Rollupのシステム開発会社は、既存L2へのアプリ開発、独自チェーン、短期導入のどれを選ぶかで比べます。既存L2ならripla、独自チェーンならOP LabsやOffchain Labs、短期導入ならConduitが候補です。
6社を、技術情報や公開料金、発注先の選び方から見ます。依頼先の違いは、次の観点をそろえると分かりやすくなります。
- 開発の方向:既存L2へのdApp開発か独自チェーンか
- 基盤の方式:OP StackやArbitrum Orbit、ZK、RaaSのどれを使うか
- 運用と費用:監視や障害復旧、運用責任、公開料金
▼全体ガイドの記事
・Rollupのシステム開発の完全ガイド
・業務システム開発を依頼する会社の選び方やRFPの作り方については、無料ホワイトペーパー「業務システム開発の完全ガイドブック」で詳しく解説しています。
・スクラッチシステム開発を依頼する会社の選び方やRFPの作り方については、無料ホワイトペーパー「スクラッチシステム開発の完全ガイドブック」で詳しく解説しています。
Rollupのシステムパートナー選びが重要な理由

Rollupは、L2上で取引を実行し、必要なデータや証明をL1へ投稿して状態を確定させる仕組みです。表面上はWeb3サービスの開発に見えても、実際にはスマートコントラクトやブリッジ、シーケンサーを含む基盤システム開発です。データ可用性、監視、障害復旧まで含めた設計が必要になります。
そのため、処理速度や手数料だけでなく、ArbitrumやBaseにdAppを載せるのか、自社専用チェーンを立ち上げるのかを先に決めます。必要な技術、費用、運用責任がこの選択で変わるためです。さらに、技術スタックの選定に加えて、運用を誰が担うかも契約前に決める必要があります。
適切なパートナー選定が成否を分ける理由
独自Rollupでは、L1スマートコントラクトが入出金や状態更新を管理し、Sequencerが取引を受け付けて順番を決めます。その後、BatcherがEthereumなどのDA層へ取引データを投稿し、Proposerが状態ルートを公開します。Optimistic RollupではChallengerが不正な状態を争い、ZK RollupではProverが有効性証明を生成します。
この構成のどこかを自社で運用できないまま外注すると、障害時に復旧できず、利用者の資産や業務を止めるリスクがあります。特に注意したいのは、プロトコルの開発元と、実際にチェーンを構築・運用する会社が同じとは限らないことです。OP StackやZK Stackを採用しても、インフラや鍵の管理のほか、監視やブリッジ、監査を別の会社が担う場合があります。
発注側は、「誰がコードを所有するのか」「契約終了後に設定や履歴データを搬出できるのか」まで発注前に確認しておくことが大切です。
発注前に確認すべきポイント
まず、dApp開発だけが必要なのか、専用チェーンの構築まで必要なのかを明確にします。そのうえで、RFPには次の項目を記載します。
- チェーンの規模:専用チェーンを作る場合の想定TPS、確定時間、利用者数
- 取引量と停止条件:TVL、1日あたりのDA投稿量、停止許容時間
- 接続先:対応するウォレットや取引所
次に、監査範囲や鍵管理、緊急停止について、見積もりに入れてもらいます。さらに、24時間監視や復旧訓練、SLA、保守費も、別々の項目として出してもらいます。
2026年時点では、EIP-4844のblobによってRollupのデータ投稿を効率化しやすくなっていますが、blobは永続保存を目的とした領域ではありません。
EthereumのEIP-4844では、blobの履歴を標準的に約18日後まで利用できる設計のため、監査や再同期に必要な長期履歴を別途保管する必要があります(出典: Ethereum Improvement Proposal 4844、2024年)。こうした非機能要件を質問できる会社を選ぶことが、価格だけでは見えない品質を見極める手がかりになります。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。
営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築と導入の実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
Rollupのシステム開発では、チェーンの技術選定だけでなく、事業上の目的を要件へ落とし込む力が求められます。riplaは、業務の現状整理や導入目的の明確化から、システム設計、開発、定着支援まで、一つの流れで相談できる点が強みです。
たとえば、ブロックチェーンを導入したいという相談でも、実際の課題が顧客管理や受発注にあることがあります。在庫や請求、社内データ連携が課題の場合は、業務システム側の設計が成果を左右します。また、社内DXの経験をもとに、経営層の期待と現場の運用をつなぎ、必要な範囲だけWeb3技術を組み込む進め方を取りやすくなります。
Rollupを使うべきか、既存L2上のアプリ開発で十分かを含め、技術ありきではない判断を進めたい企業に向いています。
得意領域・実績
営業・顧客・生産・販売管理などの基幹領域で、業務要件に合わせたシステム構築と導入を支援してきた点が特徴です。Rollupを使う新規サービスでも、管理画面や権限管理、会計や顧客データとの連携、運用者向けの監視画面まで一体で設計できます。既存L2上にdAppを構築するケースや、専用チェーンの前段で業務側のPoCを行うケースにも適しています。
一方、OP StackやArbitrum Nitroのプロトコル自体を深く改変する研究開発や、専用Proverの大規模運用だけを依頼したい場合は、後述する基盤提供元や専門ベンダーとの分担が現実的です。そのため、riplaを業務側の伴走パートナーと位置づけ、必要に応じて基盤会社と連携する体制を組むと、事業要件と技術要件の両方を整理できます。
OP Labs|オープンなOP StackでEthereum系L2を構築

OP Labsは、Optimismの技術開発を担う企業です。Optimism Collectiveが保守するオープンソースのOP Stackを中心に、Ethereum系L2を構築するための基盤を提供しています。
OP Stackは、単一のサービスというより、L1コントラクトや実行環境、Sequencerを含む開発スタックです。Batcher、Proposer、Challengerなども組み合わせて使います。
特徴と強み
OP Stackは、標準化された共通の開発スタックとして、新しいL2を構築しやすくすることを目指しています。公式ドキュメントでは、構築の流れが次のように整理されています(出典: Optimism公式ドキュメント、2026年)。
- op-deployerによるL1コントラクトのデプロイ
- Genesisファイルの生成
- Sequencerの起動
- Batcherによるデータ投稿
- Proposerによる状態ルート公開
- Challengerによる不正状態の監視
構成要素が公開されているため、開発会社と自社チームで責任範囲を分担しやすい点がメリットです。EVM互換のスマートコントラクトやEthereum向けツールを活用しやすく、既存の開発者を採用しやすいことも選定理由になります。
Baseのように、既存の大規模サービスとL2基盤を分離してエコシステムを作る考え方とも相性があります。ただし、オープンソースであることは、運用が自動化されることを意味しません。
得意領域・実績
Superchainとの連携、EthereumをDA層として使う標準的なOptimistic Rollup、複数のL2を同じ開発思想で運用したい企業に向いています。既存のOP Stack仕様に沿って専用チェーンを作り、共通のウォレットやブリッジ、メッセージング、監視基盤を設計したい場合に候補になります。
一方、ZK証明による確定時間や高度なプライバシーを最優先する場合や、自社でノードや障害対応を担う人材がいない場合は、OP Labsだけに相談して解決するとは限りません。RaaS事業者やSIerを組み合わせ、監査やSLAを別途設計する必要があります。さらに、アップグレード権限とデータ復元手順まで決めておくことが求められます。
Offchain Labs|Arbitrum Orbitで専用チェーンを柔軟に設計

Offchain Labsは、Arbitrumの技術を開発する企業です。Arbitrum Orbitを使うと、Arbitrum Nitroを基盤に、アプリや事業に合わせたRollupまたはAnyTrustチェーンを構築できます。また、既存のArbitrum Oneへアプリをデプロイする方法と、専用チェーンを立ち上げる方法の両方を検討できる点が特徴です。
特徴と強み
公式のチェーン立ち上げ案内では、ガストークンやガバナンス、アクセス制御を設定できると説明されています。プライバシーや手数料体系なども、同じように設定できるとされています。専用スループットを確保し、混雑時の手数料を予測しやすくしたい企業にとって、チェーンのルールを事業に合わせて設計できることは大きな魅力です。
Solidityだけでなく、Arbitrum Stylusを通じてRust、C、C++系の開発者を活用できる点も選択肢を広げます(出典: Arbitrum公式「Launch a Chain」、2026年)。ただし、自由度が高いほど、決める項目も増えます。
Ethereumにデータを公開するRollupを選ぶのか、コストを抑えたAnyTrust系を選ぶのかを、自社のリスク許容度に合わせて決めます。さらに、シーケンサーを誰が管理するのか、ブリッジの緊急停止をどう設計するのかも、同じ基準で決めておく必要があります。
得意領域・実績
ゲームや金融、取引、会員制サービスなど、専用の手数料やアクセス権限を持つアプリチェーンを構築したい企業に向いています。公式サイトでは、カスタムチェーンのほか、既存アプリを専用チェーンへ移行する用途も案内されています。既存のEthereum開発資産を活かしながら、独自の経済モデルやガバナンスを持たせたい場合に検討しやすい選択肢です。
一方、まずは小さくユーザー検証をしたい企業にとって、専用チェーンは過剰になる可能性があります。既存L2上のdApp開発で要件を検証してからOrbitへ移行する段階設計が適しています。
チェーン運用まで一括で任せる場合は、Offchain Labsが提供する技術の範囲と、実装、インフラ、保守を担うデプロイパートナーの範囲を分けて確認してください。
Matter Labs|ZK Stackで証明・相互運用・プライバシーを設計

Matter Labsは、ZKsyncの技術を開発する企業です。ZK Stackは、ZK証明を利用する独自チェーンを構築・運用するためのモジュール型フレームワークです。ZKsyncチェーン間の相互運用も意識して設計されています。
Optimistic Rollupの異議申し立て期間に頼るのではなく、証明生成と検証によって状態更新の正当性を確認したいケースで候補になります。
特徴と強み
ZK Stackの公式資料では、次の要素を組み合わせて展開できる構成が示されています。
- チェーンの実行:利用者の取引を処理する部分
- シーケンサー:取引を受け付けて順番を決める部分
- 証明生成:Proverが有効性の証明を作る部分
- ブロックエクスプローラー:チェーン上の取引や状態を閲覧する画面
- ブリッジ:チェーンとの間で資産をやり取りする仕組み
現在のZK StackはMITまたはApache License 2.0で利用できるオープンソースコンポーネントを含み、商用利用や改変を検討しやすい点も特徴です(出典: ZKsync公式ドキュメント、2026年)。ただし、ライセンスが自由でも、Proverの計算資源や運用設計まで無料になるわけではありません。企業向けには、アクセス制御やプライバシー、許可型運用を組み込める構成が大切です。
ZK Stackの関連アーキテクチャでは、専用SequencerとProverを企業のインフラやクラウド内で運用する設計や、状態更新をEthereumへアンカーする設計も案内されています。
金融や決済、資産発行、企業間決済など、誰でも閲覧できる公開チェーンでは要件を満たしにくい案件に向いています。
得意領域・実績
証明による確定性やプライバシーを重視する事業に適しています。チェーン間の相互運用やカスタムDAが必要な事業にも合います。
ZKsync公式ドキュメントでは、EthereumをDAとして利用するzkRollupに加えて、外部DAを使うValidiumなどの選択肢も説明されています。コストと機密性を優先して外部DAを採用する場合は、データが取得できないと資産が凍結される可能性があるため、利用者保護と復旧計画を必ず設計します。
証明生成の遅延やGPUを含むインフラ費を見落とすと、初期見積もりから大きく外れます。ZK方式を選ぶ際は、平均処理量だけでなくピーク時の証明待ち時間まで見ておく必要があります。Prover停止時のキューや証明の再生成、秘密鍵と管理者権限、監査費も、RFPに含めます。
Polygon Labs|Polygon CDKとAggLayerによる相互運用

Polygon Labsは、Polygon CDKやAggLayerなど、独自チェーンを構築し相互運用するための技術を提供する企業です。Polygon CDKの本番展開では、zkRollup、Validium、Sovereignという異なる運用モードを選べる構成が案内されています。
企業の公開範囲やデータ可用性、コストを組み合わせて検討できる点が特徴です。他チェーンとの接続要件も含めて考えられます。
特徴と強み
Polygon CDKは、企業やプロジェクトが専用チェーンを設計する際に、ゼロ知識証明やデータ可用性の構成を検討できる基盤です。AggLayerとの接続を見据えれば、チェーンを分けながら流動性やメッセージングを統合する構想も立てやすくなります。ただし、相互運用を実現するには、ブリッジや状態証明、認証を一体で評価し、障害時の資産保全まで含めて確かめる必要があります。
2026年時点のPolygon公式ドキュメントでは、本番CDK展開の実装プロバイダーとしてConduitとGatewayが掲載されています。そこでは、担当範囲が次のように整理されています(出典: Polygon Developer Docs「Going to Production」、2026年)。
- チェーンのデプロイ:チェーンを本番環境へ展開する作業
- インフラ管理:基盤となる環境の管理
- 監視:稼働状態を見守り、異常を検知する
- 継続運用:稼働後の運用を長く続ける
プロトコル提供元と実装・運用会社を分けて比較できることが、発注時の大切な視点です。
得意領域・実績
金融機関やゲーム、RWA、会員制プラットフォームなど、複数チェーンとの接続や機密性を重視する企業に適しています。特に、すべての取引データを公開する必要はない一方で、検証可能性やEthereumとの接続を確保したいケースでは、zkRollupとValidiumの違いを比較しながら設計できます。
なお、ValidiumやSovereign系の方式では、Ethereumへ直接すべてのデータを公開するRollupとは安全性の前提が異なります。どのデータを誰が保管し、欠損時に誰が復元し、利用者が出金できるかを、仕様書に落とし込んでください。相互運用の魅力に加えて、法務や運用、監査まで含めて判断することが大切です。
Conduit|RaaSでRollupの立ち上げと運用を短縮

Conduitは、Rollupのデプロイやノード、RPCを、マネージドで扱うRaaS事業者です。インフラやデータ可用性なども、同じように扱います。
OP Stack、Arbitrum系、Polygon系などの基盤を使って専用チェーンを短期間で立ち上げたい企業に向いています。また、自社で全ノードを構築するより、PoCから本番までの初期負担を抑えやすい点が魅力です。
特徴と強み
RaaSの価値は、チェーンのソフトウェアだけでなく、インフラの構築や監視、アップデートをまとめて相談できる点にあります。障害時の対応も含めて相談できる点が強みです。
Conduitの公式料金表では、RPCのFreeプランは月額0ドルで4億CU、Proプランは月額50ドルで10億CUを含み、超過分は100万CUあたり0.10ドルと掲載されています(出典: Conduit公式ドキュメント「Pricing & Costs」、2026年)。ただし、これはRPCの価格であり、Rollup本体の開発費やL1ガス、DA費に加えて、監査費も含めた総額ではありません。
Polygon CDKの本番展開でも、Conduitはチェーンデプロイやインフラ管理、監視、継続運用を担う実装プロバイダーとして掲載されています。RaaSを使えば、事業会社はアプリケーションや顧客体験に集中しやすくなります。一方で、ベンダーの障害対応に依存するため、SLAとエスカレーション手順の確認が欠かせません。
得意領域・実績
専用チェーンを早く検証したいスタートアップや、既存L2では手数料や処理枠が合わない事業会社、チェーン運用人材を内製しにくい企業に適しています。特に、既存のオープンソースStackを利用し、インフラの標準化と本番運用を外部へ委託したい場合に候補になります。
基盤コードや鍵を完全に自社管理したい企業や、特定のクラウドや運用方式から離れられない企業には合いにくいです。
契約時には、ソースコードや設定ファイル、チェーンの秘密情報を、どこまで自社で取得できるかを確認してください。さらに、ログや履歴データ、監視設定も、同じように取得できるかを確かめます。月額料金が安く見えても、契約終了時の移行費やデータ搬出費が別途かかる場合があります。
Rollupのシステムパートナーを選ぶ3つのポイント

6社は、同じ物差しで順位を付けられる会社ではありません。riplaは業務要件の整理とアプリ・業務システムの開発に強みがあります。OP Labs・Offchain Labs・Matter Labs・Polygon Labsは主にチェーン基盤を担い、ConduitはRaaSとしての実装・運用に強みがあります。
発注側は、自社が必要とするレイヤーを見極めてから、候補を2〜3社に絞るのが現実的です。
実績と経験の確認方法
実績を見るときは、会社名や導入件数だけでなく、どのレイヤーを担当したかを確認します。スマートコントラクトだけなのか、L1コントラクトやブリッジまで担ったのかで、経験の意味は変わります。SequencerやProver、DAを担ったのか、RPCや監視まで含めたのかも確かめます。
公開されている導入事例では、チェーンの本番稼働年や1日あたりの取引量を質問しておきます。障害履歴や復旧時間、監査の有無も、あわせて押さえておきます。同業の事例がなくても、金融やゲーム、会員基盤、データ連携など、必要な可用性や権限管理が近い事例は参考になります。
RaaSの場合は、現在稼働するチェーンの運営体制やバックアップを確認します。L1 RPC障害時の切り替えや契約終了時の移行事例も確認すると、営業資料だけでは見えない実力を評価できます。
技術力と専門性の評価
技術評価では、OptimisticとZKの違い、EVM互換性、DAの選択を説明できるかを見ます。また、ガストークンやSequencerの分散化、ブリッジの出金、アップグレード権限についても確かめます。専門用語を並べるだけでなく、自社の利用者にどのリスクが発生し、どの費用が増えるのかを説明できる会社かどうかを見極めます。
見積もりでは、初期開発費だけでなく、DA投稿費やL1ガス、RPCを分けて確認します。Prover費やクラウド費、監査費も、別の項目として並べます。さらに、バグバウンティや24時間監視、インシデント対応、保守更新も、項目ごとに見ます。
研究ノートをもとにした編集用推定では、既存L2上のdApp開発は300万〜2,000万円、RaaSによる本番Rollupは1,500万〜6,000万円、自社運用の本格的な独自Rollupは5,000万〜2億円が目安です。ただし、これは特定会社の価格ではなく、要件や法務対応で変動する参考レンジです。
プロジェクト管理体制の確認
Rollup開発では、プロダクト責任者やプロトコルエンジニア、スマートコントラクト担当が関わります。さらに、インフラ担当やセキュリティ担当、法務担当も加わります。誰が要件を決め、誰が本番キーを管理し、誰が障害時に判断するのかを体制図にしてください。
開発会社の担当者が一人に集中していないか、交代時に知識を引き継げるかも確認します。
テストネットでは、通常処理だけでなく、Sequencer停止やL1 RPC障害、DA投稿失敗を試します。さらに、Prover遅延やノード再同期、ブリッジの出金、管理者キー紛失も確かめます。監査報告書を受け取るだけで終わらせず、指摘事項の修正と再検証、緊急連絡網、復旧目標を本番リリースの条件に含めることが安全です。
よくある質問

Rollupのシステム開発を発注するときに多く寄せられる質問に答えます。技術方式の選び方に加えて、費用や開発範囲、法務確認の考え方も取り上げます。
Rollupの開発会社はどのように選べばよいですか?
まず発注側は、既存L2上のdApp開発、RaaSによる専用チェーン、Stackを使った自社運用のどれが必要かを決めます。
業務要件やPoCの整理から相談したい場合はriplaが候補になります。基盤方式を決めて専用チェーンを作りたい場合は、OP LabsやOffchain Labs、Matter Labs、Polygon Labsが候補です。運用を短くしたい場合は、Conduitを検討できます。
Rollupのシステム開発費用はいくらですか?
既存L2上のdApp開発なら300万〜2,000万円、RaaSで本番の専用Rollupを構築するなら1,500万〜6,000万円、自社運用の本格的な独自Rollupなら5,000万〜2億円が編集用の推定レンジです。
実際の額は、監査やブリッジ、DAを含むかどうかで大きく変わります。Prover費やL1ガス、クラウドの扱いも差を生みます。さらに、24時間監視や法務対応を含むかどうかでも変わるため、初期費用と年間運用費を分けて見積もってください。
Rollupを使うと暗号資産関連の規制がかかりますか?
Rollupという技術を採用するだけで一律に同じ規制がかかるとは限りません。確認事項は、トークンの発行や交換、カストディ、送金といったサービスの内容と、対象地域によって変わります。決済や利用者募集も、確認が必要になる場合があります。
日本向けの資金決済法や暗号資産交換業、AML/CFT、EU向けのMiCAなどが関係する可能性があるため、技術選定と並行して専門家へ相談してください。
まとめ

Rollupのシステム開発会社は、知名度や処理速度だけでなく、必要なレイヤーと運用責任で選ぶことが重要です。既存L2にアプリを載せるなら、業務要件の整理から開発・定着まで支援できるriplaが候補になります。
独自チェーンの基盤を選ぶなら、OP LabsやOffchain Labs、Matter Labs、Polygon Labsを検討できます。短期間で構築・運用したい場合は、Conduitも候補に入ります。
目的に応じた構築パターンの分け方
判断の目安は、dAppだけなら既存L2、専用の手数料やスループットが必要ならRaaS、独自経済圏や規制・プライバシー要件が強ければStackの自社運用です。
最初は小さなPoCで、ユーザー体験やガス、ブリッジ、障害復旧を確かめます。必要性が検証できた段階で本番構成へ広げると、過剰投資を防げます。
問い合わせ前のRFPの準備
問い合わせ前には、想定TPSや確定時間、DA量、TVLを、RFPに書いてください。さらに、停止許容時間や監査範囲、保守体制、契約終了時のデータ搬出も整理しておきます。
初期費用だけでなく、L1ガスやDA、RPC、Prover費を含む総保有コストで比べます。クラウドや監視、監査更新、法務相談も含めると、自社に合うRollupパートナーを選びやすくなります。
▼全体ガイドの記事
・Rollupのシステム開発の完全ガイド
▼RFP作成前に読みたい無料ホワイトペーパー
・業務システム開発の完全ガイドブック
・スクラッチシステム開発の完全ガイドブック
・【2026年最新版】AI駆動開発の完全ガイドブック
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
