Quarkusのシステム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

Quarkusのシステム開発会社は、フレームワークの知識だけでなく、業務要件から運用まで設計できるかで選ぶのが基本です。

Quarkusは開発基盤で、ERPや販売管理の完成品ではありません。そのため、監視や脆弱性対応、既存システムとの連携の確認が欠かせません。株式会社riplaを含む計6社を紹介します。

  • Quarkus、OpenShift、Keycloakへの対応の違い
  • 費用、質問項目、比較方法の整理

全体ガイドでは、Quarkusのシステム開発の完全ガイドをご覧ください。

Quarkusのシステム開発でパートナー選びが重要な理由

Quarkusのシステム開発パートナーを比較するイメージ

Quarkusは、起動時間やメモリ効率、コンテナとの親和性が注目されるフレームワークです。

一方、業務システムでは、画面やAPIを作るだけでなく、権限、監査ログ、データ整合性も決めておく必要があります。さらに、障害復旧やリリース手順、運用担当者の教育まで決めなければなりません。

ネイティブ実行へ進む場合は、対応ライブラリやリフレクション設定、ビルド時間の確認も必要です。

Quarkusの採用と業務成果のつながり

Quarkusは、目的に合う領域で使うことが大切な技術です。採用すれば、すべてのシステムが自動的に高速化し、開発費も必ず下がるというものではありません。

たとえば、短い起動時間が求められるサーバーレス処理や、複数サービスを水平にスケールするAPI、既存のJava人材を生かしたい新規サービスは、目的に合う領域です。

利用者が少ない単純な社内CRUDや、既存パッケージで要件を満たせる業務では、運用を複雑にしてまで採用しない方が合理的な場合もあります。

発注前の技術・費用・運用の責任範囲の確認

見積もりを比べるときは、画面数だけでなく、API数や外部連携、認証方式を同じ条件で示してもらいます。そのうえで、データ移行、負荷試験、監視の範囲も、各社で同じ前提にそろえます。バックアップ、CI/CD、クラウド利用料まで含めると、見積もりの金額を正しく比べられます。

2026年6月公開のモダナイゼーション費用概算では、API化が500万〜2,000万円、コンテナ化が1,000万〜4,000万円とされています(出典:株式会社クオンツ「アプリケーションモダナイゼーション」、2026年)。さらに、限定範囲のマイクロサービス化は2,000万〜8,000万円とされています。

これは同社の想定値で、一般的な相場ではありません。ただし、Quarkus本体がオープンソースでも、周辺の基盤や移行、テストが費用の中心になる点を理解する参考になります。

ポイント

業務システムでは、フレームワークの性能より、権限・監査・障害復旧・運用教育まで決められるかで発注先を比べます。ネイティブ実行を選ぶ場合は、対応ライブラリとビルド時間も比較の材料にします。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのQuarkusを活用したシステム開発支援をイメージした画像

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援する企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を生かし、ビジネスの成果とシステムの定着を支える点に強みがあります。

営業・顧客管理や生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があります。また、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

Quarkusを使う業務システムでは、技術を選ぶ前に、誰がどの業務をどのデータで処理し、どの状態を次の部門へ渡すのかを整理します。

riplaは企画やコンサルティングから開発までを一貫して支援するため、システムの導入目的を業務フローや要件へ落とし込みたい企業に適した相談先です。

Quarkusを採用する場合は、既存Java資産やクラウド方針、必要なAPIを確かめたうえで、無理のない構成を検討できます。認証・権限や運用体制も確認の対象になります。

得意領域・実績

営業や生産、販売管理など、複数部門にまたがる基幹業務をAPIや管理画面へつなげたい企業は、アプリ単体ではなく、システム全体で相談できます。

なかでも、現場の運用を変えることが目的の企業や、リリース後に利用が定着する仕組みまで考えたい企業に向いています。

相談時には、QuarkusのJVMモードとネイティブモードを比較するPoCの範囲、DBや認証基盤の担当、ソースコード・IaC・設計書の引き渡し条件を確認します。

Red Hat|Quarkus・OpenShift・サポートを軸に標準化

Red HatとOpenShiftを使ったQuarkusのクラウドネイティブ基盤を表す画像

Red Hatは、Quarkusそのものを開発するコミュニティと、企業向けにサポートされるRed Hat build of Quarkus、OpenShift、認証・メッセージングなどの基盤を提供するベンダーです。

Red Hatの公式情報では、RuntimesにQuarkusを含む軽量ランタイムとフレームワークを位置付け、マイクロサービスのような分散クラウドアーキテクチャ向けに説明しています。

実装を一社へ丸ごと委託する場合は、Red Hatの製品契約だけでなく、認定パートナーやSI会社との役割分担も確認します。

特徴と強み

OpenShiftを標準の実行基盤にする企業では、Quarkusのアプリ設計に加えて、コンテナイメージやデプロイ、監視を一つの運用モデルにそろえやすい点が強みです。権限やパッチ適用も、同じ仕組みの中で扱えます。

Red Hatのサポート情報では、2026年6月更新の対応構成として、Red Hat build of Quarkus 3.33系、3.27系などを掲載しています。JavaやOpenShift、複数のデータベースとの検証済み構成も示しています(出典:Red Hat「Red Hat build of Quarkus Supported Configurations」、2026年)。

商用サポートで障害時の問い合わせ先を明確にしたい企業に適しています。

得意領域・実績

金融、製造、通信などで、クラウドネイティブJavaを標準化し、複数の開発会社が同じ基盤を使う体制を作りたい場合に候補になります。

Red Hatに確認するときは、採用するQuarkusの系列や、LTSと製品版のサポート期間を質問します。さらに、OpenShiftの責任分界、KeycloakやKafkaとの連携、ネイティブビルドのサポート範囲も確かめます。

アプリの要件定義や業務設計まで必要な場合は、実装パートナーを含む体制図と障害発生時の一次窓口を、見積もりに記載してもらいます。

ポイント

製品サポートや商用の問い合わせ先を重視するなら候補になりますが、実装を丸ごと任せるなら、認定パートナーやSI会社との役割分担を契約前に確かめておく必要があります。

IBM|Enterprise Build of Quarkusとハイブリッドクラウドに対応

IBMのエンタープライズ向けQuarkusとクラウド活用を表す画像

IBMは、IBM Enterprise Build of Quarkusを提供するエンタープライズ向けの基盤ベンダーです。

公式ページでは、既存のJavaスキルを生かしながら、クラウドネイティブなマイクロサービスやサーバーレス、AIを含むアプリケーションを開発できる製品として紹介されています。

IBMの基盤やOpenShift、ハイブリッドクラウドをすでに使っている企業では、アプリ開発と企業向けサポートをまとめて検討しやすい候補です。

特徴と強み

IBM Enterprise Build of Quarkusは、低メモリ使用量や高速な起動、コンテナ・Kubernetes・サーバーレスへの適合を訴求しています。

IBMの公式情報では、拡張機能が800以上あり、Devモードやライブリロード、継続的テストを開発基盤の要素として挙げています。さらに、OpenShift連携や可観測性、セキュリティも挙げられています(出典:IBM「Enterprise Build of Quarkus」、2026年確認)。

ただし、製品の標準機能と、実際の業務アプリを設計・実装するサービスは別です。提案時は、IBM本体、パートナー、社内チームの担当を分けて確認します。

得意領域・実績

既存のJava人材を生かして、基幹周辺のAPIやイベント駆動処理、AI連携サービスを段階的にクラウドへ移行したい企業に向いています。

ネイティブ実行で起動時間の改善を狙う場合は、JVMモードと同じ負荷シナリオで比べます。その際は、起動時間とメモリ、スループットを測り、障害復旧も同じ条件で確かめます。

また、企業向けの長期サポートを重視する場合は、対象拡張機能、Javaのバージョン、コンテナ基盤を見積もりに明記してもらいます。脆弱性修正の契約条件を含めることも求めます。

ポイント

既存のJava資産を生かしてクラウドへ段階的に移行したい企業では候補になります。ただし、製品の標準機能と業務アプリを作るサービスは別なので、担当範囲を分けて見積もりに書いてもらう必要があります。

株式会社日立製作所|OSS認証・認可と規制産業の基盤に強み

日立製作所の認証基盤とクラウドネイティブシステムを表す画像

株式会社日立製作所は、金融や公共、交通などの重要システムを手がける総合SI企業です。OSSの活用や認証・認可基盤にも取り組んでいます。

2025年4月の公開情報では、日立社員がQuarkusに準拠したKeycloakの基礎と構築方法を扱う書籍の執筆に参加したと説明しています。あわせて、Keycloakの主要機能開発や各分野への適用も進めているとしています。

Quarkusで業務APIを作る際に、OIDCやOAuth 2.0を重視する企業が比べやすい会社です。シングルサインオンやAPI認可の要件も、同じ観点で比べられます。

特徴と強み

認証は、ログイン画面の入口だけでなく、利用者と取引先、バッチを区別する仕組みです。サービス間通信も対象に含め、どの権限でどのAPIを呼び出せるかを設計します。権限変更や失敗を、どのログへ残すかまで決めます。

日立は公開情報で、上流コンサルティングから基盤構築・運用までKeycloakソリューションを支援すると説明しています。DevSecOpsやプラットフォームエンジニアリングにも触れています(出典:株式会社日立製作所「認証と認可 Keycloak入門 第2版」、2025年)。

規制産業では、技術構成と監査要件を一緒に検討できる点が評価材料になります。

得意領域・実績

金融や公共など、認証・認可と監査証跡が重い案件で候補になります。可用性や運用手順の説明責任が求められる案件も、検討の対象になります。

Quarkusアプリの実装範囲を判断するには、Keycloakとの連携方式、企業IdPとの接続、トークンの有効期限を質問します。さらに、権限モデルや監査ログの保管期間、障害時の切り戻しも確かめます。

公開情報で確認できるのは、OSSや認証基盤に関する知見です。Quarkusの業務アプリ全体の実績を示すものではないため、同規模案件の実装体制は個別に確認します。

ポイント

認証・認可や監査証跡が重い案件では、Keycloakとの連携や監査ログの保管期間まで比べます。公開情報で確認できるのは認証基盤の知見で、業務アプリの実績は個別に見る必要があります。

SCSK株式会社|データ連携・メッセージングとモダナイズに対応

SCSKのデータ連携とQuarkusによるアプリケーションモダナイズを表す画像

SCSK株式会社は、Red Hat Application Servicesの導入支援やアプリケーションのモダナイズ、データ連携を扱うシステムインテグレーターです。

公式ページでは、Red Hat Build of Apache Camel/FuseがSpring BootやQuarkusといった軽量ランタイムで実行できることを説明しています。また、さまざまなプロトコルやAPIへの接続も支援するとしています。

既存の販売・在庫・受発注システムを、APIやメッセージングで段階的につなぎ直したい企業に適した候補です。

特徴と強み

業務システムのモダナイズでは、各サービスを細かく分けることより、データの意味と連携責任を明確にすることが先です。

SCSKの公開情報では、Apache CamelのEnterprise Integration Patternsでデータの流れを一元的に扱うことや、Red Hat AMQによるメッセージングを紹介しています。

QuarkusのAPI、Camelの連携処理、Kafkaなどのメッセージングを組み合わせる場合に、アプリと連携基盤を別々に設計せず相談できる点が強みです。

得意領域・実績

受注や在庫、物流など、複数のシステムをイベントやAPIで連携する案件に向いています。通知やIoTの連携が含まれる案件も対象です。

相談時には、同期処理と非同期処理の使い分け、再送・重複排除・順序保証を確認します。さらに、障害時のデッドレター処理、データ移行、監視ダッシュボードの担当も確かめます。

SCSKの公開情報から確認できるのは、Red Hat Application Servicesやデータ連携の支援領域です。そのため、Quarkus本体の開発経験、担当エンジニア、24時間保守の有無は、提案時に追加で確かめます。

株式会社NTTデータ|大規模クラウドネイティブSIに対応

NTTデータの大規模クラウドネイティブ開発を表す画像

株式会社NTTデータは、国内外の大規模業務システムを幅広く扱うSI企業です。クラウドやデータ連携、アプリケーションモダナイズも手がけています。

公開求人では、クラウドネイティブソフトウェアを設計・開発し、顧客のITロードマップや既存環境との統合まで担う人材を募集しています。使う技術としては、MicroProfileやQuarkus、Spring Bootが挙げられています。KafkaとKubernetesも含まれます。

これは求人上の技術要件で、特定のQuarkus案件の実績を示すものではありません。ただし、対応技術と設計・チームリードの接点を確認できる材料になります。

特徴と強み

複数部門や拠点、子会社をまたぐ基幹システムでは、Quarkusのコード品質に加えて、開発の進め方をそろえる必要があります。標準アーキテクチャと開発ルール、テスト環境を統一します。さらに、リリース承認と運用引き継ぎの流れも決めておく必要があります。

NTT DATAの公開求人では、AWS・Azure・Google CloudやKubernetes環境を含む技術領域が示されています。DockerやHelm、APIゲートウェイも扱われています。サービスメッシュやサーバーレスも含まれます(出典:NTT DATA「Lead Cloud Software Architect」、2026年確認)。

大規模な分散開発や、業務とITのロードマップを合わせたい企業が比較しやすい会社です。

得意領域・実績

金融や製造、公共などの分野で、品質基準やセキュリティ審査が重く、長期運用を前提にした案件が候補になります。通信の案件も候補に入ります。

見積もりを依頼する際は、Quarkusを担当するチームの所在地と体制、再委託の有無を確認します。さらに、アーキテクトの関与期間や既存Javaモノリスの切り出し方、データ移行と並行稼働の計画も確かめます。

会社規模が大きいほど担当部署によって提案内容が変わるため、Quarkusとクラウドネイティブ業務システムの実装責任者を早い段階で同席させてもらうことが大切です。

Quarkusのシステム開発パートナーを選ぶポイント

Quarkusのシステム開発会社を選定するチェックポイントの画像

6社は会社規模や提供範囲が異なるため、単純なランキングにはできません。

まず、製品サポートが必要か、業務設計からの受託開発が必要か、既存システムとの連携が中心かを整理します。そのうえで、同じ質問票と同じ要件で比べます。

特にQuarkusのバージョンとクラウド基盤、認証は、契約前に決めておくことが大切です。性能試験と運用の条件も、明確にしておきます。

「同じ規模・同じ業務」での実績と経験の確認

「Quarkusの経験があります」という説明だけでなく、対象業務、サービス数、DBを確認します。認証方式、トラフィック、可用性目標も聞きます。運用年数も確認すると、経験の深さが分かります。

公開できない案件でも、匿名化した構成図や担当範囲を見せてもらえば、実務経験を見極めやすくなります。障害対応の例や、移行前後の判断も聞いておくと役立ちます。

求人情報や製品ページで技術接点が確認できても、実際に自社を担当するエンジニアが同じ経験を持つとは限りません。

技術力の評価とPoCの合格条件

PoCでは、JVMとネイティブの起動時間やピークメモリ、同時接続数を測定します。レスポンスタイムとエラー率も測ります。DB接続や認証フロー、ログ・メトリクス・トレースも確かめます。

たとえば「ピーク時に目標レスポンスタイムを満たす」「障害発生から一定時間内に復旧する」「依存ライブラリの脆弱性を検出して更新できる」といった合格条件を、先に決めます。

Quarkus公式は2026年8月時点で本番利用には最新LTSの3.33を推奨し、LTSは重要な修正とセキュリティパッチを12か月提供すると案内しています(出典:Quarkus公式「Releases」、2026年8月確認)。そのため、開発会社には採用バージョンの更新方針も提案書へ含めてもらいます。

プロジェクト管理と公開後の責任範囲

要件定義から運用までの各工程で、成果物と承認者を決めておきます。契約書やRFPには、ソースコードやIaC、設計書を納品物として記載します。テスト仕様とOSS一覧、CVE対応も記載します。

さらに、QuarkusとJavaのアップデートや再委託を定めます。データ返却と契約終了時の引き継ぎも記載します。個人情報を扱うシステムでは、委託先の安全管理や再委託の承認、監査方法を確認し、インシデント報告の期限も決めておきます。

初期費用だけでなく、保守運用費やクラウド費を含めた3年程度の総額で比べます。監視費や教育費も入れると、差の出どころが見えてきます。

ポイント

製品サポートが必要か、業務設計から受託するか、既存連携が中心かで候補は変わります。どの場合も、同じ質問票と同じ要件で各社を比べます。

Quarkusのシステム開発でよくある質問

Quarkusのシステム開発に関するよくある質問を表す画像

Quarkusの採用を検討すると、Spring Bootとの違いや開発費、ネイティブ化について疑問が生じます。開発会社の選び方も含めて、発注前によく確認される質問に直接答えます。

Quarkusは業務システムの完成品ですか?

Quarkusは、Javaで業務APIやマイクロサービスなどを開発するためのフレームワークであり、会計や販売管理の完成品ではありません。

業務要件に応じて、画面やDB、認証を組み合わせます。外部連携や監視、運用も含めて、システムとして作ります。

Quarkusのシステム開発費用はいくらですか?

小さな業務APIやPoCなら300万〜800万円、部門向けAPIなら800万〜2,500万円、既存システムのAPI化やコンテナ化なら1,000万〜4,000万円程度を、一つの検討目安にできます。

ただし、これはQuarkusの公式価格ではなく推定値です。画面数や外部連携、データ移行によって大きく変わるほか、可用性やセキュリティ、クラウド・運用の範囲によっても変わります。

PoCの見積もりを本番総額とみなさず、本番移行・テスト・保守を含む複数段階の見積もりを依頼します。

Quarkusはネイティブ実行にした方がよいですか?

ネイティブ実行は、起動時間やメモリ効率が重要なサーバーレスや高密度コンテナで有力な選択肢ですが、すべてのシステムに必要ではありません。

対応ライブラリやリフレクション、ビルド時間を確認します。デバッグや運用時の計測方法も確かめたうえで、同じ業務シナリオでJVMとネイティブを比べて決めます。

まとめ

Quarkusのシステム開発会社を比較して選ぶまとめの画像

Quarkusのシステム開発会社を選ぶときは、Quarkusの知識だけでなく、業務整理から保守までを一つの計画に落とし込めるかを確認します。既存Java資産の移行や認証・認可、クラウド基盤は、その計画の中心になります。データ連携や監視も、同じ計画に含まれます。

今回紹介した6社(riplaと他5社)には、役割の違いがあります。riplaは業務要件から開発までの一気通貫の支援、Red Hatは製品とOpenShift、サポートが軸です。IBMはエンタープライズ版の基盤、日立はOSS認証・認可を得意とします。SCSKはデータ連携、NTT DATAは大規模SIに強みがあります。

まずは業務範囲とPoCの合格条件の整理

全社を一度にマイクロサービス化せず、変更頻度が高く、業務への影響を測りやすいAPIや連携処理を一つ選んで、そこから始めます。

現行業務や利用者、データを整理し、外部連携と目標SLAも確認します。PoCの条件には、JVMとネイティブの性能や認証を含めます。障害復旧や監視も、同じ条件に入れておきます。

複数社へ同じ資料を渡し、成果物や体制、費用を比べます。保守条件も含めると、価格だけでは見えない差を見極められます。

見積もりと契約に含める運用・引き継ぎ

Quarkusの導入を成功させるには、開発会社へ業務要件と技術選定を明確に伝えることが大切です。成果物やOSSライセンス、脆弱性対応も、あわせて示してもらいます。アップデート、再委託、終了時のデータ返却も、契約前に伝えておきます。

初期開発費のほか、クラウド利用料やKubernetes、OpenShiftの基盤費を含む総費用を確認します。監視とバックアップ、教育は、費用の中に含めます。保守と公開後の責任分界も、契約前に確かめます。

自社の課題と現行資産を整理したうえで、役割の合う会社へ相談することが、Quarkusを業務成果につなげる第一歩です。

▼全体ガイドの記事
・Quarkusのシステム開発の完全ガイド

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。