スタッフ管理システム開発の見積相場や費用/コスト/値段について

スタッフ管理システムの費用は、シフト管理のSaaSなら月額330円から、独自開発なら初期費用300万〜5,000万円超が目安です。

金額は業態、利用人数、機能や連携の範囲によって変わります。業態ごとの違いと内訳を押さえると、見積もりを比べやすくなります。

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スタッフ管理システムの全体像と業態別の違い

店舗・多拠点のシフト管理型と人材派遣・紹介会社の総合管理型で、管理対象の違いを左右に比べた図。
導入範囲は、業態ごとの業務から見えてくる。

スタッフ管理システムは、業態によって大きく二つの領域に分かれます。自社がどちらに近いかを先に決めておかないと、安いサービスを選んでも必要な機能が足りないことがあります。

店舗・多拠点のシフト管理型

店舗型は、シフト管理を基本に、店舗運営に必要な機能を組み合わせて選びます。

  • 基本機能:スタッフ情報、希望シフト回収、作成、確定通知、打刻、休暇・残業集計
  • 多拠点機能:応援募集、人員過不足、売上予測、人時売上、労務アラート
  • 連携・自動配置:POS、給与、勤怠、会計との連携や自動配置で、導入設定と連携の費用が増える

シフト作成だけであれば、比較的低い価格で始められます。Airシフトは、2026年4月以降、無料体験期間後の利用料を連携スタッフ1人あたり月額330円(税込)と案内しています。

スタッフ数が2人以下の場合は月額990円(税込)です(出典: 株式会社リクルート「Airシフト」2026年4月版)。また、同サービスは初期費用とサポート費用が無料です。ただし、これはサービス利用料の例で、独自のシフト制約や給与連携の開発費は含みません。

人材派遣・紹介会社の総合管理型

派遣・紹介会社向けは、人材登録から就業後の請求までを一つの仕組みで管理します。

  • 人材・案件:スタッフ、案件、求人、スキル、資格、派遣先、契約
  • 就業後の業務:派遣帳票、勤怠承認、給与、請求、入金
  • 追加管理:マイページ、本人確認書類、マイナンバー、契約更新、抵触日

管理対象が増えると、データ項目、権限、監査ログ、法改正対応の範囲も広がります。

STAFF EXPRESSは、スモールプランが月額25,000円から、買い切り40万円からです。ライトプランは、月額30,000円から、買い切り50万円からと掲載されています。また、CROSS STAFFは月額30,000円からで、初期費用無料と案内しています。

実際の見積もりは、スタッフ数、追加オプション、アプリ、帳票変更、データ移行、導入支援によって変わります(出典:株式会社エスアイ・システム「STAFF EXPRESS 料金」、株式会社アイル「CROSS STAFF」公式料金案内)。

費用相場の目安

シフトSaaSなら月額数百円から数万円、派遣管理SaaSやパッケージなら月額2.5万〜10万円程度からが、費用相場の目安です。

独自開発は300万〜2,000万円程度が目安です。一方、派遣業務の総合基盤は、1,500万〜5,000万円超になる可能性があります。

小規模なSaaS導入の費用目安:初期0〜20万円、月額330円からの料金

小規模に導入する場合は、利用料と追加費用を含めた条件で比べます。

  • 導入料金:1〜数店舗のシフト管理は初期0〜20万円が目安で、月額は330円から数万円程度
  • 無料体験:初期費用無料も含め、現場の定着度を確かめてから有料化
  • 課金条件:無料期間後の課金対象、連携スタッフ数の数え方、最低利用料金
  • 追加料金:アプリ、店舗追加、給与連携、CSV加工、帳票出力、導入研修

たとえば、200人に月額330円を課金した場合、利用料は月額66,000円、3年間で237万6,000円になります。ただし、初期費用や連携費用は含まれていません。

サービスを比べるときは、追加費用を含めた3年分の総額で見ると分かりやすくなります。特に、月額だけが安くても、別料金によっては初年度の総額が高くなることがあります。

派遣管理SaaS・パッケージの費用目安:初期0〜110万円、月額2.5万〜10万円程度

派遣管理SaaS・パッケージは、導入費用、公開料金、追加条件を分けて見ていきます。

  • 導入相場:スタッフ、案件、契約、勤怠、給与、請求を管理する場合で、初期0〜110万円、月額2.5万〜10万円程度
  • 導入期間:標準機能が合えば、設定後1〜3か月程度で始められる場合がある
  • 買い切り型:月額を抑えられることがある反面、保守・法改正・更新費用の有無
  • STAFF EXPRESS:スモールは月額25,000円・買い切り40万円から、ライトは月額30,000円・買い切り50万円から
  • CROSS STAFF:基本月額30,000円から。Web給与明細・専用アプリは別料金

STAFF EXPRESSでは、月額35,000円まで、買い切り60万円までのプラン価格も公式に掲載されています。

データ整形、初期登録、API連携、操作研修は、別見積もりになりやすい項目です。

独自開発の費用:機能範囲によって300万〜5,000万円超

独自の要件を実装する場合は、スクラッチ開発を検討することになります。

  • 機能範囲:独自台帳、複雑なシフト制約、スキルと案件の自動マッチング
  • 管理機能:給与・請求、マイナンバー、複数拠点の権限管理
  • 小規模開発:台帳、シフト、権限、通知で300万〜800万円程度
  • 複数拠点開発:勤怠・給与連携、データ移行、監査ログを含め800万〜2,000万円程度
  • 派遣総合基盤:採用、スタッフ、案件、マッチング、契約、勤怠、給与、請求、入金、マイナンバーを統合し、1,500万〜5,000万円超の可能性

この推定額は、スタッフ管理だけを対象にした統計ではなく、人事、勤怠、派遣管理など類似する業務システムの相場から推定したものです。

要件、利用者数、連携先、セキュリティ、データ移行によって金額は上下するため、特定の金額を予算の確定値として扱わないでください(出典:NotebookLM「業務システム全般_18」Q&Aをスタッフ管理へ適用した推定)。

ポイント

費用の幅は、シフト管理のSaaSか派遣管理型か、独自開発かで大きく異なります。自社の業態と機能範囲を先に決めておくと、見るべき金額帯を絞れます。

スタッフ管理システムの費用内訳

スタッフ管理システムの費用工程を、要件定義から研修・運用開始まで4層に分けた図。
工程を分けると、見積もりの内訳を追いやすい。

見積書の「システム開発一式」だけでは、どこに費用がかかっているかが分かりません。要件定義、設計、実装の工程に分けて見ると、価格差を確認しやすくなります。テスト、移行、研修、運用も同じように分けて見ると、差の出どころが見えてきます。

要件定義・業務整理の費用

要件定義では、店舗運営と派遣業務で必要な条件を整理します。

  • スタッフ情報:属性、雇用区分、所属、時給、スキル、資格期限
  • 勤務条件:勤務可能時間、休暇、連勤、夜勤明け、店舗の最低人数
  • 派遣業務:案件とのマッチング、契約更新、抵触日、派遣帳票、勤怠承認
  • 締め処理:給与・請求の締め日

要件定義を省くと、開発後に店舗ごとのルールや資格アラート、給与連携の不整合が見つかり、追加開発が発生します。リサーチノートでは、例外ルールが後から判明すると、工数・費用が1.3〜1.5倍になる可能性が示されています。

初期費用を削るために要件定義を短くするよりも、Excel、紙、LINE、勤怠表の業務フローを先に洗い出すほうが、総額を抑えやすくなります。

設計・実装・テストの費用

設計・実装費は、画面数や機能数だけでなく、データ構造や例外処理によっても変わります。

  • 画面・機能:スマートフォン、管理画面、権限、シフト自動作成、通知
  • 業務処理:CSV/API連携、給与計算、請求書、検索性能、監査ログ
  • 規模対応:同時利用、データ分離、店舗横断集計、バックアップ設計

リサーチノートによる業務システム一般の人月単価は、中小規模会社が80万〜120万円、大手SIerが150万〜200万円です。

また、価格は専門性、管理体制、品質保証、セキュリティ要件によって変わります。単価だけでなく、工数と成果物も確認してください。

データ移行・研修・運用開始の費用

移行データの整備と現場支援の範囲によって、導入時の作業が変わります。

  • 台帳整備:Excelの列名・表記をそろえ、重複したスタッフを統合
  • 個人データ:退職者や期限切れ資格の扱いを含めた、安全な移行
  • 履歴移行:過去の契約、就業実績、給与・請求履歴の保持範囲で費用が変動
  • 導入支援:管理者・店舗責任者の研修、ログイン案内、マニュアル、問い合わせ窓口

支援が足りないと、希望シフトの提出や店長の修正が進まず、紙やLINEに戻ることがあります。そのため、現場が利用を始めるまでにかかる支援費も、見積もりの中で確認します。

ポイント

見積もりは工程ごとに分けてもらい、要件定義や移行・研修の範囲がそろっているかで比べます。要件定義を省くと、後の追加開発で費用が膨らみやすいため注意が必要です。

スタッフ管理システムの費用が変動する要因

スタッフ管理システムの見積もりを左右する5つの条件を、中央から放射状に示した図。
利用規模から機能範囲まで、複数の条件が重なって費用が決まる。

見積もりは、利用者数、業態、連携先、労務ルール、セキュリティ要件によって変わります。条件ごとに分けて考えると、どこに投資が必要で、どの機能を後回しにできるかが見えてきます。

スタッフ数・拠点数・管理者数

スタッフ数が増えると、課金単位だけでなく、検索性能、通知数、データ保持量、同時アクセス数も変わります。1店舗と100店舗では、必要な権限設計や運用ルールも異なります。

多店舗で応援を出す場合は、店舗間の公開範囲、希望の扱い、承認フローも設計します。繁閑期で利用人数が増減するなら、SaaSの課金方法がその変動に合うかも確かめる必要があります。

管理者IDが無制限のサービスもあれば、管理者ごとに追加料金がかかるものもあります。そのうえで、スタッフ、店舗、管理者、派遣先、閲覧ユーザーの上限を、見積書に記載してもらいます。

連携先の接続条件と法令対応の要件を確かめ、必要な作業を見積もりに入れます。

  • 接続先:給与、勤怠、POS、会計、採用、販売管理のAPI・CSV形式、頻度、再送、マスタの正本
  • 接続条件:APIの契約プラン、連携項目、過去データの一括連携可否
  • 見積項目:接続ごとの調査、設計、実装、テストの費用と期間
  • 記録内容:労働時間、休憩、残業、深夜勤務、訂正履歴、承認者
  • 派遣管理:契約書、派遣帳票、資格期限、個人番号

連携先ごとに調査、設計、実装、テストが必要になるため、費用と期間も接続ごとに分けて見積もります。

労働時間の記録や個人情報の安全管理に備えて、監査ログ、暗号化、権限設定、委託先管理も要件に含めます。勤怠記録は厚生労働省の労働時間把握ガイドラインを、個人情報の扱いは個人情報保護委員会の安全管理措置を踏まえます(出典: 厚生労働省「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」、個人情報保護委員会「通則編」)。

派遣会社の場合は、法改正時の更新やアクセス制御もコストの要因になります。

自動シフト・AI・分析機能の範囲

自動化の範囲や検証方法によって、開発の難易度と費用が変わります。

R-Shiftの導入事例では、600名以上のシフト作成期間を9日から1日に短縮した例があります。ただし、これは導入企業の業態、運用ルール、導入時点の条件に基づくベンダー掲載事例です(出典: オーエムネットワーク株式会社「R-Shift 導入事例」)。

  • 配置条件:人数、スキル、資格、休み、連勤、店舗ごとの最低人数を考慮
  • AI設計:制約入力、結果説明、手動修正、誤配置時の責任、学習利用制限、ログ保存
  • 段階導入:ルールベースの自動割当と手動修正から始め、効果測定後に高度化

R-Shift事例と同じ効果が自社で出るとは限らないため、現状の作成時間と比べるPoCで確かめます。

需要予測や高度な最適化は、ルールベースの自動割当と手動修正の効果を測ってから追加すると、初期投資を抑えやすくなります。

ポイント

費用が変わる主な条件は、利用者数、連携先、法令対応、自動化の範囲です。必要な投資と後回しにできる機能を条件ごとに分けると、予算を決める材料になります。

費用を抑えた開発・導入の進め方

費用を抑えるには、使わない高機能を先に作らず、将来の拡張を妨げない設計にしたうえで、効果を確かめられる範囲から始めます。

MustとWantに分けたMVPとPoCの設定

初回に作る機能と検証する業務を分けておくと、開発範囲と導入効果を判断しやすくなります。

  • 機能の優先度:Mustは法令、給与・勤怠、台帳、希望シフト、確定通知、権限。Wantは AI提案、経営分析、チャット、需要予測
  • PoCの対象:店舗型は1〜数店舗、派遣型は一部の案件やスタッフ
  • 効果測定:作成時間、希望回収率、欠員充足時間、転記ミス、勤怠締め日数、利用率
  • 例外ケース:急な欠勤、資格期限切れ、複数店舗勤務、夜勤明け、派遣先ごとの帳票、給与締め日の変更
  • 検証後の対応:見つけた例外を要件に反映し、本番後の追加改修を抑える

標準機能の活用と独自要件の切り分け

パッケージを導入する場合は、標準機能と独自要件を分けて、追加費用がどこで生じるかを把握します。

  • 標準機能:Fit to Standardを基本に、スタッフ登録、契約、勤怠、帳票を大幅に変更しない
  • 独自要件:評価、需要予測、店舗間応援は、APIやCSV、疎結合の周辺機能に分ける
  • 試作:ローコード・ノーコードは台帳、申請、簡易シフト、通知に使う
  • 利用前の検証:自動シフト、複雑な給与、厳密な監査、個人番号管理では、性能・権限・ログ・持ち出し制御を確認

標準機能を大きく変えると、更新や法改正対応のたびに費用が生じやすくなります。そのため、短期の開発のしやすさと長期の安全性を、別々に評価することが欠かせません。

初期費用ではなく3年TCOで比べる方法

3年TCO(総所有コスト)は、初期費用と36か月分の利用料に、導入・運用費を加えた総額です。これで比べると、月額の安さだけでは見えない差が分かります。

  • 追加費用:追加ユーザー・拠点、連携、移行、研修、保守、運用
  • サービス利用:API、アプリ、移行、帳票変更の別料金の有無
  • 買い切り型:サーバー、保守、法改正、脆弱性対応、バックアップも算入
  • 保守費の目安:初期開発費の年15〜25%。300万円なら年45万〜75万円、1,000万円なら年150万〜250万円

保守費率は、一般的な業務システムの予算目安です。見積もりでは、24時間監視、SLA、法改正、追加開発、クラウド利用料を含むかどうかを確かめます。

保守の対象と対象外を明確にしてから比べると、総額の差を正しく見られます。

ポイント

費用を抑えるには、Must機能から小さく始めて効果を測り、標準機能で足りる範囲は標準を使うことが目安になります。初期費用だけでなく、3年分の総額で比べることも欠かせません。

見積もりを取る際のポイント

相見積もりでは、各社が同じ前提で金額を出せるよう、比較できる資料を渡します。「スタッフ管理システムを作りたい」とだけ伝えると、店舗型と派遣型のどちらを想定するかが会社ごとに異なり、機能も費用も違う提案になるおそれがあります。

RFPに書く業態・件数・ルール・連携先

提案の条件をそろえるために、RFPには業態、規模、業務、優先度、移行範囲を書いておきます。

  • 業態・規模:店舗型か派遣型か、スタッフ・拠点・管理者数、月間シフト件数
  • 業務条件:雇用区分、資格、勤務形態、既存システム、法令対応、導入時期
  • 業務フロー:希望回収、作成、欠勤補充、出退勤、承認、給与連携、請求、分析と担当者
  • 優先度:必須・できれば必要・将来検討に分け、AI予測やチャットは将来検討の例
  • 移行範囲:スタッフ情報、勤務実績、契約履歴、個人書類のどこまでを含むか

業務フローには、誰がどのデータをいつ入力し、誰が承認するかも書き添えます。必須機能の例は、スタッフ台帳、権限、希望シフト、通知、勤怠です。

一式ではなく工程・成果物・前提条件ごとの見積もり

工程、成果物、連携条件、契約条件を分けた見積もりを、各社に出してもらいます。

  • 工程:要件定義、基本・画面設計、実装、テスト、移行、研修、リリース、保守
  • 工程条件:担当者、工数、成果物、検収条件、対象外作業
  • API連携:対象システム、項目数、方向、頻度、エラー対応、テストデータ準備者
  • 契約条件:固定価格・準委任、仕様変更、追加単価、遅延責任、著作権・翻案権、ソースコード、クラウド所有者
  • データ管理:契約終了時の返却、再委託先、保管場所、バックアップ、削除期限、事故時の連絡手順

本人確認書類を預ける場合は、情報管理の方法も契約に含めることが必要です。

同業・同規模の事例と現場定着の確認

導入社数の多さだけで決めず、自社に近い業態や規模の事例を調べ、現場での使いやすさも確かめます。

  • 同業事例:近い業態、スタッフ数、店舗数、派遣先数で見る短縮時間と例外処理
  • R-Shift事例:アルティウスリンクの600名以上の管理で、9日から1日に短縮
  • 操作と支援:スマートフォン利用、店長等の修正・承認、問い合わせ回答時間
  • 試用時の測定:無料トライアルがあれば実際のスタッフ数・シフトルールで試し、希望回収率、作成・欠勤補充時間、入力ミス、勤怠締め日数を測定

R-Shift事例は導入時期や条件も踏まえて、自社の現状と比べます。そのうえで、導入効果を数値にしておくと、月額費用が削減効果に見合うかを判断しやすくなります。

ポイント

見積もりは、同じ前提の資料を各社に渡し、工程や契約条件まで分けて出してもらったうえで比べます。導入社数の多さより、自社に近い事例と現場での使いやすさを重視して判断します。

よくある質問

公開料金と開発費の推定を分けて、よくある質問に答えます。

スタッフ管理システムの開発費用は最低いくらからですか?

既存サービスには、初期費用0円から、月額330円/スタッフからの公開料金例があります。一方で、独自開発は台帳、シフト、権限、通知に絞っても、300万〜800万円程度が推定の目安です。

費用は機能、データ移行、連携、セキュリティによって変わります。そのため、最低金額だけで決めず、MVP(Minimum Viable Product)の範囲を定めてから見積もりを取ります。

SaaSとスクラッチ開発はどちらが安いですか?

標準的なシフトやスタッフ情報を短期間で使うなら、一般にSaaSのほうが初期費用を抑えやすくなります。一方で、複雑な配置、独自評価やマッチング、基幹連携、厳密な監査が欠かせない場合は、スクラッチ開発や併用を検討することがあります。

月額だけでなく、3年TCO、業務削減効果、法改正や保守の負担を合わせて比べます。

導入後に追加費用が発生しやすい項目は何ですか?

追加費用になりやすいのは、初期データ移行、API連携、帳票変更、専用アプリ、店舗・スタッフの追加です。権限、研修、個別サポート、過去データの保管、法改正対応、保守範囲外の開発も、追加費用の対象になることがあります。

標準機能とオプション、初回費用と月額費用、契約終了時のデータ返却費を分けて確認します。CROSS STAFFのように、基本料金と給与明細・アプリのオプションが分かれるサービスもあります。

まとめ

店舗のシフト管理は、初期0〜20万円、月額330円/スタッフから数万円が目安です。一方、派遣管理SaaSやパッケージは、初期0〜110万円程度、月額2.5万〜10万円程度からが目安です。

独自開発は、小規模なら300万〜800万円、複数拠点や勤怠給与連携なら800万〜2,000万円程度です。派遣業務の総合基盤は、1,500万〜5,000万円超になる可能性があります。

費用を判断するうえでの重要ポイント

相場の幅は、シフト型と派遣管理型の違いに加え、人数、拠点、連携によって生まれます。個人情報、監査ログ、移行、自動配置も、幅を広げる要因になります。

公開料金はサービス利用料、開発費の推定は要件定義から運用までの予算目安として扱うのが適切です。両者を同じ表に並べて単純に比べることは、避けてください。

最初に行うべきこと

導入方式と比較条件を順に整理し、見積もりを導入効果と合わせて判断します。

  1. シフト型か派遣管理型かを決めたうえで、スタッフ数、拠点数、管理者数、既存システム、必須の労務ルールを一覧にする。
  2. MustとWantを分けたRFPを用意し、要件定義、移行、連携、研修、保守ごとの見積もりを、複数社から取り寄せる。
  3. 3年TCOと導入効果を比べ、自社に合う費用と進め方を選ぶ。

スタッフ管理システムは、現場の入力負担を減らし、欠勤補充や勤怠締め、契約・給与・請求のミスを防ぐ業務基盤です。費用と効果を同じ前提で並べ、少数拠点のPoCから段階的に導入すると、現場への定着にもつながります。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。