飲食業界のシステム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

飲食業界のシステム開発会社は、飲食業務を理解しているか、POSやデリバリープラットフォームとの連携を手がけてきたかで比べるのが基本です。

比べる観点は、開発実績、外部連携、要件定義の支援力、障害時の設計、保守体制の5つです。そのうえで、飲食業界で実績のある6社を紹介します。

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・飲食業界のシステム開発の完全ガイド

飲食業界のシステム開発会社を選ぶ際の重要ポイント

飲食業界の開発会社選びで確認する実績、外部連携、業務分析、障害時の設計、保守体制を示す図解。
候補を比べるときは、開発前から運用中までの観点を並べて確認できます。

開発会社選びで失敗しないためには、発注の前に、実績や連携、要件定義、障害時の設計、保守体制の各点を確認しておくことが大切です。

飲食業界の開発実績・業種の適合性

飲食業界のシステムには、POSシステムやKDS、セルフオーダーといった注文まわりに加え、在庫管理やHACCP対応など、業種固有の要件が多く含まれます。そのため、飲食業や小売業での開発実績が豊富な会社を優先して検討するとよいでしょう。

外部プラットフォームとの連携実績

Uber Eats・出前館などのデリバリープラットフォーム、ぐるなび・食べログなどの予約システム、既存POSシステムとのAPI連携は、技術的に複雑です。このため、連携実績のある開発会社を選ぶと、スムーズな開発が期待できます。

要件定義・業務分析の支援力

飲食業務には、ピーク対応や原価計算など特有のオペレーションが多くあり、HACCP記録やメニュー管理も含まれます。そのため、開発会社がこれらを正確に把握し、システムに落とし込めるコンサルティング力を備えているかを見ておくことが大切です。

オフライン対応・高可用性の設計力

ネットワーク障害が起きても注文や会計を続けられる設計は、飲食業システムの必須要件です。そのため、このような高可用性の設計を手がけた経験があるかを確かめておきましょう。

保守・サポート体制

飲食業では、メニュー改定や季節変更、デリバリープラットフォームのAPI変更など、運用中の変更が頻繁に起きます。このため、変更にすばやく対応できる保守体制を持つ会社を選びましょう。

ポイント

迷ったときは、飲食業務への理解と外部連携の実績をまず確かめ、そのうえで障害時の設計と保守体制を比べると、候補を絞りやすくなります。

1. 株式会社フードテックラボ

特徴: 飲食業界専門のシステム開発会社です。店内の注文まわりからデリバリー管理までを一体で開発する強みがあり、大手チェーン店から個人飲食店まで幅広い開発実績があります。

  • 強み: 飲食業務への深い理解と一気通貫の開発対応
  • 対応規模: 中小〜大手チェーン
  • 得意領域: POSシステム連携・マルチデリバリープラットフォーム対応

2. 株式会社レストランシステムズ

特徴: 外食産業向けのシステム開発に特化した独立系SIerです。原価管理や食材在庫管理、HACCP対応の記録システムの開発実績が豊富で、フランチャイズ本部への一括管理システムも手がけています。

  • 強み: 原価管理・在庫管理・HACCP対応の専門性
  • 対応規模: 中堅〜大規模チェーン・FC本部
  • 得意領域: 多店舗展開・フランチャイズ管理システム

3. 株式会社ダイニングテクノロジー

特徴: テーブル管理や予約システム、セルフオーダーに強みを持つ開発会社です。タブレット端末に合わせたUI/UXの開発を得意とし、高級レストランからカジュアルダイニングまで対応実績があります。

  • 強み: タブレット最適化UI・予約テーブル管理システム
  • 対応規模: 中小〜中堅企業
  • 得意領域: セルフオーダー・顧客管理CRM連携

4. 株式会社アグリフードシステム

特徴: 農業、食品加工、飲食業のサプライチェーン全体を対象とした開発会社です。特に、食材トレーサビリティやアレルゲン管理、衛生管理(HACCP)を含む食の安全管理システムに豊富な実績を持ちます。

  • 強み: HACCP対応・食材トレーサビリティ・アレルゲン管理
  • 対応規模: 中堅〜大企業
  • 得意領域: 食の安全管理・給食施設・セントラルキッチン

5. 株式会社クラウドキッチンテック

特徴: デリバリーに特化し、クラウドキッチン向けのシステム開発に強みを持つ新興の開発会社です。中でも、Uber Eats、出前館、Woltなど複数のデリバリープラットフォームを一元管理する受注管理システムの開発実績が豊富です。

  • 強み: マルチデリバリープラットフォーム一元管理・受注自動化
  • 対応規模: スタートアップ〜中堅企業
  • 得意領域: デリバリー専門店・ゴーストレストラン・FC展開

6. 株式会社ホスピタリティソリューションズ

特徴: ホテル、旅館、飲食業向けに特化した中小企業向けのシステム開発会社です。コストパフォーマンスが高く、小規模飲食店や個店向けの予約管理・売上管理システムの導入実績が多数あります。

  • 強み: 小規模案件への柔軟対応とコスト効率
  • 対応規模: 中小・個人飲食店
  • 得意領域: 飲食店向けシンプルな予約・売上・顧客管理

ポイント

6社は対応規模と得意領域がそれぞれ異なるため、自社の店舗数や連携する外部システムに合う会社を、その2点から見ると判断しやすくなります。

飲食業界のシステム開発会社の選び方・比較ポイント

システム開発会社を比べる際の、開発方式、提案、契約形態、保守・運用費用の4論点を並べた図解。
開発方式から運用費用まで、見積もり前に比べる範囲をそろえられます。

スクラッチ開発 vs パッケージカスタマイズ

開発会社によって、スクラッチ(完全オリジナル)開発とパッケージのカスタマイズのどちらを得意とするかは異なります。そのため、自社の業務要件の独自性と予算をふまえて、どちらで進めるかを決めましょう。

提案の質の見極め

複数社に相見積もりを依頼し、提案の質を比べましょう。「御社の飲食業態に合わせて」と具体的な提案ができる会社は、信頼性が高いと言えます。

契約形態の確認

契約条件は、仕様変更の範囲と費用の見通しに直結します。そのため、契約形態の違いを先に理解しておきましょう。

  • 請負契約: 成果物を納品するまでの契約で、費用が固定しやすい
  • 準委任契約: 開発工数に応じた契約で、柔軟な仕様変更が可能

保守・運用費用を含めた比較

開発費用だけでなく、リリース後の保守・運用費用(月額)も含めたトータルコストで比べることが重要です。特に、デリバリープラットフォームのAPI変更やメニュー改定への対応コストも、見積もりに含めておきましょう。

ポイント

見積もりを比べる前に、請負か準委任かの契約形態と仕様変更の範囲をそろえておくと、各社の金額を同じ条件で判断できます。

開発会社への依頼前の準備

開発会社への依頼前に整理する業務フロー、外部システム、予算・将来計画の3項目を示す図解。
この3項目をそろえると、各社へ同じ前提を伝えやすくなります。

依頼の前に店舗業務と連携条件を整理しておくと、各社から比較しやすい提案を受けられます。

  • 現状業務フローの整理: ホール・厨房・レジ・バックオフィスの業務フローを文書にしたもの
  • 連携する外部システムの一覧: POS・デリバリープラットフォーム・予約システムそれぞれの連携方式
  • 予算・将来計画の整理: 概算予算と希望納期、先行店舗、多店舗・FC展開の条件

ポイント

予算や希望納期が決まっていない段階でも、業務フローと連携先を書き出しておけば、各社に同じ前提で相談できます。

まとめ

飲食業界のシステム開発会社を選ぶ際は、業界での開発実績や外部プラットフォームとの連携実績に加え、HACCP対応の経験と保守体制も総合的に評価することが大切です。

複数社に相見積もりを依頼して提案内容を比べれば、自社の飲食業態に合うパートナーが見えてきます。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。