/CIMとの連携設計にも対応します。これにより、ゼネコンが全体工程を把握できる基盤になります。
建設テックの得意領域
大手・中堅ゼネコンや専門工事会社に対応し、超高層建築からマンションまで扱います。
- 工事種別:大規模土木、プラント、商業施設などの工程を設計する。
- 役割別画面:現場監督、職長、作業員の役割に合わせて、表示を分ける。
- 総合管理:工事写真、出来高、安全、コストの情報と統合する。
株式会社スマートファクトリー|工場自動化・スマートファクトリー対応
株式会社スマートファクトリーは、工場自動化、ロボット、AIと工程管理を一体化します。AIによる自動スケジューリング、ロボット協調制御、デジタルツインとの連携も扱います。また、ロボット、AGV、自動倉庫と工程管理をつなぎ、自動化ラインと手動ラインが混在する環境にも対応します。
スマートファクトリーの強みと特徴
受注、設備、作業者、材料の条件をもとに、製造コストと納期遵守率を考慮した計画を組み立てます。
- 計画の最適化:強化学習、遺伝的アルゴリズム、シミュレーションを使う。
- 制約対応:多品種、多工程、多資源、納期優先度の混在を考慮する。
- 事前検証:デジタルツインで、変更や故障時の代替計画を試す。
AMRやAGVと連携するシステムも開発します。加えて、物の流れと工程進捗を、一つのシステムで管理します。
スマートファクトリーの得意領域
半導体、電子部品、精密機械、食品、医薬品など、自動化が進む工場に対応します。
- FA連携:PLCやロボットコントローラーと、OPC-UA、シリアル、Ethernetで通信する。
- 予知保全:設備異常の検知と、工程への影響のシミュレーション。
- 拡張性:Kubernetesやマイクロサービスを使い、新しいラインへ展開する。
スマートファクトリーは、ロードマップの策定から、個別システムの開発と統合まで、包括的に支援します。
まとめ:工程管理システム開発会社の選び方
6社の特徴を一言でまとめると、riplaは一気通貫、ものづくりシステムズは製造業とQCD、プロセスコアはIoT、ERPリンクは基幹連携が強みです。一方で、建設テックは建設業、スマートファクトリーはAIとロボットによる工場自動化を得意とします。
選定では、価格だけでなく、業界理解やIoT・ERP・AIの実績を見たうえで、現場UI、定着支援、保守運用まで含めて総合的に評価します。
- 候補を絞る:まず2〜3社を対象に、詳細なヒアリングとRFPを行う。
- 担当者を見る:業界知識と、技術説明の深さを確かめる。
- 定着を確認する:現場で使い続けられる支援体制を比べる。
工程管理システムは、現場に定着して初めて価値を発揮します。そのため、自社の課題と目指す姿を言語化し、共に考えられる開発パートナーを選びたいところです。
より詳しい内容は、完全ガイドにまとめています。
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
