Strapiのシステム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

Strapiのシステム開発会社を選ぶなら、Strapiの構築経験だけでなく、コンテンツ設計、Next.jsやNuxt.jsとの連携、既存データ移行、セキュリティ、公開後の保守まで一貫して任せられる会社を選ぶことが重要です。

Strapiは自由度の高いヘッドレスCMSですが、導入すれば自動的に業務システムが完成する製品ではありません。この記事では、株式会社riplaを最初に、Strapi公式のパートナー情報や各社の公式サービスページで実在と対応内容を確認できる5社を加え、計6社を紹介します。費用、得意領域、移行・連携・保守の確認ポイントもまとめています。

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Strapiのシステム開発でパートナー選びが重要な理由

Strapiのシステム開発でパートナーを比較するイメージ

Strapiは、管理画面で登録した構造化データをREST APIやGraphQL APIで配信するヘッドレスCMSです。Webサイトだけでなく、スマートフォンアプリ、会員ポータル、ECフロント、社内ポータルなどに同じデータを届けられる一方、配信先の画面や業務連携は別途設計する必要があります。

Strapiの導入支援会社と製品提供元は役割が異なります

Strapi本体を提供する会社と、Strapiを使って個別のシステムを設計・開発する会社は同じではありません。導入支援会社には、コンテンツタイプやComponentの設計、フロントエンド、検索、認証、外部API、データ移行、インフラを自社の要件に合わせて組み立てる役割があります。Strapi公式のパートナープログラムも、デジタルエージェンシーやシステムインテグレーターがStrapiを使った体験を設計・実装する枠組みとして案内しています。したがって、会社を比較するときは「Strapiを知っているか」だけでなく、「自社の業務をどの範囲まで設計できるか」を見る必要があります。

発注前に費用と運用範囲を分解して確認します

Strapiのソフトウェア料金だけで予算を判断すると、フロントエンド開発、既存CMSからの移行、画像保管、CDN、監視、教育、保守の費用が後から増えます。2025年にStrapi Cloudはホスティング中心の料金体系へ整理され、Essentialは月額15ドル、Proは75ドル、Scaleは375ドルと案内されましたが、Content HistoryやReview Workflows、SSOなどのCMS機能ライセンスは別契約です(出典: Strapi公式ブログ、2025年)。2026年7月更新の公式サポート情報でも、Cloud料金はホスティングのみと説明されています。見積もりでは、Strapiのライセンス、クラウド、開発、移行、連携、テスト、保守を分けて比較します。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援をイメージした画像

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

Strapiを採用する場合でも、最初に必要なのはCMSの設定ではなく、どの業務をどのデータで支えるかの整理です。riplaは業務要件や社内DXの目的を起点に、Strapiをコンテンツ基盤として使う範囲と、別の業務システムや外部サービスに任せる範囲を切り分ける相談先になります。営業・顧客・生産・販売管理など既存業務との接点を踏まえて、編集画面、API、フロント、権限、運用ルールを検討したい企業に向いています。

得意領域・実績

業務システムや社内DXとWebサイト・ポータルを一緒に考えたい場合は、riplaに要件整理から相談すると進めやすくなります。Strapiの導入経験、対応するフロントエンド、データ移行の範囲、CloudまたはAWSなどの運用方式、公開後の保守体制は、提案時に確認しておくと安心です。特定のCMSを先に決めるのではなく、成果指標と現場の定着を重視して発注先を選びたい企業に適した候補です。

VirtusLab|大規模移行やプラグイン開発に強い公式パートナー

VirtusLabの大規模Strapi開発をイメージした画像

VirtusLabは、Strapi公式パートナーページで、Strapiコアチームとの5年以上の協業、エンタープライズ向けプラットフォーム、移行、監査、クラウドネイティブ実装を案内している企業です。公式ページでは、StrapiやAstroのコミュニティプラグインを保守し、React、Next.js、Astroなどと組み合わせた開発や、AWS、Azure、Google Cloudなどの環境に対応すると説明されています。

特徴と強み

VirtusLabの強みは、単に管理画面を構築するだけでなく、Strapiを長期運用するための拡張やインフラまで扱える点です。独自のComponentやプラグインが必要な案件、複数ブランド・複数地域でコンテンツを管理する案件、既存のStrapiや別CMSから移行する案件では、コア変更を避けながら拡張する設計力が重要になります。公式パートナー情報に記載されたPlugin Development、Migrations、Managed Servicesなどの対応範囲は、その確認材料になります。

得意領域・実績

大規模なコンテンツ基盤、海外を含む多言語サイト、複雑なAPI連携、パフォーマンスや監視まで含めた設計を重視する企業に相談しやすい候補です。問い合わせ時は、日本語での要件定義や会議が可能か、担当する拠点とプロジェクトマネージャーは誰か、移行後の運用SLAや障害対応の範囲がどこまでかを確認します。国内企業が発注する場合は、時差、契約主体、ソースコードの引き渡し条件も見積もり前に確認しておくと安心です。

Smartshore & Ability|高トラフィックと複数サービス連携に対応

SmartshoreとAbilityのStrapiシステム連携をイメージした画像

Smartshore & Abilityは、Strapi公式のSolution Partnerとして、Webサイト、Webシステム、デジタルプラットフォームの設計・開発を案内しています。Smartshoreはカスタムソフトウェア開発とDevOps、Abilityはプロダクト戦略、UX/UI、プロダクト開発や管理を担う体制と説明されています。オランダとインドを拠点とする国際チームであるため、国内案件ではコミュニケーション方法や契約条件を先に確認します。

特徴と強み

公開されているStrapi公式情報では、最大7万 visitors/dayで利用されるStrapiベースのデジタルプラットフォーム事例が紹介されています。また、Strapi公式の2025年事例記事では、オランダの新聞社Reformatorisch Dagbladについて、90万件を超える記事を管理し、7つのサービスと連携した事例が掲載されています(出典: Strapi公式事例、2025年)。大規模な記事データ、検索、ニュース供給元、購読サービス、モバイルアプリなどをつなぐ案件を検討する場合に、実績の具体性を確認しやすい会社です。

得意領域・実績

アクセスが集中するメディアや、複数の配信先に同じコンテンツを届けるプラットフォームでは、コンテンツモデルだけでなくキャッシュ、検索インデックス、外部システムとの同期、障害時の再送を設計する必要があります。Smartshore & Abilityに相談する際は、ピーク時の同時アクセス、1日あたりの更新件数、既存データの総件数、連携先の数、モバイルアプリや外部利用者へのAPI公開範囲を提示すると、技術提案の比較がしやすくなります。

Notum|StrapiとNext.jsに特化した移行・運用支援

NotumのStrapiとNext.js開発をイメージした画像

Notumは、Strapi公式ページでStrapi-centricのソフトウェア開発会社として紹介されているSolution Partnerです。StrapiとNext.jsによるエンタープライズサイトやプラットフォームを、アーキテクチャ設計からリリース後の支援まで提供すると案内しています。別CMSからStrapiへの移行、複数サイト・複数ブランドの統合、既存のStrapi v3またはv4からv5へのアップグレードを相談しやすい候補です。

特徴と強み

Notumの公式パートナーページでは、7年間Strapiに注力してきたこと、Strapi公式サイトの運用、Meilisearchのサイト改善、保険会社のマルチブランド基盤、WordPressからLokaliseへの移行などの取り組みが示されています。さらに、Strapi v3・v4からv5への移行、カスタム機能のJavaScript・TypeScript開発、SLA付きの支援もサービスとして挙げられています。移行の品質やSEOを重視する企業は、URL、メタ情報、画像、公開日時、リダイレクトをどのように保持するか確認します。

得意領域・実績

既存のWebサイトを移行して表示速度や運用効率を改善したい企業、社内にStrapiのノウハウを蓄積したい企業、Next.jsを使った複数サイト基盤を作りたい企業と相性がよい候補です。海外拠点の会社であるため、日本語での打ち合わせ、時差、契約通貨、問い合わせの受付時間、納品後に社内開発チームへどこまで引き継ぐかをあらかじめ確認します。

TAM|日本語で企画・制作・運用まで相談しやすいデジタルエージェンシー

TAMのヘッドレスCMS導入支援をイメージした画像

TAMは、日本を中心に活動するデジタルエージェンシーで、公式のヘッドレスCMS導入支援ページで企画、設計、制作、運用を含むウェブ構築を案内しています。Strapiだけに限定せず、運用要件に応じてCMSやアーキテクチャを提案する方針を示しているため、CMSの選定から相談したい企業に向いています。日本語で業務担当者やマーケティング担当者を交えて進めたい場合に比較しやすい会社です。

特徴と強み

TAMの公開ページでは、Vue系やReact系の開発体制に合わせたNuxt.jsやNext.js、AWSやS3を使う構成、決済やCRMを含むマルチクラウド構成などの相談例が挙げられています。Strapiを使ったARTnews JAPANの事例も掲載されており、編集画面を作るだけでなく、ブランドやサービスのデザイン、コンテンツ運用の目標設定まで含めて検討できる点が特徴です。

得意領域・実績

企業サイト、メディア、ブランドサイト、会員向けサービスなど、コンテンツ戦略とWeb制作を一体で進めたい案件に相談しやすい候補です。特に、既存サイトのリニューアルでデザイン・フロント・CMS・運用設計をまとめて発注したい場合は、公開事例と自社要件を照らし合わせます。Strapiのバージョン、採用するAPI、データ移行の範囲、AWSなどのインフラ担当、公開後の改善支援が見積もりに含まれるかを確認することが大切です。

ZTABS|東京向けのStrapi開発とヘッドレスCMSに対応

ZTABSの東京向けヘッドレスCMS開発をイメージした画像

ZTABSは、公式サービスページで東京の企業向けにヘッドレスCMS開発を提供し、Strapi開発、Sanity Studio、Contentful連携などに対応すると案内している企業です。東京に対応するリモート中心のチームであり、ページ上では現地オフィスを持たないことも明示されています。Next.js、React、Node.jsを使った開発や、ゲーム、ロボティクス、FinTechなどの業界向け支援を掲げています。

特徴と強み

ZTABSのサービスページでは、コンテンツモデル設計、プレビューやワークフロー、多チャネル配信、フロントエンド開発、既存コンテンツの移行とトレーニングまで一連のプロセスを示しています。Strapiだけでなく複数のヘッドレスCMSを比較できるため、要件に合わない製品を無理に採用したくない企業にとって、選択肢を整理する相談先になります。

得意領域・実績

日本の営業時間に合わせた進行、英語での開発コミュニケーション、Next.jsやReactを使うフロントエンド、複数CMSを比較したうえでの採用判断を重視する案件に向いています。なお、公開ページは企業自身の案内であるため、掲載されている導入社数や評価だけで結論を出さず、Strapiを本番運用した案件のURL、担当範囲、性能要件、障害対応、コードとインフラ設定の引き渡し条件を提案時に確認します。

Strapiのシステム開発会社を選ぶポイント

Strapiのシステム開発会社を選ぶポイントを表す画像

6社は知名度順ではなく、Strapiに関する公開情報、案件の適合性、国内対応のしやすさ、移行・連携・保守の公開範囲で比較します。最後は、自社の要件を同じ資料で複数社へ渡し、提案の具体性と見積もりの分解方法を揃えて判断します。

実績と経験はURLと担当範囲まで確認します

「Strapiの実績があります」という一文だけでは、管理画面の初期設定なのか、フロントエンドを含む本番開発なのか分かりません。公開できる範囲で、サイトやアプリのURL、Strapiのバージョン、コンテンツ件数、月間PV、連携先、担当した工程を確認します。既存CMSからの移行では、件数だけでなくHTMLの変換、画像の再配置、URL維持、リダイレクト、検索インデックス、公開日時や著者情報まで扱った経験があるかを聞きます。

技術力と専門性は要件への落とし込みで評価します

Strapiの自由度は、コンテンツモデルを適切に設計できて初めて価値になります。記事、商品、店舗、著者、FAQなどをどのContent TypeやComponentに分けるか、Relationをどう設計するか、RESTとGraphQLのどちらを使うか、APIトークンやRBACで誰に何を見せるかを提案書で確認します。Next.jsやNuxt.js、検索、CDN、画像配信、CRM、会員認証、Webhookに関する経験も、自社の構成に必要な範囲で確認します。

プロジェクト管理と保守体制を契約前に揃えます

要件定義、設計、開発、テスト、移行、教育、リリース後の保守について、成果物と責任者を決めます。見積もりは、技術検証・小規模MVPで100万〜300万円、企業サイトやメディアで300万〜800万円、多言語・複数サイト・外部API連携で800万〜2,000万円、エンタープライズの業務ポータルで2,000万〜5,000万円以上が一つの推定目安です。ただし、Strapi公式の定価ではなく、フロント、移行、連携、インフラを含めた案件条件から算出した目安です。さらに、保守は初期開発費の年15〜25%程度、または月15万〜80万円程度を仮置きし、監視、バックアップ、脆弱性対応、アップデート、障害時の復旧をどこまで含むか確認します。

よくある質問

Strapiのシステム開発に関するよくある質問を表す画像

Strapiの会社選びでは、料金、無料版の範囲、CMSの適用範囲、セキュリティがよく質問されます。発注前に誤解しやすい点を、2026年時点で確認できる公式情報と実務上の注意点に分けて回答します。

Strapiは無料で使えますか?

Community Editionをセルフホストする場合、ソフトウェアの基本部分は無料で利用できます。ただし、サーバー、データベース、ストレージ、監視、バックアップ、アップデート、開発会社の保守費は別途必要です。Strapi Cloudを利用する場合も、Cloudはホスティング料金であり、Content History、Review Workflows、SSOなどの有料CMS機能はGrowthやEnterpriseの別ライセンスが必要です。これはStrapi公式サポートが2026年7月に案内している内容です。

Strapiで基幹システムそのものを作れますか?

Strapiは、受発注、会計、在庫などの基幹業務をそのまま置き換える製品ではなく、コンテンツ配信や業務ポータルの基盤として使うのが基本です。業務データを表示するポータル、商品・店舗・FAQの管理、複数チャネルへの情報配信には向いていますが、取引整合性や複雑なワークフローが中心なら、専用の業務システムや外部サービスと連携する構成を検討します。

Strapiのセキュリティで何を確認すべきですか?

APIの公開範囲、管理者と編集者の権限、APIトークン、CORS、秘密情報、ログ、バックアップ復元、脆弱性情報の確認方法を設計段階で決めます。2025年に公開されたGitHub Security Advisoryでは、Strapi 5.20.0未満について、Originの不適切な反映によるCORS設定の問題が報告され、5.20.0以降が修正版とされています(出典: GitHub Security Advisory、2025年)。利用バージョンを更新するだけでなく、許可オリジンを明示し、認証付きAPIを外部サイトから不用意に呼び出せない状態にします。

まとめ

Strapiのシステム開発会社選びをまとめた画像

Strapiのシステム開発会社は、会社の知名度やStrapiの利用年数だけでなく、自社のコンテンツ運用、配信チャネル、既存業務システム、移行量、セキュリティ、保守体制に合うかで選びます。今回紹介した6社は、業務要件から一気通貫で相談したいripla、大規模な拡張や移行を重視するVirtusLab、高トラフィックや複数連携に強みを示すSmartshore & Ability、StrapiとNext.jsの移行・運用に特化するNotum、日本語で企画から進めやすいTAM、東京向けのヘッドレスCMS開発を掲げるZTABSというように、相談しやすい領域が異なります。

問い合わせ時に渡す情報を揃えます

相談前に、サイト数、コンテンツ件数、編集者数、言語、既存CMS、配信先、月間PV、外部API連携、希望リリース時期、予算、保守要件を整理します。各社へ同じ資料を渡し、Strapi本体やCloudの費用、フロントエンド、移行、テスト、教育、監視、月次保守を分けた見積もりを依頼すると、価格だけでなく提案の抜け漏れも比較できます。

まずは業務要件と小さな検証から始めます

いきなり全社のコンテンツや業務データを移行するのではなく、主要なコンテンツタイプと編集・公開フローを小規模なMVPで検証し、必要な連携や運用ルールを確認してから段階的に広げる方法が安全です。Strapiを業務システムの中でどの位置に置くかを明確にし、開発会社と将来のアップデートや内製化まで話し合うことが、長く使えるシステムにつながります。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。