RPAツール開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

RPAツールのパートナーは、対応製品と支援範囲で比べて選びます。業務整理から運用保守まで任せられ、自社の体制に合う相手であれば、導入後も使える自動化につながります。

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RPAツールのパートナー選びが重要な理由

発注前に整理する対象業務、例外、実行条件、提案範囲を4枚のカードで示した図。
条件をそろえると、提案に含まれる支援範囲を比べやすくなります。

RPAは、ブラウザやExcelなど複数のアプリをまたいで定型操作を実行します。CSVやPDF、メール、基幹システムも対象になります。業務の前提や例外処理が整理されないまま開発すると、停止時に復旧できない状態になりやすいです。そのため、パートナーには、製品を売るだけでなく、業務を自動化すべきかを判断する視点も求められます。

適切なパートナー選定が成否を分ける理由

自動化の向き不向きと、パートナーに求める設計力は、業務の特徴に照らして見ます。

  • 向く業務:処理件数が多く、手順と入出力が明確な業務。
  • 注意が必要な業務:判断が多い業務や、手順が担当者ごとに異なる業務、画面変更の多いサービスに画面操作だけで依存する業務。開発後の保守負担が大きくなりやすいです。
  • パートナーの設計力:RPA、API・CSV連携、システム改修を切り分け、半年後や担当者が替わった後も動く仕組みを組めること。

たとえば、取引先サイトから受注データを取得し、基幹システムへ転記して結果をメールする業務は、自動化の候補になります。実際に、受注データのダウンロードやWeb EDIへの発注登録は、日本自動車部品工業会の「RPA活用ガイドライン 第1.1版」(2025年)でも活用例に挙げられています。

発注前に確認すべきポイント

見積もりを頼む前に、業務と実行環境の条件を整理しておくと、支援範囲を相談しやすくなります。

  1. 対象業務と月間の処理件数を一覧にし、1回の所要時間と入力元・出力先も書き出す。
  2. 例外処理や個人情報の有無、実行時間帯を確かめ、要件を必須のMUSTと希望のWANTに分ける。
  3. 有人か無人か、クラウドかオンプレミスか、認証情報の管理方法を決める。

提案には、シナリオの本数に加えて、要件定義や環境構築、テストが含まれているかを見ます。操作研修や運用設計、障害時の復旧支援も対象に入るかを確かめます。

ライセンスは、開発者や実行ボット、オーケストレーターなどに分かれる場合があります。OCRやサポートも、区分に含まれることがあります。そのため、製品価格だけで比べると、総額を誤りやすいです。

ポイント

業務の手順や例外が整理されているか、自動化に向く業務かを先に見極めると、選び方の軸がそろいます。パートナーは、ツールを売るだけでなく、保守まで見越した設計を示せるかで比べます。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一貫して支援しています。IT事業会社として社内DXを推進した経験を活かし、成果の創出とシステムの定着に手がけます。

幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、営業・顧客・生産・販売管理などが含まれます。企業ごとの業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制です。

特徴と強み

riplaは、RPAを単体の開発として扱わず、業務改善や基幹システム導入と結び付けて考えます。そのため、ヒアリングでは作業の目的と例外を整理します。

RPAだけでなく、API連携やワークフロー、既存システムの改修も組み合わせて検討します。小さく検証する場合も、全社の業務基盤を見直す場合も、段階的な計画を相談できます。

得意領域と向いている企業

営業・顧客管理や生産・販売管理など、複数システムをまたいで自動化したい企業に向いています。導入後の定着まで伴走してほしい企業にも合います。

属人化したExcel作業や二重入力、手作業の集計を整理したうえで、将来のAPI連携やシステム開発へつなげたい場合にも相談できます。

見積もりでは、シナリオの開発本数に加えて、業務整理と運用支援がどこまで含まれるかを確認します。

ポイント

RPAを単体で作るのか、業務改善や基幹システム導入まで含めて考えるのかで、向いている相手は変わります。自社の狙いに近いほうを先に決めておくと、見積もりを比べやすくなります。

株式会社NTTデータ|国内サポートとWinActorの導入基盤

NTTデータは、純国産RPAツールとして知られるWinActorを提供しています。WinActorでは、PC操作をシナリオにして、ブラウザやExcelの定型作業を自動化できます。

製品情報のほか、販売パートナーや関連サービスを通じた導入支援も検討できます。

特徴と強み

WinActorには、シナリオの作成・実行ができるフル機能版と、実行に特化した実行版があります。

公式価格は2025年1月1日以降、税込で実行版が年間30万80円、フル機能版が年間109万8,680円です(出典:NTTデータ「RPAツールWinActor」公式製品ページ、2026年確認)。

WinActorには30日間の無料トライアルがあり、実際の画面や社内端末との相性を事前に確認できます。

得意領域と向いている企業

国内向けサポートや、Windows環境の定型業務の自動化、自治体や大企業を含む国内事例を重視する企業に向いています。

公式の関連事例では、製造業が社内システムからデータを集め、転記やグラフ作成、メール送信を自動化しました。毎日3時間かかっていた作業の例です。

ただし、これは導入企業の事例で、同じ効果が自社でも出るとは限りません。そのため、処理件数と現状の工数を使って効果を計算し直します。

UiPath株式会社|RPAからAI・API・統合管理まで広げやすい基盤

UiPath株式会社は、RPAのほかに文書処理やAI、API連携も扱う自動化基盤を提供し、ロボットのオーケストレーションも担います。

1台のPCの作業にとどまらず、複数部門やロボットを管理しながら業務プロセスを広げたい企業が比べられます。

特徴と強み

公式のAutomation Cloudのプラン構成では、標準やEnterpriseで組織運用向けの機能が拡張されます。

拡張される機能には、監査やシングルサインオン、カスタムロールなどがあり、外部資格情報ストアや顧客管理キーも含まれます(出典:UiPath公式ドキュメント「Automation Cloud ユニファイドプライシング」、2026年確認)。

現場の自動化から始めて、ガバナンスやAI活用へ広げたい企業に適しています。価格は、ユーザー、ロボット、プラットフォームの構成で変わります。そのため、プラン名だけで判断せず、構成ごとに確認します。

得意領域と向いている企業

複数部門への展開や無人実行、集中管理を重視する企業に向いています。将来のAI-OCRやAI文書処理を見据える企業にも合います。

1台のPCで少数のシナリオを動かす段階では、管理機能を含む構成が過剰な場合があります。そのため、要件定義や開発、テストを誰が担うかを、認定パートナーも含めて確認します。運用管理や内製化研修の担い手も確かめます。

日本マイクロソフト株式会社|Microsoft 365とつなげやすいPower Automate

日本マイクロソフト株式会社のPower Automateは、クラウドフローとデスクトップフローを組み合わせて、業務を自動化できるサービスです。

Microsoft 365やTeams、SharePointなどを日常的に利用する企業があり、Windows、Azure、Excelも使われています。そうした企業では、既存アカウントやデータ基盤を活かせる可能性があります。

特徴と強み

2026年確認の公式価格では、各プランで料金単位と実行方式が異なります(出典:Microsoft「Power Automateの価格」、2026年8月確認)。

  • Power Automate Premium:年払いで1ユーザーあたり月額相当2,248円。有人のデスクトップフローを実行できます。
  • Power Automate Process:ボット1台あたり月額相当2万2,488円。無人実行向けです。
  • Hosted Process:月額相当3万2,233円。Microsoft管理の仮想マシンを含みます。

税や契約条件、既存ライセンスの有無によって、総額は変わります。

得意領域と向いている企業

Microsoft 365を全社で利用する企業や、現場がローコードで小さく自動化したい企業に向いています。クラウドフローとPC操作を一つの基盤で管理したい企業にも合います。

無人ボットを大量に動かす場合は、ProcessやHosted Processの数と実行時間、DataverseやAzureの利用量を含めて試算します。

販売担当者だけでなく、設計・開発・運用を担うパートナーの体制も確認します。

ポイント

既存のMicrosoft 365環境を活かせるかが、判断の大きな材料になります。費用は無人ボットの数や実行時間で大きく変わるため、プラン名だけでなく、試算まで含めて比べるとよいでしょう。

SCSK株式会社|Blue PrismとSI力で全社展開を支援

SCSK株式会社は、Blue Prismを使ったRPA導入を支援するSIerです。業務システム開発やインフラ、運用と組み合わせ、適用業務の選定や効果試算から導入後の運用まで相談できます。

部門単位にとどまらず、全社の自動化基盤を整えたい企業が比べやすい会社です。

特徴と強み

公式支援ページでは、専門家が対象業務を整理し、業務の流れをはっきりさせたうえで優先順位を決めるアセスメントを案内しています。

導入前に適用業務を見極めておくと、ロボットを作り始めてから運用で行き詰まるリスクを減らせます。

基幹システムや社内ネットワークとの接続、権限、監視まで含む提案を求める企業に合います。

得意領域と向いている企業

金融や製造、流通の企業のように、バックオフィスまで横断して自動化したい企業に向いています。また、情報システム部門の運用設計まで進めたい企業にも合います。

PoCのほかに、業務の棚卸しや効果測定が提案に含まれるかを確かめます。開発標準や保守窓口、担当者教育についても、提案の中身として確かめておきます。

Blue Prismのライセンス費と、SCSKの開発・運用費は分けて見積もります。

富士ソフト株式会社|導入検討から保守・教育まで総合支援

富士ソフト株式会社は、Blue Prismのライセンス販売、導入支援、保守・運用サポートを提供するIT企業です。

RPA技術者やコンサルタントと連携し、課題の整理と投資対効果の試算から始めます。そのうえで、PoCや本導入を経て、運用や教育まで段階的に支援します。

特徴と強み

ロボット開発前の業務ヒアリングやPoC計画から、導入後の保守や教育まで、支援の流れがそろっています。公式ページでは、インフラ構築からロボット開発、導入後の運用保守まで一貫して提供する方針が示されています。

Blue PrismとOCRを連携させ、請求書の突合せなど、紙や画像を含む業務への展開も検討できます。

得意領域と向いている企業

製造業やバックオフィスを横断したい企業や、社内の開発者育成と外部支援を両立したい企業に向いています。

公式事例では、専任のRPA推進グループが全社展開を進めた例や、導入後に工数を減らした例があります。いずれも個別企業の事例です。

自社の効果は、処理量や例外率、既存インフラ、保守担当者の有無を基準に判断します。

RPAツールのパートナー選びで確認したいポイント

RPAパートナー選びの実績、技術、管理体制、役割と引き継ぎを4つのパネルに分けた図。
4観点を並べると、会社の知名度以外の判断材料が見えてきます。

6社を比べるときは、知名度や会社規模だけで決めず、自社の業務と運用体制に合うかを見ます。効果はシナリオの本数より、業務の標準化や例外処理、停止時の復旧、引き継ぎに左右されるからです。

実績と経験の確認方法

導入社数だけでなく、自社に似た業務の実績を確認します。経理の請求処理や営業の受注登録、人事の給与関連では、必要な権限や個人情報の扱い、例外処理が業務ごとに異なるからです。

公表された削減時間は、参考値として読みます。そのうえで、自社の月間処理件数と作業時間をもとに、投資対効果を計算し直します。

正常系に加え、入力欠損や通信エラー、画面変更といった例外時の対応を質問します。重複実行や担当者不在時の対応も聞いておくとよいでしょう。そのため、PoCに少数の例外系を含めておくと、本番後の停止リスクを早い段階で見つけやすくなります。

技術力と専門性の評価

RPAの画面操作だけでなく、APIやCSV、データベース、AI-OCRを使い分けられるかを確認します。クラウドサービスとの組み合わせも確かめます。

  • 単純な転記:RPAで処理する。
  • 構造化データ連携:APIやETLで連携する。
  • 紙帳票の読み取り:AI-OCRで読み取る。
  • 判断が複雑な問い合わせ:業務システムやAIの活用を検討する。

2025年から2026年にかけて、RPA単体からAIやAPI、オーケストレーションを組み合わせる自動化へと広がっています。ただし、AIですべての業務を自動化できるとは限りません。

個人情報や取引データを扱う場合は、契約前に利用クラウドとデータの保存場所を確認します。あわせて、モデルへの入力範囲とログの保持期間も見ておきます。

プロジェクト管理体制の確認

見積もりと運用体制を確認します。一般的な計画の目安として、初期費用は次のとおりに見込む方法があります。

  • 見積もり内訳:ライセンス、初期設定、開発、研修。API・OCR連携、保守、社内工数も含める。
  • 単純な有人ロボット:1〜2本で初期費用30万〜100万円。
  • 部門導入:3〜10本で初期費用100万〜300万円。
  • 無人実行・基幹連携:初期費用300万〜800万円程度と見込まれる場合もある。
  • 役割と引き継ぎ:責任者や業務・開発担当、保守窓口、異動時の資料をはっきりさせる。

初期費用の目安は、公開ライセンス価格と業務整理・開発・テストの工数から編集部が算出した推定で、公式の統計ではありません。

契約範囲には、ロボット台帳やソース、シナリオを含めます。認証情報や変更申請、実行ログも含めると、属人化を防ぎやすいです。エラー通知や手作業への切り戻しも含めておくと、なおよいでしょう。

ポイント

知名度や会社規模より、自社の業務と運用体制に合うかで比べます。効果は標準化や例外処理、停止時の復旧、引き継ぎで決まるため、実績の確かめ方を先に決めておくと判断を誤りにくくなります。

よくある質問

導入前には、費用や開発期間、内製化、セキュリティについて疑問が出やすいものです。発注前に確認したい質問に回答します。

RPAツールの導入費用はいくらですか?

PoCや単純なロボット1〜2本の場合は、ライセンスを除く初期開発費が30万〜100万円程度の目安です。部門導入なら100万〜300万円程度を検討できます。

無人実行や基幹連携を含め、OCRや監視、全社統制まで加えると、300万円を超える構成もあります。そのため、ライセンスや開発費のほか、教育、保守、社内工数まで含めた総保有コストで比べます。

RPAツールは自社で開発できますか?

ノーコードやローコード製品なら、現場でも定型シナリオを作れます。ただし、複数システムの連携や例外処理には、専門知識が必要です。認証情報や無人実行、障害復旧、全社ルールも、専門性が求められる領域です。

そのため、最初のPoCや標準化は外部へ依頼し、運用や簡単な修正を社内へ移していく段階的な内製化が現実的です。

個人情報を扱う業務にRPAを使っても大丈夫ですか?

個人情報を扱う業務でもRPAは利用できますが、適切な管理策が必要です。

個人情報保護委員会の通則ガイドラインは、安全管理措置や従業者と委託先の監督を求めています。また、委託先の安全管理を事前に確認し、契約に個人データの取扱いを含めることが望ましいとしています(出典:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」、2026年確認)。

ガイドラインに沿った管理に加えて、ロボットを動かす現場の運用でも、対策を組み込んでおきます。

  • 共有IDは使い回さず、ロボット端末にデータを残さない運用にする。
  • 最小権限を設定し、認証情報を安全に保管する。
  • 操作ログとアクセス権を確認し、障害時の連絡手順を決める。

ポイント

費用は初期開発費だけでなく総保有コストで見ます。内製化は外部でPoCを進めてから社内へ移す順が現実的です。個人情報を扱う場合は、委託先の確認と運用面の対策を先に固めます。

まとめ

パートナー選びでは、機能や価格に加えて、業務整理や開発、API・OCR連携を確認します。セキュリティや保守、内製化支援も確認します。

6社の強みはそれぞれ異なります。riplaは業務システム開発、NTTデータはWinActor、UiPathは統合自動化を得意としています。MicrosoftはPower Automate、SCSKはBlue Prismの導入、富士ソフトは総合支援を担っています。

対象業務と成果指標の整理

対象業務について、処理件数や所要時間、エラー率を整理します。締め切りや例外、個人情報の有無も、あわせて確認します。

無料トライアルや小規模PoCでは、正常系に加えて例外系を検証します。月末処理や権限の差、通信障害、手作業への切り戻しも、確かめておきます。

削減時間だけで見ず、残業や入力ミス、監査証跡、担当者の属人化の解消まで含めて、導入効果を評価します。

総保有コストと運用体制による見積もりの比較

見積もりと運用体制は、項目ごとに分けて比べます。

  • 費用:ライセンス、開発、連携、研修の費用と、保守、監視、社内運用工数を分ける。
  • 導入後の管理:変更に応じたシナリオ修正と、ログ・権限の定期確認を行う。
  • 提案力:業務を理解し、RPA以外の選択肢も提案できる相手を選ぶ。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。