研修管理システムの開発・導入会社は、集合研修とeラーニングを一元管理し、人事情報との連携や運用定着まで支援できる会社を選ぶことが重要です。おすすめは、まず標準LMSで短期間に成果を検証し、独自の業務フローやデータ活用だけを追加開発できるパートナーです。
この記事では、研修管理システムのパートナー候補を株式会社riplaから順に6社紹介します。受託開発会社と完成品SaaSベンダーは役割が異なるため、会社のタイプ、向いている企業、公開料金、確認すべき項目を分けて整理します。Excelやメール中心の運用から移行したい人事・研修担当者が、比較検討からRFP作成まで進められる内容です。
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・研修管理システム開発の完全ガイド
研修管理システムのパートナー選びが重要な理由

研修管理システムは、動画を配信するだけのツールではありません。受講対象者の抽出、研修の申請、承認、会場や講師の調整、出欠、テスト、アンケート、修了判定、未受講者への通知までをつなぐ業務基盤です。誰に何を受けさせ、どの履歴をいつまで残し、どの管理者に何を見せるかを先に決めないと、導入後もExcelやメールが残ってしまいます。
適切なパートナー選定が成否を分ける理由
研修担当者が困りやすいのは、システムの操作方法よりも、異動・兼務・休職・退職者を含む社員マスタの扱いと、部署ごとの権限設計です。必須研修では、対象者の漏れや修了履歴の欠落がコンプライアンス上の問題になります。パートナーが研修業務を理解していれば、機能一覧を埋めるだけでなく、現行業務のどこを標準化し、どこを個別対応するかを一緒に整理できます。
発注前に確認すべきポイント
発注前は、対象人数、集合研修の有無、教材の内製・外注、SSO、人事システムとの連携、API、スマートフォン対応、履歴の保存期間を確認します。月額料金だけでなく、初期設定、データ移行、管理者研修、教材制作、追加ストレージ、サポート、契約終了時のデータ出力まで含めた総保有コストで比較することが大切です。完成品SaaSの導入支援を依頼するのか、独自業務を含むシステムを受託開発するのかも、最初に分けて相談します。
株式会社ripla|コンサルティングから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
研修管理システムを新しく作る場合、最初から画面や機能を決めるのではなく、研修企画から修了後の効果測定までを業務フローに落とし込む必要があります。riplaでは、現場の運用と経営上の目的を整理したうえで、標準サービスを活用する部分と、独自要件として開発する部分を切り分けて相談できます。受講率だけでなく、担当者の催促回数や履歴確認にかかる時間まで成果指標に置きやすい点が特徴です。
得意領域・実績
営業・顧客・生産・販売管理などの基幹業務に関わる構築・導入経験を活かし、研修管理と人事マスタ、権限、社内ポータルなどをつなぐ構想を描きたい企業に向いています。特に、研修業務だけを単独で効率化するのではなく、スキル管理やキャリア開発、社内DXの一部として定着させたい場合に相談しやすい候補です。具体的な研修管理システムの開発範囲や料金は、対象人数と連携要件を整理して個別に確認する必要があります。
株式会社ライトワークス|大企業の複雑な研修を統合管理

株式会社ライトワークスは、統合型LMS「CAREERSHIP」を提供する企業です。eラーニングだけでなく、集合研修、アンケート、事後課題、スキル管理などを組み合わせ、企業の人材育成を管理できます。完成品LMSの導入・運用支援を依頼したい大企業や、グループ会社をまたいで研修を統合したい企業に適した候補です。
特徴と強み
CAREERSHIPの研修管理機能では、受講者が自分に公開された集合研修を一覧で確認し、参加申請や内容確認を進められます。公式ページでは、GoogleカレンダーやMicrosoft Outlookカレンダーとの同期、Web会議・動画配信システムとの連携、案内・リマインド・出欠の管理も紹介されています。eラーニングの事前学習、集合研修、事後アンケートを一つのコースにまとめられるため、研修の順番や修了条件を設計しやすい点が強みです。
得意領域・実績
公式のJTB導入事例では、案内、申込み受付、参加承認、成績登録、アンケート、レポートなど、集合研修に関わる機能がパッケージ化されている点が紹介されています。大規模組織で、研修窓口を一本化しながら将来のスキル管理まで見据えたい場合に検討しやすいです。導入時は、既存システムからのコンテンツ・履歴移行、運用代行、教材作成のどこまでが見積もりに含まれるかを確認します。
KIYOラーニング株式会社|低コストで始めやすいAirCourse

KIYOラーニング株式会社は、クラウド型eラーニング・研修管理サービス「AirCourse」を提供しています。自社コースの配信と受講履歴管理を、初期費用を抑えて始めたい企業に向くSaaS標準導入型の候補です。受け放題の標準コースも利用できるため、自社教材だけでなく、全社共通の学習テーマを早く揃えたい場合にも比較しやすいです。
特徴と強み
AirCourseの公式料金ページでは、初期費用0円と案内されています。ベーシックプランは年間契約・一括払いの場合、1〜99ライセンスが月額300円、1,000〜2,999ライセンスが月額120円です。コンテンツプラスは1〜99ライセンスが月額500円、1,000〜2,999ライセンスが月額200円です(出典:KIYOラーニング株式会社「AirCourse 料金」ページ、2026年8月確認)。契約人数、年間契約か月間契約か、動画容量、追加オプションで変わるため、公開単価だけで総額を判断しないことが大切です。
得意領域・実績
社員教育をまず動画中心で標準化したい中小企業や、短期間で必須研修を立ち上げたい企業に向いています。公式ページでは、受講履歴の保存期間や自社コースの容量、運用者向けトレーニング、動画制作・配信おまかせパックも案内されています。集合研修の会場・講師・出欠まで複雑に管理する場合は、AirCourse単体で足りるか、外部の研修運営や人事システムとの連携が必要かをデモで確かめます。
Mogic株式会社|中小企業やOEMにも対応するLearnO

Mogic株式会社は、クラウド型LMS「LearnO」を提供しています。動画やスライドの配信、テスト、アンケート、組織管理、二段階認証などをまとめて扱いたい企業に適したサービスです。自社研修を配信する企業だけでなく、顧客向けの研修事業やOEMを検討する企業も候補に入れやすい点が特徴です。
特徴と強み
LearnOの公式料金ページでは、初期費用0円のプランが案内され、100人まで月額19,800円、1,000人まで月額108,000円からの料金例が掲載されています。100人までの月額を1人あたりに換算すると198円、1,000人まででは108円が目安になります(出典:Mogic株式会社「LearnO 料金プラン」ページ、2026年8月確認)。ただし、動画のストレージと転送量に上限があり、超過料金や契約プランの条件もあるため、動画本数と年間視聴時間を提示して見積もりを取ります。
得意領域・実績
研修動画や資料を自社で用意でき、まずは受講履歴とテスト結果を低コストで蓄積したい企業に向きます。受講者が社員だけでなく取引先や会員を含む場合は、外部受講者の管理、ブランド表示、権限分離、商用利用の条件を確認します。集合研修を主軸にする会社は、募集・承認・会場・出欠をどこまで管理できるかを、実際の運用シナリオで確認することが重要です。
アルー株式会社|研修設計と運用を含めて支援するetudes

アルー株式会社は、人材育成・研修サービスの知見を持つ企業で、クラウド型LMS「etudes」を提供しています。システムだけでなく、研修の設計や教材、運用の改善まで含めて相談したい企業に適した候補です。受講履歴を蓄積しながら、オンライン研修とオフライン研修を一つの育成体系に整理したい場合に検討しやすいです。
特徴と強み
etudesの公式サービスページでは、オンライン・オフラインの社内研修の告知や出欠管理、受講履歴の可視化、人事システムとの社員情報・組織情報の同期が紹介されています。動画、テスト、アンケート、提出物、権限管理を研修の目的に合わせて組み合わせやすく、単に「動画を見たか」を記録するだけではない運用を設計できます。受講者と管理者が迷いにくいUIを重視する企業にも向いています。
得意領域・実績
新入社員、管理職、営業、技術職など、階層・職種ごとに育成体系を作りたい企業に向いています。研修会社としての知見を活かし、教材を登録して終わりにせず、受講前後の課題やアンケート、現場での行動変化まで確認したい場合に相談しやすいです。導入前は、標準教材の範囲、オリジナル教材の制作費、受講履歴の移行、人事マスタの更新方式を分けて確認します。
株式会社FCE|研修の定着と行動変容まで伴走するSmart Boarding

株式会社FCEは、LMS機能に加えて、ライブ型のオンライントレーニングや教育プログラム設計、定着支援を組み合わせた「Smart Boarding」を提供しています。教材を配信するだけで受講が進まない、研修後の行動変化まで追いたいという企業に向く候補です。標準コンテンツと自社コンテンツを組み合わせ、社員教育を継続的な仕組みにしたい場合に比較しやすいです。
特徴と強み
公式料金ページでは、30IDから契約でき、年間契約、月間の支払い総額32,400円という料金例が掲載されています(出典:株式会社FCE「Smart Boarding 料金」ページ、2026年8月確認)。また、14日間の全機能無料トライアルや、導入後3か月の集中的なコンサルティングも案内されています。料金の安さだけでなく、活用文化を社内に根付かせる支援をどこまで利用するかで、実際の費用と成果が変わります。
得意領域・実績
新入社員研修、管理職研修、OJTの標準化など、現場で使える状態まで教育を定着させたい企業に向いています。公式ページには、製造業、IT、人材紹介、不動産、介護などの活用例や、研修・オンライントレーニングの実績が掲載されています。個人情報を扱うサービスとして、FCEはISMSの取得も掲載しているため、セキュリティチェックでは認証の適用範囲と運用体制を確認します。
株式会社ジンジャーアップ|xAPI・LRSで学習データを拡張

株式会社ジンジャーアップは、LMSやLRSなど、学習・研修履歴データを扱うサービスを提供する企業です。動画の視聴履歴だけでなく、仕事や実務に関する経験データも横断して分析したい企業に向く、データ活用型の候補です。標準的な研修配信を低価格で始める会社とは比較軸が異なるため、将来のデータ連携まで含めて選びます。
特徴と強み
公式のxSTAGE/LMSページでは、xAPIとcmi5への準拠、LRSとの一体化、学習や仕事などの体験データを記録・活用する考え方が紹介されています。クラウド・ビジネス版は1,000名までのライセンス料が初回1,440,000円、設置設定費360,000円、年間利用料1,440,000円と掲載されています(出典:株式会社ジンジャーアップ「xSTAGE/LMS 形態と価格」ページ、2026年8月確認)。大規模利用では、年間費用と初期費用を分けて比較できます。
得意領域・実績
複数のLMSや教材、対面研修、現場の実務データを一つの分析基盤に集めたい企業に適しています。例えば、資格取得、研修受講、シミュレーション、現場での実践を別々に記録するのではなく、xAPIで学習経験として扱う構想です。導入前には、自社で必要なデータ項目、LRSの保存期間、BIとの連携、個人へのフィードバック方法を定義し、単なる高機能化で終わらないかを確認します。
研修管理システムのパートナーを選ぶポイント

6社は、標準SaaS、統合型LMS、研修設計支援、学習データ基盤、個別開発支援という強みが異なります。会社名だけで順位をつけるより、現在の課題と3年後に実現したい状態を照らし合わせることが、ミスマッチを防ぐ近道です。
実績と経験の確認方法
導入社数だけでなく、自社と似た組織構成や研修運用の事例を確認します。従業員数、グループ会社数、必須研修の本数、集合研修の開催頻度、管理者の人数を伝え、案内から修了判定までの運用を説明してもらいます。事例では「導入した」という事実だけでなく、受講率、管理者工数、問い合わせ、未受講者フォローがどう変わったかを聞くことが大切です。
技術力と専門性の評価
機能の有無だけでなく、社員マスタの取込、SSO、人事システムとのAPIまたはCSV連携、異動・退職の反映、権限、監査ログ、データのエクスポートを確認します。集合研修を扱うなら、申込、承認、定員、キャンセル、会場、講師、出欠を実際の画面で操作します。教材を増やす予定なら、SCORM、xAPI、cmi5、LRSのどこまで必要かを決め、将来使わない仕様まで過剰に買わないようにします。
プロジェクト管理体制の確認
担当営業だけでなく、要件定義、設定、データ移行、テスト、運用開始後のサポートを誰が担当するかを確認します。導入期間の目安は、標準SaaSの試行なら1〜4週間、社員マスタ・SSO・権限・運用設計を含む本導入なら1〜3か月程度です。追加連携やカスタマイズは2〜6か月、スクラッチ開発はMVPで4〜8か月程度を仮置きできますが、これは要件による推定です。受講履歴の移行と管理者研修を含む工程表を作ってもらいます。
費用の比較では、公開価格と個別見積もりを分けます。クラウド型LMSの公開価格には、初期費用0円、月額数百円前後のライセンス例があります。一方、データ移行、SSO、API、教材制作、運用設計を加えると初期費用が発生します。独自開発では、研修カタログ、申請、履歴、通知、簡易レポートのMVPで1,000万〜2,500万円、複数法人・多言語・高度な権限・監査ログまで含むと2,500万〜5,000万円超を仮置きできますが、研修管理単独の公的統計ではなく近接する人事労務系システムからの実務上の推定です。
よくある質問(FAQ)

研修管理システムを選ぶ際は、料金の安さや機能数だけでなく、対象者のデータと現場の運用が無理なくつながるかを確認します。ここでは、比較検討時によく出る質問に回答します。
研修管理システムとLMSは何が違いますか?
LMSは動画や教材の配信、テスト、進捗、学習履歴を管理する仕組みです。研修管理システムは、LMSの機能に加えて、集合研修の募集・申請・承認・会場・講師・出欠・修了までを横断して扱うものと考えると分かりやすいです。自社の研修がeラーニング中心か、集合研修や複数形式の組み合わせかで必要な機能が変わります。
研修管理システムの費用相場はいくらですか?
公開価格のあるクラウド型LMSでは、100人規模で月2万円前後から、1,000人規模で月10万円台から利用できる例があります。AirCourseのように初期費用0円でライセンス単価を公開するサービスもあれば、導入支援や連携を含めて個別見積もりになるサービスもあります。初期設定、データ移行、SSO、教材制作、運用支援、契約終了時のデータ出力までを含めて、3年間の総額で比較します。
研修履歴のセキュリティで何を確認すべきですか?
アクセス権限、通信・保存時の暗号化、管理者操作ログ、バックアップ、障害時の復旧、再委託先、データ保管国、契約終了後の削除・返却を確認します。個人情報保護委員会は2024年12月、人事労務管理クラウドについて安全管理措置と委託先の監督に関する注意喚起を公表しています。研修履歴も個人データとして扱う可能性があるため、認証の有無だけでなく、契約と運用の責任分界まで確認します(出典:個人情報保護委員会「人事労務管理のためのサービスをクラウド環境を利用して開発・提供する場合等の注意喚起」、2024年)。
まとめ

研修管理システムの会社選びでは、「安いSaaSか高機能な製品か」という比較だけでは足りません。集合研修とeラーニングをどう組み合わせるか、人事マスタやSSOとどう連携するか、受講履歴をスキルやキャリアにどう活かすかを決め、その実現に合う会社を選びます。
6社の比較結果
株式会社riplaは、業務整理から開発・定着まで一気通貫で相談したい企業に向いています。ライトワークスは大規模・複雑な組織の統合型LMS、KIYOラーニングは低コストで始めるAirCourse、Mogicは中小企業やOEMを含むLearnO、アルーは研修設計とetudes、FCEは定着支援とSmart Boarding、ジンジャーアップはxAPI・LRSによる学習データ活用が強みです。
次に進めること
まず、現行の研修業務を「対象者抽出、募集、申請、承認、受講、出欠、テスト、アンケート、修了、督促、報告」に分解し、MUSTとWANTを分けます。次に2〜3社へ同じ要件を渡し、実際の社員マスタと研修シナリオを使ってデモを依頼します。標準機能で早く効果を測り、独自性が必要な部分だけ追加開発する進め方が、費用と導入期間を抑えながら定着につなげやすいです。
なお、研修費用の一部を助成する制度として、厚生労働省の人材開発支援助成金があります。2026年5月14日以降の支給申請に関する制度変更も案内されているため、活用を検討する場合は、対象訓練、申請時期、必要書類を最新の公式情報で確認します(出典:厚生労働省「人材開発支援助成金」、2026年8月確認)。
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・研修管理システム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
