SSGのシステム開発の見積相場や費用/コスト/値段について

SSGのシステム開発費は、ページ数、CMSや移行の範囲、動的機能の有無によって、50万〜1,500万円以上まで変わります。

小規模な公開サイトなら50万〜150万円が目安ですが、会員や決済、在庫などを連携すると、1,000万〜3,000万円以上になる場合もあります。

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SSGの仕組みと費用を考える前の全体像

Markdown・JSON・ヘッドレスCMSから生成したHTML・CSS・JavaScriptをCDNや静的ホスティングで配信する4層図。
入力データが完成ファイルになってから公開される構成です。

SSGはStatic Site Generatorの略で、Markdown、JSON、ヘッドレスCMSなどを、ビルド時にHTMLやCSS、JavaScriptへ変換する仕組みです。完成したファイルは、CDNや静的ホスティングから配信します。

アクセスごとにページを生成するSSRと比べると、公開ページの配信構成を簡潔にしやすいのが特徴です。

SSGで作る範囲と、別途必要になる機能

SSGが向いているのは、企業サイト、サービスサイト、メディア、採用サイト、ブログ、ドキュメントなど、あらかじめ生成できる公開コンテンツです。

  • SSGの開発範囲:テンプレート、ルーティング、サイトマップ、メタ情報、画像最適化、プレビュー、自動デプロイを含みます。

公開ページをSSGで生成しても、動的な処理は生成済みのファイルだけでは扱えないため、別の仕組みで設計します。

  • 別途必要な機能:会員表示、在庫照会、予約、決済、複雑な検索、リアルタイム業務データ。

動的な機能を加える場合、API、サーバーレス関数、SSRを組み合わせる設計とテストが費用に加わります。さらに、ISRや外部フォーム、検索サービスも組み合わせる対象になります。そのため、発注側は見積もりでSSG本体と動的機能を分けて確認します。

価格だけでなく、配信と更新の仕組み

公開ページを静的に配信すると、公開側に常時稼働のアプリケーションサーバーやデータベースを置かずに済む場合があります。ただし、ビルド環境、入力用のCMS、公開承認の流れ、障害時に前の版へ戻す手順も必要です。これらが整っていないと、担当者は更新しにくくなります。

  • 導入事例:KDDIアイレットは、Kuroco、Nuxt 3、GitHub ActionsでCMS入稿から静的ページを自動デプロイしています。

同事例では、制作会社に依頼していた更新を内製化したことで、対応前のコストを95%以上削減したと説明されています(出典:KDDIアイレット導入事例、確認日2026年8月)。その中心にあったのは、更新業務を含む仕組みの見直しです。

SSGのシステム開発費用の相場

小規模サイト、標準的なサイト、大規模・業務連携型、ハイブリッドWebシステムの初期費用目安を4枚のパネルで示す図。
業務連携やハイブリッド構成では価格帯が上がります。

費用は、ページ数やCMS、移行対象によって変わります。デザインやAPI、言語数、運用設計も金額に関わります。SSGに限った公的な価格統計は確認できていません。

ここで示す金額は、リサーチノートの国内案件推定と、2025〜2026年の公開料金・事例を合わせた目安です。消費税のほか、素材費、広告費、既存サービスの解約費用は含みません。

小規模サイトは50万〜150万円が目安

5〜15ページ程度で、既存デザインを活用し、MarkdownまたはGitで管理する案件が対象です。フォームを外部サービスに任せる場合、初期費用は50万〜150万円、期間は2〜6週間が目安です。

  • 費用に含む作業:トップ・下層ページ、レスポンシブ対応、基本SEO設定、計測タグ、公開作業。

上の作業が含まれるため、HTMLを書き出すだけの料金ではありません。

発注側は、ページ追加を開発会社に依頼するか、担当者がGitや簡易CMSから更新するかを先に決めておきます。編集画面や承認機能を加えると、費用は上限側に寄ります。また、短納期を優先して移行やテストを省くと、公開後の修正費用が増える可能性があります。

標準的なサイトは150万〜500万円が中心

20〜100ページ程度で、オリジナルデザイン、ヘッドレスCMS、コンテンツ移行を行う場合は、150万〜500万円が目安です。期間は2〜4か月です。

この規模では、開発会社がSEO設定、CI/CD、ステージング環境、プレビューも整えます。企業サイトやサービスサイトで比べやすい価格帯ですが、ページ数だけでは価格は決まりません。

  • テンプレートが少ない場合:100ページでも、画像と文章を流し込むだけなら工数は抑えられます。
  • 設計が増える場合:製品ごとの項目や導入事例、絞り込みの設計が加わると、工数が増えます。

リダイレクトや複数の編集権限は、コンテンツモデルと管理画面の設計に影響します。そのため、見積もりに移行、受け入れテスト、操作マニュアル、初期サポートが含まれるかを確認します。

大規模・業務連携型は500万〜3,000万円以上

多言語、複数サイト、数百〜数千ページの案件で、検索、権限、複数API、データ移行、監査、運用設計まで含むものは、500万〜1,500万円以上が目安です。期間は4〜9か月です。

会員、決済、在庫、予約なども連携するハイブリッドWebシステムは、1,000万〜3,000万円以上になる場合があります。期間は6〜12か月以上です。

  • 費用の中心:バックエンド、認証、権限、データ連携、復旧、セキュリティテスト、部署間調整。

この価格帯では、SSG部分を増やしても費用が比例して下がるとは限りません。

業務システム全般の一次Q&Aでは、小規模300万〜700万円、中規模700万〜1,500万円、大規模1,500万円以上が目安とされています。このため、SSGの公開部分だけで比べないことが大切です(出典:NotebookLM一次Q&A「業務システム全般_13」、2026年)。

ポイント

費用の目安は規模によって分かれるため、ページ数、更新方法、動的機能の有無を書き出し、小規模、標準、大規模のどこに当たるかを見ます。会員や決済を含む場合は、大規模の目安より高くなることも見込んでおきます。

SSGのシステム開発費用の内訳

業務システムの要件定義、設計・環境構築、実装、テストの工程比率を横棒で示す図。
紹介されている比率では実装の幅が最も大きくなっています。

見積もりは、企画・要件定義、設計、実装に分けて比べます。ほかに、デザインや移行の費用も比べます。

  • CMS/API連携:コンテンツモデル、編集権限、Webhookの設計。
  • インフラ:CI/CD、ホスティング、監視の初期設定費用。
  • テスト:リンク切れや表示崩れ、フォーム送信、リダイレクトの確認。
  • 保守:更新支援、脆弱性対応、復旧などの対応範囲。

リサーチノートでは、業務システムの工程比率を、要件定義10〜12%、設計・環境構築22〜24%、実装48〜50%、テスト15〜17%と整理しています。SSGでも、実装以外の費用を確認します。

要件定義・情報設計・デザインの費用

要件定義では、採用目的、更新担当者、公開頻度、サイト規模を整理します。加えて、ピークアクセスやSEO目標、問い合わせや検索などの動的機能も確認します。

  • 情報設計:URL、カテゴリ、パンくず、サイトマップ、コンテンツタイプ、旧URLからのリダイレクトの決定。

この設計を省くと、後からページを作り直す場面が生じやすくなります。

デザイン費は、既存デザインを使うか、ブランド設計から行うかで変わります。また、記事、製品、事例のほか、検索結果、404、フォーム、エラー表示も画面に含めます。

スマートフォン表示、アクセシビリティ、画像容量、見出し構造、構造化データも確認しておくと、見積もりの精度が上がり、公開直前の手戻りを抑えられます。

フロントエンド実装とCMS・API連携の費用

開発会社は、Astro、Next.js、Nuxt、Hugoなどから選んだうえで、共通部品、テンプレート、ルーティング、メタ情報、サイトマップを実装します。

画像最適化やフォーム連携も開発範囲に入ります。ただし、フレームワーク自体は無償でも、要件に合わせて安全に組み合わせる人件費は必要です。

  • CMS連携:コンテンツモデル、入力項目、画像、編集権限、下書き・承認、プレビュー、公開通知、Webhookの設計。

ビルドが失敗したときの再実行も考慮します。検索や会員機能を外部APIに分ける場合は、APIキーの保護、エラー表示、レート制限、ログ保管も見積もります。

コンテンツ移行・テスト・公開作業の費用

移行では、記事や製品情報の変換、画像の再配置、不要ページの整理を行い、旧URLと新URLの対応表を作ります。さらに、リダイレクト、canonical、XMLサイトマップも確認します。

手作業の工数は、ページ数だけでなく、入力項目の種類や品質確認の回数でも増えます。

  • 移行対象の管理:対象一覧を作り、機械移行と人の確認を分けておくと、追加請求を防ぎやすくなります。

テストでは、リンク切れや表示崩れ、フォーム送信、画像、404、リダイレクト、SEOタグ、アクセス解析を確認します。

スマートフォン表示、ブラウザの差異、ビルド失敗、ロールバックも対象に含まれます。また、対象ブラウザ、合格条件、担当者、修正回数を決めておきます。

CI/CD・ホスティング・監視の初期設定費用

CI/CDは、Gitの変更を検知して、ビルド、テスト、プレビュー、本番デプロイを自動化する仕組みです。そのうえで、権限管理、秘密情報、ビルドログ、キャッシュ削除も設定します。

公開前の承認や旧版への切り戻しも、設計に含めます。

  • 自動化の費用:公開時間を減らせる一方、初期設計と品質ゲートの実装費が加わります。

2026年8月確認のCloudflare Pagesは、Freeが月0ドル、Proが年払い月20ドル・月払い月25ドルです。Businessは、年払い月200ドル、月払い月250ドルです。

また、Vercelは、Hobbyが月0ドル、Proが月20ドルです。Proには月20ドル分の利用クレジットが含まれます(出典:Cloudflare Pages料金ページ、Vercel料金ページ、2026年8月確認)。

請求額は、転送量、ビルド、エッジリクエスト、追加メンバー、ログ、WAFなどで変わります。そのため、基本料金だけで年間費用を判断しないようにします。

ポイント

見積もりは、工程ごとの金額を並べ、どの工程が含まれているかをそろえて比べるのが目安です。移行やテストを省いた見積もりは安く見えても、後から追加費用が生じやすくなります。

SSGのシステム費用が変動する要因

ページ数が同じでも、費用は変わることがあります。管理するコンテンツの種類、更新頻度、公開後に維持する品質が、価格を左右します。

この要因をRFPに書いておくと、開発会社から条件のそろった見積もりを受け取りやすくなります。

ページ数・コンテンツ種類・多言語対応

ページ数が増えると、移行、リンク・画像の確認、公開後の編集説明に工数がかかります。記事、製品、事例、採用情報、FAQなどが増えると、入力項目やテンプレートも分かれていきます。

  • 多言語対応する場合:翻訳、言語別URL、hreflang、公開時期、翻訳担当者の権限の設計。

複数言語に対応する場合は、こうした設計が加わるため、標準構成より費用が上がります。

ページを減らしすぎると、利用者が探しにくくなり、SEOに必要な情報も不足する場合があります。一方で、初期公開は優先ページに絞り、残りを第2段階へ分けます。

段階導入では、後からテンプレートやURLを拡張できる設計を、初期費用に含めます。

CMS・編集権限・更新フロー

MarkdownとGitは、開発者が多く、変更をレビューしやすい組織に向いています。一方で、非エンジニアが更新するなら、ヘッドレスCMSの編集画面が必要です。

CMSのプランと連携工数は、更新フローや編集体制で変わります。

  • 必要な機能:予約公開、下書き、承認、権限、画像管理、プレビューの要否。
  • 編集体制:編集者が1人か複数部署か、承認者やプレビューの有無。

microCMSは、利用開始時の初期費用はなく、料金プランの月額料金が請求されると、公式ヘルプで案内しています。ただし、Enterpriseは要件により初期費用が発生する場合があります。

2025年6月には、BusinessとAdvancedの価格改定とプラン統合が発表されました。Businessは税抜月63,000円から75,000円、Advancedは150,000円から180,000円へ変更されました(出典:microCMS公式ヘルプ・料金改定告知、2026年8月確認)。

契約時は、最新のプラン、ユーザー数、API数、転送量、監査ログを確認します。

フォーム・検索・会員機能などの動的処理

問い合わせフォームは、外部サービスで構成できる場合があります。一方で、採用応募、資料請求、予約、決済、会員ページには、個人情報、認証、権限、メール、データ保存が関わります。

  • フォーム:二重送信防止や監査ログの検討。
  • 検索:生成ファイル、外部検索サービス、API検索インデックスから選ぶ方式。

動的機能を加えると、運用費も発生します。サーバーレス関数、データベース、メール、監視、WAF、脆弱性診断などが対象です。

会員や業務データを扱う場合は、公開ページをSSGにしつつ、個別データをAPIやSSRへ分けるハイブリッド構成を、早めに検討します。

セキュリティ・監視・保守の要求水準

静的配信は公開ページのデータベース処理を減らせます。ただし、それでサイト全体が自動で安全になるわけではありません。

CMS管理画面、APIトークン、GitHub Actions、npmなどの依存パッケージ、第三者JavaScript、CDN設定が、攻撃の対象になります。

  • 対策範囲:依存更新、秘密情報、多要素認証、ビルド・アクセスログ、障害通知の有無で費用が変わります。

一次Q&Aでは、保守費は初期開発費の年15〜25%程度が目安とされています。同じノートには5〜15%との表記もあり、月額・年額や保守範囲の解釈に揺れがあります。

そのため、率だけで契約を決めず、更新支援、脆弱性対応、復旧、バックアップについて、時間や回数を確認します。加えて、CMS問い合わせ、分析、軽微な改修についても、時間や回数を確認します。

ポイント

同じページ数でも、コンテンツの種類、更新頻度、公開後に維持する品質で金額は変わります。要因をRFPに書いて条件をそろえると、見積もりの差を比べやすくなります。

SSGの見積もりの取り方とコストを抑えるポイント

最安の提案を選ぶ前に、削った範囲が将来の運用費や追加開発費を増やさないかを確認します。そのうえで、RFPにはページ、更新者、機能を書きます。加えて、コンテンツ、性能、保守、納品物もRFPに盛り込みます。

各社へ同じ前提を渡し、金額とあわせて、除外項目や追加単価を確認します。

見積もり前のページ数と運用要件の整理

RFPには、公開URLや現行ページ数に加えて、移行する記事・画像・資料、コンテンツ種類、言語数を記載します。さらに、更新担当者と編集者・承認者の人数も書いておきます。

  • 機能・負荷:公開頻度、フォーム、検索、会員機能、解析、ピークアクセス。
  • 処理時間:公開反映、ビルド許容、旧版へ戻す時間の数値。

ログ保存期間、対応ブラウザ、Core Web Vitalsの目標も決めておきます。未確定の要件は、確定している部分と分けて、概算を依頼します。

調査・要件定義の費用、追加時の算定方法、変更期限を明記し、「一式」にまとめて隠さないようにします。

複数社の比較と一式表記の分解

初期費用だけでなく、要件定義、デザイン、実装の費用を横並びで比べます。ほかに、CMS、移行、テストの費用も比べます。さらに、インフラ、教育、保守も費用の内訳に含めます。

見積もりの書き方では、次の2点を確かめます。

  • 一式表記:「CMS連携一式」などが、対象ページ、作業回数、成果物、検収条件を示しているかどうか。
  • 除外項目:移行、リダイレクト、説明、障害対応が含まれるか。

技術実績に加え、移行と編集権限について、どこまでを誰が受け持つかも確認します。さらに、CI/CD、CDN、監視、フォームや検索についても、受け持つ範囲を確認します。

ソースコード、リポジトリ、IaC、CMSデータの引き渡しや、公開後の脆弱性対応も確認します。

TenCyの事例では、Next.jsとWordPress REST APIでコンテンツを管理し、AWSでSSG静的配信しています。期間は3か月、担当は2名です(出典:TenCy「すみラボ」制作事例、確認日2026年8月)。

技術を削るより範囲の整理を優先した費用の抑え方

無料プランに偏ることや、テストを削ることは、商用利用の制限や障害時の復旧不能につながるため、慎重に判断します。

初期費用を調整するときは、公開範囲と機能ごとの方式を分けて考えます。

  • 公開範囲:初期公開に必要なページを優先し、残りは後から追加する進め方。
  • 機能ごとの方式:公開ページはSSG、検索や会員情報は外部サービスやAPIに分けた構成。

VercelのHobbyは、月0ドルで、料金ページでは個人プロジェクトなどの開始用プランとされています。Proは月20ドルです。

Cloudflare Pagesは、無料プランでも静的リクエストと帯域幅が無制限だと案内しています。ただし、ビルド回数や同時ビルド数などの条件があります。

商用可否、転送量、ビルド上限、ログ、サポート、障害時の切り替えを、本番要件に合わせて確認します。

契約と検収による将来の追加費用の防止

契約前に、著作権とソースコードについて、引き渡し条件を確認します。さらに、Gitリポジトリ、デザインデータ、IaC、CMSデータ、ドメインの所有も確認します。

環境変数、ビルド手順、依存パッケージ一覧も対象です。委託しただけでは、改修権やソースコードの引き渡しは決まらないため、契約書と納品物一覧に書いておきます。

  • 検収項目:全URL、旧URLのリダイレクト、フォーム、CMS公開、プレビュー、ロールバック、権限。

SEOタグとサイトマップも対象に含めます。さらに、計測、画像、速度、アクセシビリティに加え、バックアップや障害通知も対象です。未確認の運用作業は、公開後の費用になりやすいためです。

ポイント

最安の提案でも、削った範囲が将来の運用費や追加開発費を増やすなら、総額では高くつきます。各社の金額は前提をそろえ、除外項目と追加単価の明記を見て比べると判断しやすくなります。

よくある質問(FAQ)

発注前に質問されやすい内容をまとめます。金額の前提条件と、追加費用が生じやすい箇所も確認しておきます。

SSGのシステム開発は本当に安いですか?

公開ページを静的配信すると、サーバーやデータベースを簡素化できる場合があり、運用費を抑えやすくなります。

判断は、CMSと移行を含む総額で行います。総額には、フォーム、検索、CI/CD、監視、保守も入ります。金額の目安は、小規模で50万〜150万円、標準的な企業サイトで150万〜500万円です。

ページ数や更新方法によっても、金額は変わります。

WordPressからSSGへ移行すると費用を削減できますか?

削減できる可能性はありますが、移行費用を含めた投資回収で判断します。また、ページや画像の移行、旧URLのリダイレクトも必要です。

WordPressの編集フローを、ヘッドレスCMSやGit運用に置き換える設計も行います。たとえば、TenCyはWordPress REST APIで管理し、AWSでSSG静的配信する事例を公開しています。

SSGでも担当者がCMSから更新できますか?

更新できます。代表的な構成は、ヘッドレスCMSへの入稿をWebhookでビルドにつなぎ、生成ファイルをCDNへ配信するものです。

下書き、プレビュー、承認、予約公開、権限、画像管理、ビルド失敗時の再実行も設計に含めます。そのうえで、操作研修とマニュアルを初期費用に含めるか、保守費に含めるかを確認します。

SSGの保守費用はどのくらい見込めばよいですか?

年15〜25%程度を起点に考える目安がありますが、同じノートには5〜15%との表記もあります。

公開ページの更新だけか、依存更新と脆弱性対応まで含むかを確認します。加えて、監視、復旧、バックアップ、問い合わせ、軽微な改修が含まれるかも確認します。

率を見るより、対応時間、月の上限、緊急対応、対象外作業を契約書で決めます。

ポイント

安さや移行の是非は総額と投資回収で判断し、保守費は率より対応範囲で見ます。CMSからの更新は承認や研修まで含めて考えると、契約前の迷いを減らせます。

まとめ

SSG開発費は、小規模で50万〜150万円、標準的な企業サイトで150万〜500万円、大規模サイトで500万〜1,500万円以上が目安です。

会員、決済、在庫、検索などを組み込む場合は、API、認証、連携、テスト、保守の費用が増えます。そのため、1,000万〜3,000万円以上になる場合もあります。

見積もりで確認するポイント

開発費と運用費を分け、要件定義、設計、実装の内訳を確認します。ほかに、CMSや移行、テストの費用も確認します。さらに、CI/CD、ホスティング、監視、保守の内訳も確認します。

Cloudflare Pages、Vercel、microCMSなどの料金は、変わる可能性があります。このため、目安を契約額とみなさず、契約時点の料金表と利用条件を確認します。

次に行うこと

発注前に、次の条件を整理し、同じ条件で複数社へ相談します。

  • サイトの規模:現行URL、ページ数、コンテンツ種類。
  • 更新と機能:更新者、動的機能、移行範囲。
  • 性能と保守:性能目標、保守範囲。

公開後に担当者が更新できるか、障害時に復旧できるか、ソースコードやCMSデータを引き継げるかも比べておくと、初期費用と将来の運用コストを合わせて判断できます。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。