清掃業向けスタッフシフト管理システム開発の進め方/やり方/流れや方法/手法/工程/手順

清掃業向けスタッフシフト管理システムは、要件整理から定着までの6段階で進めると、現場の混乱を抑えられます。

段階ごとの中身、費用の目安、見積もりの確認点を順に取り上げます。

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・清掃業向けスタッフシフト管理システム開発の完全ガイド

清掃業向けスタッフシフト管理システム開発の全体像

現場・顧客・契約、スタッフの勤務条件、シフト管理と欠員対応、給与や請求への受け渡しを4枚のパネルで示した図。
勤務表の作成から月末の受け渡しまで、情報をつなぐ範囲が見渡せます。

このシステムは、勤務表の作成だけでなく、現場・顧客・契約の情報から給与や請求への受け渡しまでを扱います。

扱う範囲を先に決めておくと、必要な機能と不要な機能を分けやすくなります。

一般的なシフト表が清掃業に合わない理由

清掃業の勤務枠は、顧客との契約で先に決まります。曜日や時間、人数、作業、入館条件は現場ごとに異なり、たとえば現場Aは月・水・金の10〜16時に2人、ホテルは毎日22時〜翌2時に3人です。

割り当ては、曜日、時間、人数、作業、入館条件を踏まえ、正社員、短時間パート、高齢スタッフ、応援要員の中から行います。空き時間だけで決めると、移動できない現場や無資格者への配置が起きてしまいます。

欠勤が出たときは、電話やメッセージで代務員を探します。紙や口頭の情報が混在すると、二重配置や未出勤の発見遅れにつながります。

  • 欠員発見:いつ欠員を見つけるか
  • 変更通知:誰にどの手段で知らせるか
  • 履歴管理:変更の履歴を残せるか

このシステムは、シフトを作れるかに加えて、欠員への気づきから伝達までを支えられるかで見ます。

最初に実装する機能

MVP(Minimum Viable Product)では、現場・顧客・契約と、スタッフの勤務条件を管理します。

  • シフト管理:現場別・スタッフ別に作成し、希望休を反映する
  • 欠員対応:重複配置を警告し、未割当や欠員を表示する
  • 共有・出力:変更通知と紙・PDF・CSV出力に対応する

Excel、紙、電話を併用する会社でも効果を確かめやすいのが利点です。

勤怠機能や給与連携を後から加える土台にもなります。

AI自動配置、顧客ポータル、画像判定、原価予測は、データが整ってから第2段階に回せます。

運用が定着する前に機能を増やすと、画面が複雑になり、管理者やスタッフが使わなくなるおそれがあります。

MVPでは、「欠員を減らす」「最新版を共有する」「月末の転記を減らす」という成果を測れる状態を目指します。

ポイント

判断の目安は、シフトを作れるかではなく、欠員への気づきから伝達、履歴まで支えられるかです。最初の範囲は、現場・顧客・契約と勤務条件の管理に絞ります。

清掃業向けスタッフシフト管理システムの開発の順番

開発は6段階で進めます。特に要件整理とテストは、短縮しないことが大切です。

  1. 要件整理
  2. サービス・開発会社の選定
  3. 設計・開発
  4. テスト
  5. 稼働
  6. 定着

現場の例外を後から加えると、勤怠計算、通知、給与連携、権限にまで影響が及びます。

1. 要件整理:現場と契約の条件の洗い出し

本社だけで決めると現場の実情が抜けやすいため、管理者、現場責任者、勤怠担当、給与担当に聞き取ります。可能であればスタッフにも話を聞きます。

契約から現場枠、割当、希望休、当日変更、出退勤、給与受け渡しまでを業務に分けます。そのうえで、担当者、タイミング、帳票、連絡手段を業務ごとに書き出します。

  • 現場情報:住所、入館、鍵、曜日、時間、休憩、人数
  • 作業条件:資格、清掃内容、祝日、休館日、移動エリア
  • スタッフ情報:雇用区分、勤務時間、資格、時給・手当、連絡先

スタッフのスマートフォンの有無も記録します。

日常、定期、巡回、夜間、ホテル清掃の例外を分けておくと、要件の漏れを減らせます。

要件は、必須と将来機能に分けたうえで、各要件の困りごと、判断事項、受入条件を記録します。必須は、現場・スタッフ管理とシフト共有です。欠員表示、変更履歴、紙またはCSV出力も必須です。

勤怠、GPS、写真報告は、効果とデータ準備を見て優先します。給与API、請求・原価分析も同じ見方で優先順位を付けます。機能の数ではなく、成果から各要件の目的を明らかにします。

2. 選定:パッケージ・特化SaaS・個別開発の比較

選定では、標準機能と現場要件の差を確かめたうえで、導入後の運用と3年分の総保有コストを比べます。

一般SaaSの場合は、Fit to Standardで不足機能を洗い出し、自社データを使うデモで適合性を確かめます。

  • 一般SaaS:法改正、認証、給与連携、サポートが整う一方、契約枠・代務検索・紙共有・特殊手当は不足する場合があります。
  • 清掃業特化SaaS:現場、顧客、予定、スタッフを一体管理しやすく、導入を短縮できる可能性があります。
  • 個別開発:複数法人、複雑な賃金・手当、深い連携、独自配置ロジックが必要な会社に向きます。
  • シェリング:月額はライト5,000円、スタンダード10,000円、プレミアム20,000円。勤怠は1人300円/月、14日間無料試用です。
  • ShiftMAX:清掃・警備・設備、複数打刻、GPS、夜勤の日跨ぎ、他拠点への応援、緊急出勤時の手当集計に対応します。

シンプルな構成であれば、最短1週間程度で利用を始められるという案内もあります(出典:Sherring公式料金・導入案内、2026年8月確認)。ただし、料金は人数や初期設定、勤怠・通知の範囲によって変わります。

ShiftMAXについては、機能の実装状況も含めて、給与ソフトや現場の通信環境で使えるかを実データのデモで確かめます(出典:KYODOU株式会社「ShiftMAX」公式ページ、2026年8月確認)。

契約面では、データの所有権、API、保守を確認します。

法改正への対応と、契約終了時の返却条件も見ておきます。

3. 設計・開発:データと例外処理の先行設計

現場の例外は後から加えると影響が広いため、画面、データ、例外時の処理、現場の入力方法を先に設計します。

  • 閲覧権限:本社は全現場の欠員と人件費、責任者は担当シフト、スタッフは自分の勤務先を確認します。
  • 顧客向け画面:予定や完了報告を共有しても、時給や他現場の情報は表示しません。
  • データと例外:現場、顧客、契約、作業枠、スタッフ、資格、シフト、打刻、代務、報告、承認を分けて持ちます。
  • 変更履歴:変更前後、変更者、承認者、通知結果を残し、伝達漏れを追跡できるようにします。
  • 入力と位置情報:紙、共有端末、電話、代理入力、ICカードを組み合わせ、GPSは打刻時だけ取得するなど利用目的を限定します。

現場データは、固定シフトを複製できる設計にします。そのうえで、祝日、休館日、臨時休業、増減員、時間変更を例外として記録します。

スマートフォンを持たない人が入力する方法も記録します。

GPSを使う場合は、取得時点、保存期間、閲覧権限、利用目的を仕様書に定めます。

4. テスト:欠勤から給与連携までの通し確認

画面が開くかだけでなく、代表的な3〜5現場で異なる条件を再現します。

日常・夜間・定期清掃、巡回、紙利用の現場を含めて、現場登録から給与データ出力まで試します。

固定シフト、希望休、欠勤、代務差し替えを通して確認します。そのあと、通知、打刻、承認、給与CSVまたはAPIまで、同じ流れで試します。

  • 勤務条件:日跨ぎ夜勤、休憩、遅刻・早退、応援、緊急出勤手当
  • 配置・通信:同時配置、資格不足、勤務間隔、通信断、端末紛失
  • 通知・給与:通知失敗、実績の丸め、手当、締め日、欠勤・有休

想定結果と合否を判断する担当者をテストケースに記載し、給与担当にも確認を依頼します。

受入テストは、実際に使う人が月末の締めまで行えるかを判断する工程です。

不具合の有無だけでなく、用語、入力回数、紙の出し方、通知文面も確かめます。

現場代表者に操作してもらい、10分程度の説明で変更できるか、電話で補足しなくても伝わるかを見ます。

5. 稼働:一部現場からの開始とリスクの抑制

全現場を一斉に切り替えると、マスタや通知設定の誤りがそのまま給与締めに響きます。そこで、小規模な試行を先に行い、手順と集計を確かめておくと、切替時の影響を抑えられます。

  • 試行現場:管理者が対応でき、協力を得やすく、条件の異なる1〜3現場を選びます。
  • 並行運用:2〜4週間試行し、最初の締め日まではExcelや紙と照合します。
  • 担当と連絡:登録責任者、変更承認者、欠勤連絡先、障害時の代替手段を決めます。
  • 紙・代理入力:配布日、掲示場所、代理入力時の本人確認を定めます。
  • 給与締め:初回は従来計算と照合し、差異の原因を修正します。

6. 定着:KPIと現場の声による継続的な見直し

ログイン人数だけでなく、導入前後の作業時間や対応状況を比べます。

  • シフト・欠員:作成時間、欠員発見、代務決定、未出勤把握までの時間
  • 締め・修正:月末締めの時間と給与修正件数
  • 補助連絡:紙や電話による連絡件数

数値を現場ごとに分けて見ると、システムの問題なのか、契約や配置の問題なのかを切り分けやすくなります。

1か月目は、業務ルールを確かめます。欠勤の承認、増員の反映時点、顧客への連絡責任者も、この時期に定めておきます。

3か月目には、使われていない機能を整理します。半年後には、勤怠・給与連携、作業報告、原価分析の追加を判断します。

月1回の短い聞き取り、匿名フォーム、紙の意見箱などで、現場の声を集めます。

集まった要望は、使い方、権限、帳票、追加機能に分けます。そのうえで、費用と効果から改善の順番を決めます。

ポイント

判断の目安は、要件整理とテストを短縮しないことです。現場の例外は後から加えると勤怠や給与連携にまで影響するため、要件整理の段階で分けておくと安心です。

清掃業向けスタッフシフト管理システムの費用相場とコストの内訳

PoC、小規模MVP、標準構成、基幹刷新の4区分について、個別開発の費用目安を横棒で比較した図。
開発範囲が広がるにつれて、費用レンジも段階的に上がります。

費用は、既存サービス、業界特化SaaS、個別開発のどれを選ぶかで変わります。公開価格では月額数千円〜数万円の例があり、一般勤怠SaaSでは1人月額数百円の例もあります。

個別開発は、要件整理、移行、端末、教育を含めて見積もります。並行運用と保守の費用も、同じ見積もりに含めます。

パッケージやSaaSの月額費用

公開されている料金の例は、次のとおりです。契約前には、初期設定や端末、GPSなど、月額以外に課金される範囲も確かめます。

  • シェリング:ライト5,000円、スタンダード10,000円、プレミアム20,000円の月額です。
  • 勤怠追加:シェリングは1人月額300円、14日間の無料試用を案内しています。
  • マネーフォワード:5名まで基本料金内、6名以上は1人月額300円(税抜)です。
  • 追加費用:初期設定、移行、サポート、端末、GPS、写真報告、連携、API利用料を確認します。
  • 課金人数:短時間勤務者、休職者、管理者が人数に含まれるかを確かめます。

料金は、登録するスタッフ数や管理者数によって変わります(出典:Sherring公式およびマネーフォワード公式料金ページ、2026年8月確認)。

月額だけでなく、3年間の利用料と導入工数を合算すると、同じ条件で比べられます。

個別開発の費用相場

清掃業に限った公的な開発費の統計はありません。そのため、ここに示すのは類似案件から整理した目安です。

  • PoC:要件整理、画面試作、既存SaaS連携の検証は100万〜300万円程度、1〜2か月が目安です。
  • 小規模MVP:現場・スタッフ管理、シフト、欠員表示、通知、CSV、権限に絞り、現場1〜3か所で運用を試します。300万〜800万円程度、2〜4か月が目安です。
  • 標準構成:複数打刻、GPSまたはQR、勤怠承認、給与CSV、作業報告を含め、800万〜1,500万円程度、4〜8か月です。
  • 基幹刷新:複数拠点・法人、請求・原価・給与APIなどを含め、1,500万〜4,000万円程度、6〜12か月以上になる可能性があります。

PoCの金額は、本番システムの最終費用ではありません。基幹刷新の場合は、請求・原価・給与API、高度な代務最適化、移行、並行運用が含まれます。

費用は、要件の確定度や連携先、テスト件数で変わります。デザインやインフラ、導入支援の内容によっても変わります。

類似システムでは、費用の40〜60%がエンジニアやPMなどの人件費にあたると整理されています。

受託SEは月額80万〜120万円、経験3〜5年程度の外部エンジニアは60万〜80万円が目安です(出典:NotebookLMリサーチノート内の人事・労務・給与システムQ&A整理)。

清掃業固有の要件に当てはめる場合は、あくまで概算として扱います。

導入後に発生するランニングコスト

導入後にかかる運用費用の範囲と、導入効果を確かめる基準を見ておきます。

  • 継続費用:利用料、クラウド、保守、法改正、端末、通信、通知、保存、監視、問い合わせ対応が発生します。
  • 年間保守:初期費用の5〜15%程度という目安もあります。障害や法改正対応の範囲を契約で明記します。
  • 効果測定:シフト作成、代務探し、給与転記、修正件数、欠員による品質低下や顧客対応を金額換算します。
  • 導入前の計測:作業時間と件数を2〜4週間測り、回収期間を見積もります。

特に、スタッフが使えず電話が増える場合は、管理者の作業時間が減っても導入効果は出ません。

▶ 詳細はこちら:清掃業向けスタッフシフト管理システムの進め方

ポイント

同じ条件で、SaaSの月額、個別開発の規模別の目安、導入後の運用費を分け、3年分の総額で比べるのが目安です。

清掃業向けスタッフシフト管理システムの見積もりを取る際のポイント

見積もり依頼で整理する現場情報、スタッフ情報、機能要件、非機能要件を4層で示した図。
業務データとシステム条件を分けると、各社への依頼内容をそろえやすくなります。

見積もりを見るときは、総額より先に、同じ業務範囲で比べられているかを確認します。

見積もりに「一式」とだけ書かれていると、どこから追加費用になるのかが分かりません。そのため、前提条件と開発費・運用費を分けて出してもらいます。

依頼する側は、現場とスタッフの数、雇用区分、シフトを示します。さらに、打刻、連携先、教育対象、移行データ量も伝えます。

要件整理と仕様書の準備内容

見積もりの依頼には、業務データ、機能要件、非機能要件をまとめます。

  • 現場情報:顧客、曜日、時間、人数、作業、入館、責任者、例外日、資格、移動、共有方法を記録します。
  • スタッフ情報:雇用区分、勤務可能時間、希望休、資格、連絡手段、スマートフォンの有無をまとめます。
  • 機能要件:欠勤、代務検索、承認、通知、掲示表、実績締め、給与CSVを一連の業務で示します。
  • 受入条件:成功条件、権限、例外、出力形式、保存期間、想定件数を各要求に付けます。
  • 非機能要件:利用時間、通信断、バックアップ、復旧、MFA、ログ、退職者、個人情報、GPS、問い合わせ、障害連絡を記載します。

個人情報は必要以上に渡さず、サンプルや匿名化したデータを使って提案を依頼します。

IPAの2026年3月公開ガイドライン第4.0版は、基本対策やサプライチェーン管理を強調しています(出典:IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」第4.0版、2026年3月)。

複数社比較のデモとチェック項目

各社には同じシナリオを渡し、現場Aで2人のうち1人が欠勤した状況を再現してもらいます。

資格、移動範囲、空き時間、希望休から代務の候補を探します。そのうえで、代務の確定から変更、通知、打刻、作業完了まで試してもらいます。

各社には、夜勤の日跨ぎ、応援勤務、紙出力、給与データの受け渡しも実演してもらいます。

  • 業務適合:導入実績、固定シフト、例外、欠員・代務管理
  • 現場運用:複数打刻、スマホ非保有者、GPS、紙出力、教育
  • 連携・継続:給与・請求・API、データ出力、法改正の責任

一部のスタッフが使えない場合でも、業務を止めない運用を提案できる会社を評価します。

見積もりは、要件定義、設計、開発、連携、テストの工程に分けてもらいます。移行、教育、稼働支援、保守も、別の項目として出してもらいます。

作業単価と工数、納期を確認します。あわせて、前提、対象外、追加変更の単価も見ておきます。

PoCや無料試用があれば、自社の現場とスタッフで試して、運用を具体化します。

契約と導入前に確認すべきリスク

追加開発の扱いが曖昧なまま契約すると、費用や納期に影響が出ます。

  • 変更管理:標準機能と個別対応、変更方法、承認者、納期への影響を定めます。
  • 給与ルール:端数処理、手当、休憩、日跨ぎ、休暇、締め日を確認します。
  • データ移行:移行年数、表記修正の担当、過去勤怠の形式を明記します。
  • 契約終了:現場、スタッフ、シフト、勤怠、監査ログの返却形式と費用を確認します。
  • 法令確認:設定を社内規程や雇用契約と照合し、労務担当者にも確認します。

データを取り出せない契約は、乗り換えや監査の負担になります。

厚生労働省は、2026年6月にシフト制の留意事項を改正しました。改正では、有休付与日数、所定労働日数を算定しにくい場合の扱い、取得時賃金の計算方法が追記されています(出典:厚生労働省「いわゆる『シフト制』について」、令和8年6月改正)。

法令遵守については、システムが保証できる範囲に限りがあります。必要に応じて、社労士や労務担当者にも相談します。

ポイント

見積もりは、同じ業務範囲で比べられているか、前提と開発費・運用費が分かれているかを判断の目安にします。契約前には、追加開発の扱いと契約終了時の返却条件をはっきりさせておくことが欠かせません。

よくある質問(FAQ)

現場数やスタッフ数、紙を残す範囲を当てはめると、方式を選びやすくなります。給与ソフトや固定シフトの割合も、あわせて確認します。

スマートフォンを持たない清掃スタッフがいても導入できますか?

導入できます。全員にアプリを入れてもらう必要はなく、紙、共有タブレット、電話音声、代理入力、ICカードを組み合わせて対応します。

紙の出力時刻、変更の連絡方法、代理入力者を記録しておくと、どれが最新版かが分かります。

清掃業のシフト管理にGPSは必須ですか?

GPSは必須ではありません。到着の確認や不正打刻の抑止に役立ちます。

GPSを使うなら、取得時点、目的、保存期間、閲覧者を決めておき、本人にも説明します。

QR、共有端末、電話打刻と比べたうえで、GPSは打刻時だけ取得するなど必要最小限にとどめます。

清掃業向けスタッフシフト管理システムはSaaSと個別開発のどちらが安いですか?

初期費用だけを見ると、SaaSの方が低くなりやすい一方、総額は業務適合性で変わります。

  • SaaS:契約シフト、代務、紙、給与・請求連携が標準外なら追加サービスや手作業が必要です。
  • 個別開発:要件を合わせられますが、開発・保守、法改正対応、社内運用の費用がかかります。
  • 総額比較:3年間の利用料、導入支援、移行、教育、残る手作業を合算します。

システム開発から現場稼働まで何か月かかりますか?

期間は範囲によって異なります。既存サービスのシンプルな導入には、最短1週間程度という案内もあります。要件整理から試行稼働までは、数か月を見込みます。

  • 小規模MVP:現場やスタッフのマスタ整備、独自シフト、勤怠、給与連携、教育を含め2〜4か月です。
  • 標準構成:4〜8か月が目安です。
  • 複数拠点・基幹連携:6〜12か月以上を見込みます。

テストと並行運用の期間も、納期に含めて確認します。

システムを入れればシフト制の労務管理を自動で適法にできますか?

適法性については、システムに任せきりにせず、労働条件、シフト変更、休憩、時間、有休、割増賃金を確認します。

勤務間インターバルも社内規程と照合し、設定を定期的に見直します。

厚生労働省の留意事項にも目を通し、必要であれば社労士や労務担当者に相談します。

ポイント

判断の目安は、現場数、スタッフ数、紙を残す範囲、給与ソフト、固定シフトの割合を当てはめることです。総額は3年分で比べ、スマホを持たない人の入力方法も含めて方式を選びます。

まとめ

このシステムは、現場の契約と勤務条件をつなぎ、欠員対応や勤怠、給与連携を改善するものです。

進め方は、要件整理から定着までの6段階を、この順で進めます。その際は、現場の例外と紙・スマホの併用も含めて進めます。

最初に決める現場とスタッフの条件

まずは、現場・スタッフ管理、シフト、欠員表示から始めます。変更通知や紙・CSV出力は、そのあとに加えます。

実データに近い欠勤の場面から、代務、通知、打刻、給与出力までのデモで、候補を比べます。

3年総額と定着支援による費用の判断

費用相場は方式や規模で幅があるため、運用を含む3年総額で比べます。なお、清掃業固有の公的統計はなく、ここでの数値は類似案件と公開価格の整理です。

  • SaaS:月額数千円〜数万円が目安です。
  • 小規模MVP:300万〜800万円程度が目安です。
  • 標準的な個別開発:800万〜1,500万円程度が目安です。
  • 複数拠点・基幹連携:1,500万〜4,000万円程度になる可能性があります。
  • 導入後:要件定義、移行、教育、端末、保守、法改正、紙の運用も見積もり、KPIで効果を測ります。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。