EXPLANNER導入の完全ガイド

EXPLANNERは、日本電気(NEC)が提供する中堅・中小企業向けの統合基幹業務パッケージ(ERP)です。財務会計・販売管理・購買管理・在庫管理・生産管理を統合的に管理できる国産ERPとして、製造業・流通業・サービス業を中心に幅広い企業で活用されています。NECの長年のノウハウと国内業務への対応力が強みです。

本記事は「EXPLANNER導入の完全ガイド」として、導入の進め方・おすすめの導入パートナー・費用相場・発注方法まで、導入に必要なすべての情報を網羅しています。これからEXPLANNERの導入を検討している企業の担当者・経営者の方に向けて、実務に役立つ情報をわかりやすく解説します。

▼関連記事一覧
・EXPLANNER導入の進め方/やり方/流れや方法/手法/工程/手順
・EXPLANNER導入でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方
・EXPLANNER導入の見積相場や費用/コスト/値段について
・EXPLANNER導入の発注/外注/依頼/委託方法について

EXPLANNERとは・導入で得られるメリット

EXPLANNERとは

EXPLANNERは、NECが1990年代から提供してきた国産ERPです。財務会計・販売管理・購買管理・在庫管理・生産管理の5つの基幹業務を統合的に管理できるパッケージシステムで、長年にわたり中堅・中小企業の業務を支えてきた実績があります。日本の商習慣・法令(消費税、電子帳簿保存法など)に対応した国産ERPとして、海外製ERPと比べてローカライズの手間がかからない点が大きな強みです。

EXPLANNERには、自社サーバーに導入するオンプレミス型と、クラウドサービスとして提供されるEXPLANNER/Aiの2形態があります。EXPLANNER/Aiはクラウドのため、初期投資を抑えながら最新機能をすぐに活用できます。EXPLANNERを導入することで、データの一元管理による業務効率化・リアルタイムな経営情報の可視化・部門間の情報共有強化・コンプライアンス強化などの効果が期待できます。

EXPLANNERの主要モジュールと機能

EXPLANNERは、財務会計(仕訳入力・残高管理・決算処理・税務対応)、販売管理(受注・請求・売掛管理)、購買管理(発注・買掛管理)、在庫管理(入出庫・棚卸)、生産管理(生産計画・製造指示・原価計算)の各モジュールを備えています。必要なモジュールを選択して段階的に導入することも可能で、まず財務会計から導入し、その後販売管理・在庫管理へと拡張していく企業も多くあります。

EXPLANNERが向いている企業とは

EXPLANNERは、特に①製造業・流通業・サービス業の中堅・中小企業(従業員50〜1,000名程度)、②日本の商習慣・法令への対応を重視する企業、③既にNECのシステムやインフラを活用している企業、④国産ERPの安心感・サポートを重視する企業に向いています。海外製ERP(SAPやOracleなど)と比べてシステムの複雑度が低く、中小企業でも比較的導入しやすい点が特徴です。

▶ 詳細はこちら:EXPLANNER導入の進め方/やり方/流れや方法/手法/工程/手順

EXPLANNER導入の進め方

EXPLANNER導入の進め方

EXPLANNERの導入プロジェクトは、①現状分析・構想策定→②要件定義・ベンダー選定→③基本設計・詳細設計→④開発・テスト・教育→⑤本番移行・運用定着という5つのフェーズで進めるのが一般的です。中小企業(従業員100名以下)の場合は6〜10か月、中堅企業(従業員100〜500名)では12〜18か月が目安です。

導入成功のカギは、経営トップのコミットメント・現場キーユーザーの早期巻き込み・カスタマイズの最小化(標準機能への業務合わせ)の3点です。特に要件定義の質がプロジェクト全体の品質と費用を左右するため、この工程に十分な時間とリソースを確保することが重要です。よくある失敗として、要件定義の不足・現場の巻き込み不足・過剰カスタマイズの3つが挙げられます。

各フェーズの主要タスクとポイント

フェーズ1(現状分析・構想策定)では、業務課題の洗い出しと導入目標の設定を行います。フェーズ2(要件定義・ベンダー選定)では、RFP作成とFit&Gap分析を通じてパートナーを選定します。フェーズ3(設計)では、アドオン開発・パラメータ設定の方針を決めます。フェーズ4(開発・テスト)では、品質を確保しながら研修も並行して進めます。フェーズ5(本番移行・運用定着)では、データ移行とサポート体制の充実が重要です。

プロジェクト体制の構築方法

ユーザー企業側には、プロジェクトマネージャー(PMO)・各部門キーユーザー・IT担当者の配置が必要です。社内にプロジェクト管理経験者がいない場合は、外部のITコンサルタントに支援を依頼することも有効です。ベンダー側には、プロジェクトリーダー・業務コンサルタント・開発エンジニアが参画する体制が一般的です。

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EXPLANNER導入でおすすめの開発会社

EXPLANNER導入おすすめ会社

EXPLANNER導入を支援するパートナーとして、主に①株式会社ripla、②日本電気(NEC)、③NECネクサソリューションズ、④TIS株式会社、⑤キヤノンITソリューションズ、⑥大塚商会の6社が代表的です。それぞれ異なる強みを持っており、自社の規模・要件・予算に合わせて選定することが重要です。

コンサルから開発まで一気通貫:株式会社ripla

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。ERP導入においても、業務要件の整理から導入後の運用改善まで伴走型で支援します。単なるシステム導入に留まらず、現場定着まで支援する姿勢が特徴です。

パートナー選定の5つの評価ポイント

パートナー選定では、①EXPLANNER導入実績・業種実績、②提案内容の具体性と業務理解度、③プロジェクト体制(専任コンサルタントの有無)、④費用の妥当性と透明性、⑤導入後のサポート体制の5点を軸に評価することをお勧めします。価格だけで決めず、業務コンサルティング能力と伴走支援の姿勢を重視して選定しましょう。

▶ 詳細はこちら:EXPLANNER導入でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

EXPLANNER導入の費用相場

EXPLANNER導入費用相場

EXPLANNERの導入費用は、企業規模・モジュール数・カスタマイズ量・導入形態によって大きく異なります。費用の主な内訳は、ライセンス費用・導入支援費・カスタマイズ費・インフラ費・教育費・保守費の6項目です。中小企業(〜300名)での初期費用の目安は1,500万〜4,000万円程度、中堅企業(300〜1,000名)では4,000万〜1億円以上が相場です。

費用内訳と相場の目安

ライセンス費用はモジュール数・ユーザー数に依存し、数百万〜1,000万円以上が目安です。導入支援費はプロジェクト規模に応じて500万〜3,000万円程度、カスタマイズ費は開発件数に応じて変動します。クラウド型(EXPLANNER/Ai)を活用することで初期費用を抑えることができ、小規模企業では総費用を500万〜1,500万円程度に抑えられる場合もあります。

費用を抑えるための3つの方法

EXPLANNER導入費用を適切な範囲に抑えるための方法として、①フェーズ分割導入(必要モジュールから段階的に拡張)、②標準機能への業務合わせでカスタマイズ費を削減、③IT導入補助金等の公的支援の活用の3点が有効です。保守費は年間ライセンス費の15〜20%程度が相場で、法改正対応のためにも継続することを強く推奨します。

▶ 詳細はこちら:EXPLANNER導入の見積相場や費用/コスト/値段について

EXPLANNER導入の発注・外注方法

EXPLANNER導入の発注方法

EXPLANNERの導入は、NEC認定パートナーやSIer・コンサルティング会社に外注するのが一般的です。発注プロセスは①RFP(提案依頼書)の作成→②ベンダー候補のリストアップ(3〜5社)→③提案評価・ベンダー選定→④契約・プロジェクトキックオフという流れで進めます。

RFP(提案依頼書)作成のポイント

RFPには、プロジェクトの背景・目的・現状の業務概要と課題・導入モジュールの概要・希望スケジュール・予算上限・評価基準を具体的に記載します。RFPの質が提案の質を左右するため、できる限り詳細に記載することが重要です。RFP作成が難しい場合は、ITコンサルタントに支援を依頼することも有効です。

契約時に確認すべき重要ポイント

契約書には、作業範囲(スコープ)・費用と支払い条件・スケジュール・変更管理プロセス・知的財産権・トラブル対応方針を明確に盛り込みます。特に「スコープ外の追加費用が発生する条件」を明確にしておくことが、後のトラブル防止に欠かせません。発注後もユーザー企業側の積極的な関与(要件定義への参加・意思決定の迅速化)が、プロジェクト成功の鍵となります。

▶ 詳細はこちら:EXPLANNER導入の発注/外注/依頼/委託方法について

まとめ:EXPLANNER導入を成功させるために

EXPLANNER導入まとめ

EXPLANNERは、中堅・中小企業の基幹業務を統合管理するための強力な国産ERPです。財務・販売・購買・在庫・生産の各業務を一元管理することで、業務効率化・経営情報の可視化・コンプライアンス強化といった効果が期待できます。オンプレミス型とクラウド型(EXPLANNER/Ai)の選択肢があり、自社の状況に合わせた形態を選べます。

導入を成功させるためのポイントは、①経営トップのコミットメントと現場の早期巻き込み、②丁寧な要件定義とFit&Gap分析、③カスタマイズの最小化(Fit to Standard)、④信頼できる導入パートナーの選定、⑤継続的な運用改善活動の5点です。費用の目安は中小企業で1,500万〜4,000万円程度から、発注先の選定は実績・体制・業務コンサルティング能力を軸に複数社比較することを推奨します。

EXPLANNERの導入は、企業のDX推進・競争力強化に大きく貢献できる取り組みです。まずは専門家への相談から始め、自社に最適な導入計画を策定することをお勧めします。

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株式会社riplaでは、IT事業会社出身のプロフェッショナルが「Impact-Driven型支援」を通じて、プロダクトやシステムの納品・提供を目的とせず、お客様と同じ目線で、事業成果の達成をゴールとして、高品質なDX/開発支援をいたします。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。IT事業会社出身のプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、「Impact-Driven型支援」を掲げ、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の実現に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。