通販サイト/システム開発の完全ガイド

通販サイト/システム開発では、要件定義から運用までの流れを見通し、費用や開発会社、発注方法を整理して進めることが大切です。

スマートフォンの普及とキャッシュレス決済の浸透で、オンラインでの購買は日常の一部になりました。自社通販サイトの開発・リニューアルを検討する企業も急増しています。

既存のモールへの出店だけでなく、自社ECを持つことで顧客データを蓄積でき、ブランド体験の一貫性も確保できるため、事業成長の観点からも通販サイト開発の重要性はますます高まっています。

しかし、通販サイト・通販システムの開発では、要件定義から運用体制の整備まで、多岐にわたる意思決定が求められます。何も知らないまま着手すると、想定外のコスト増や開発遅延、機能不足といったトラブルに巻き込まれるリスクがあります。

ここで扱うのは、通販サイト/システム開発の進め方、開発会社選び、費用相場、発注・外注方法です。初めて開発を検討する担当者から、既存システムのリプレイスを考える方まで役立つガイドです。

テーマごとの詳しい解説は、次の記事で確認できます。

通販サイト/システム開発の進め方

通販サイト開発の企画・要件定義から運用・改善までを5段階の矢印で示した図解。
企画から改善まで、工程を順に追える構成です。

通販サイト・通販システムの開発を成功させるには、プロジェクトの全体像を正確につかみ、各フェーズで適切な判断を重ねることが欠かせません。

行き当たりばったりで進めると、後工程で手戻りが発生し、コストと時間を大きく失うことになります。

要件定義から運用までの開発フロー

通販サイト開発は、大きく分けて5つのフェーズで構成されます。各フェーズを順番に進めることで、手戻りを最小限に抑え、スムーズなリリースと安定した運用を実現できます。

最初の「企画・要件定義」では、通販サイトの目的・ターゲットユーザー・必要な機能・予算・スケジュールを明確にします。この段階で詰めておくのは、取り扱う商品の種類と数量、決済手段(クレジットカード・コンビニ払い・後払いなど)、会員管理の仕組みなどです。

受注・在庫・配送管理のフローや、外部システム(基幹システム・物流システム等)との連携要件も、ここで詰めておく項目です。要件定義が曖昧なまま進めると、開発途中で仕様変更が頻発し、追加費用や納期遅延の原因になります。

  • 設計:要件定義の内容をもとに、システム設計・UI/UX設計・データベース設計を行い、購入フローを検証する
  • 開発・テスト:設計書に基づいて、フロントエンド・バックエンド・データベースを実装する
  • リリース:本番リリースを行い、その後は運用・改善フェーズへ移行する
  • 運用・改善:アクセスログや購買データを分析し、コンバージョン率の改善、離脱ポイントの解消、機能追加を継続的に行う

設計では、ストレスのない購買体験を設計するとともに、スマートフォンからのアクセスが購買全体の60〜70%を占めるケースも多いため、モバイルファーストの設計思想を取り入れることが推奨されます。

開発手法には、ウォーターフォール型とアジャイル型があります。

  • ウォーターフォール型:要件が固まっている大規模プロジェクトに適している
  • アジャイル型:段階的に機能を追加していくスタイルに適している

テストでは、単体テスト・結合テスト・負荷テスト・セキュリティテストを実施し、本番リリース前に品質を担保します。決済機能や個人情報を取り扱う通販サイトでは、特にセキュリティテストの実施が欠かせません。

開発はリリースで終わらず、リリース後の継続的な改善こそが売上向上の鍵になります。

通販サイト開発の技術的ポイント

通販サイトの開発では、構築方式の選択が費用・スケジュール・自由度を左右する、最も大きな技術的判断の一つです。主な構築方式には「ASP/SaaS型」「ECパッケージ型」「フルスクラッチ型」の3種類があります。

  • ASP/SaaS型:ShopifyやSTORESなどのクラウド型サービスを利用する方式。月額数千円〜数万円程度で手軽に始められる
  • ECパッケージ型:EC-CUBEやecbeingなどのパッケージをベースにカスタマイズする方式。標準機能が充実し、独自要件にも対応できる
  • フルスクラッチ型:ゼロからシステムを構築する方式。自社独自のビジネスロジックを完全に実装できる

ASP/SaaS型は初期費用を抑えられるのが特徴ですが、カスタマイズ性に制限があるため、独自の販売フローや複雑な業務ロジックの実装には不向きなケースがあります。小規模ECや立ち上げ期のスタートアップ、まずはスモールスタートで検証したい企業に適しています。

ECパッケージ型の初期費用は数百万円〜数千万円程度となりますが、フルスクラッチよりも短期間・低コストで開発できるのが強みです。EC年商1億円以上を目指す中規模企業や、独自の販売モデルを持つ企業に適しています。

フルスクラッチ型は、開発費用が数千万円〜数億円に達することもあり、開発期間も長期化します。この方式は、ZOZOTOWNのような大規模かつ独自性の高いプラットフォームを構築する場合に選ばれます。技術スタックとしては、次のような組み合わせが広く採用されています。

  • フロントエンド:React・Next.js
  • バックエンド:Ruby on Rails・Laravel・Node.js
  • インフラ:AWS・GCPなどのクラウドサービス

セキュリティの観点からは、クレジットカード情報を扱う場合にPCI DSS準拠が求められます。また、個人情報保護法に基づく適切なデータ管理体制の整備、SSL/TLS証明書の導入、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)の設置なども必須となります。

セキュリティ対策は後から追加するとコストが増大するため、設計段階から組み込んでおくことが欠かせません。

▶ 詳細は通販サイト/システム開発の進め方をご覧ください。

ポイント

各フェーズを順番に進めると、要件定義の精度を保ちやすく、仕様変更や手戻りを抑えられます。決済やセキュリティは設計段階から組み込んでおくと、後からの追加コストを防ぎやすくなります。

おすすめの開発会社

通販サイト・通販システムの開発を成功させるには、開発会社選びが欠かせない工程です。開発会社の技術力・経験・サポート体制によって、プロジェクトの成否が大きく左右されます。

ここでは、開発会社を選ぶ際のポイントと、実績豊富な開発会社の一例としてripla(株式会社ripla)を紹介します。

開発会社選びで重視すべきポイント

通販サイト・通販システムの開発会社は、複数のポイントを総合的に評価して選びたいところです。費用の安さだけで選ぶと、品質・サポート・拡張性の面で後悔するケースが少なくありません。

  • EC開発の実績・経験:過去の開発事例や導入事例で、自社に近い業態・規模のプロジェクトの実績があるかを確かめる
  • 構築方式への対応力:自社の要件に合う構築方式を提案・実装できる技術力があるかを確かめる
  • クラウドインフラの経験:AWS・GCP・Azure等の設計・構築・運用経験があるか

通販サイトは一般的なWebサイトとは異なり、決済システム・在庫管理・受注管理・配送連携など複雑な業務ロジックを実装する必要があります。EC開発の経験が豊富な会社は、こうした複雑な要件に対しても適切な解決策を提案できます。ASP型・パッケージ型・フルスクラッチ型のいずれに強みを持つかは、会社によって異なります。

開発期間中は、頻繁な情報共有や認識合わせが必要になるため、コミュニケーション体制やプロジェクトマネジメント力も欠かせない確認事項です。特に、担当PMの経験と、進捗報告や課題対応の進め方を確かめておく必要があります。

  • 担当PMの経験:プロジェクトマネージャーとしての経験
  • 進捗報告と課題対応:進捗報告の頻度・方法、課題が発生したときの対応フロー

通販サイトは、リリース後も継続的な改善や機能追加が必要になるため、保守・運用サポートの充実度も見逃せません。バグ修正・セキュリティアップデート・機能改修に対応できる保守体制が整っているかを、事前に確かめておくことが必要です。また、万が一のシステム障害に迅速に対応できるサポート体制があるかも、あわせて見ておきたい点です。

特に、クライアントの事業目標を理解し、ただ言われたとおりに作るだけでなく、より良い提案ができるパートナー型の開発会社を選ぶことが成功への近道です。

複数社から見積もりを取ることも欠かせません。1社だけに見積もりを依頼すると、適正価格の判断が難しくなります。3〜5社程度に見積もりを依頼し、費用の内訳・対応範囲・開発体制を比較すると、最適なパートナーを選びやすくなります。

ripla(株式会社ripla)の紹介

株式会社ripla(リプラ)は、東京都渋谷区に本社を置くDX・開発支援会社です。SaaS・EC・メディア・アプリ・ゲームなど幅広いサービス領域の開発支援を手がけており、通販サイト・通販システムの開発においても豊富な実績を有しています。

riplaの主な強みは次の3つです。

  • 事業視点のメンバー:ラクスル・LINEヤフー・ビズリーチなどの成長企業で、事業戦略・プロダクト開発に携わってきたメンバーが在籍している
  • 自社開発テンプレート:「Boxシリーズ×AI駆動開発」を活用し、受発注管理・在庫管理・配送管理・業務システム・生成AI・SaaSなどの標準機能を備える
  • 柔軟な開発体制:国内開発とオフショア開発の両方に対応し、ラボ型で開発リソースを柔軟に拡大できる

単に要件どおりにシステムを開発するだけでなく、プロダクトやサービスの「あるべき姿」から議論し、事業成果にコミットする開発支援を提供しています。

通販サイトの開発においても、ビジネスモデルの設計段階から伴走し、売上向上につながるシステムの実現を支援します。

自社開発テンプレートを活用すると、ゼロから作るより開発工数を抑えやすく、予算規模に応じた提案も受けられます。

  • 低コスト・短期間:ゼロから作るフルスクラッチと比べて開発工数を大幅に削減でき、コストパフォーマンスに優れた通販システムを構築できる
  • 対応分野:マッチングサイト・EC・アプリについても、同じく標準機能を備えている
  • 提案の柔軟性:予算規模・開発期間・必要な機能に応じて最適な開発体制を提案してもらえ、中小企業から大企業まで幅広いニーズに対応できる

通販サイト・通販システムの開発パートナーをお探しであれば、riplaへの相談を検討してみてください。

▶ 詳細は通販サイト/システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方をご覧ください。

ポイント

開発会社は、EC開発の実績、技術スタックや構築方式への対応、保守・運用サポートの充実度を見比べて選びます。複数社から見積もりを取り、費用の内訳と対応範囲を比べることも欠かせません。

費用相場

小規模・中規模・大規模の通販サイト開発費用を、構築方式と金額の範囲で並べた3枚のパネル図。
規模が上がるにつれて、費用の目安も大きくなります。

通販サイト・通販システムの開発費用は、システムの規模・機能の複雑さ・構築方式・開発会社の体制によって大きく異なります。

「いくらかかるのか」は、最も気になる点の一つです。目安を知っておくと、予算計画を立てやすくなります。ここでは、開発規模別の費用目安と、ランニングコストの考え方を解説します。

開発規模別の費用目安

費用の目安は、構築方式と実装する機能の規模によって、小規模・中規模・大規模の3段階で示されることが一般的です。

  • 小規模(ASP/テンプレート活用型):50万円〜200万円
  • 中規模(パッケージ活用型):200万円〜1,000万円
  • 大規模(フルスクラッチ型):1,000万円〜1億円以上

小規模は、テンプレートデザインをベースにShopify・STORESなどのASPサービスを活用する方式です。基本的な商品販売・決済・注文管理の機能を低コストで実装できます。初期費用は抑えられますが、独自機能の実装には制限があります。

中規模は、EC-CUBEやecbeingなどのパッケージをベースにカスタマイズする方式です。標準機能に加えて、独自の販売フロー・会員ランク管理・ポイントシステム・外部システム連携などを実装できます。

大規模は、ゼロからシステムを構築するフルスクラッチ方式です。商品数が数十万点以上の大規模カタログ管理や複雑な価格設定ロジック、高トラフィックへの対応など、既製品では対応できない要件を完全に実装できます。向いている企業は、事業の段階によって変わります。

  • 小規模:個人事業主や立ち上げ期の中小企業、まずスモールスタートで通販を始めたい企業
  • 中規模:EC年商数千万円〜1億円規模を目指す中規模企業や、複数の販売チャネルを統合したい企業
  • 大規模:大手企業やプラットフォーマーを目指す事業者

中規模の方式は、カスタマイズの範囲が広がるほど、費用も上昇します。

大規模の方式では、独自の決済フローやマルチテナント対応も実装できます。

なお、riplaのように自社開発テンプレートを活用した開発支援を提供している会社を選ぶことで、フルスクラッチと同等の自由度を持ちながら、開発コストを大幅に削減できるケースもあります。パッケージに縛られずに独自要件を実装したいが、フルスクラッチの高コストは避けたいという場合は、このようなアプローチも有力な選択肢です。

ランニングコストの考え方

リリース後のランニングコスト(維持費・運用費)は、毎月・毎年かかり続けるため、初期開発費用とあわせて予算に組み込む必要があります。見落とすと予算不足によって、サービスの継続や改善ができなくなるリスクがあります。費用は項目ごとに金額の目安が異なり、それぞれ見積もりの確認が欠かせません。

  • サーバー・インフラ費用:クラウドサーバーの利用料が月額数万円〜数十万円
  • ドメイン・SSL証明書費用:年間数千円〜数万円程度
  • 決済手数料:売上の3〜5%程度が一般的
  • 保守・運用費用:バグ修正・セキュリティアップデート・軽微な機能改修などの対応費用が、月額数万円〜数十万円程度。保守契約を結ぶと定額になることが多い
  • システム利用料:ECパッケージを利用している場合のライセンス費用として、月額数万円〜数十万円

サーバー・インフラ費用は、トラフィック量などで変動するため、セール期に備えてスケールアップできるクラウド環境が推奨されます。また、メールマーケティングツール・CRM・広告管理ツール・分析ツールなどの利用料も、積み上がりやすいコスト要素です。

決済手数料は、売上規模が拡大するほど絶対額が増えるため、決済代行会社との交渉や、手数料の低い決済方法の選択が重要になります。

これらのランニングコストを合計すると、中規模の通販サイトで月額30万円〜100万円程度になることが一般的です。予算計画の段階から、ランニングコストも含めて組み立てておく必要があります。

▶ 詳細は通販サイト/システム開発の見積相場や費用についてをご覧ください。

ポイント

初期開発費用に加え、ランニングコストも含めてトータルで試算します。構築方式ごとの費用目安を先に把握すると、予算計画を立てやすくなります。

発注・外注方法

発注時の注意点を中心に、要件定義・契約・情報セキュリティ・ノウハウ・段階的な発注の5項目を配置した図解。
各項目を契約前後の確認に役立てられます。

通販サイト・通販システムの開発を外部に発注・外注する際は、発注形態の選択と発注先の選定が成功の鍵を握ります。

適切な発注方法を選ばないと、期待どおりのシステムが完成しなかったり、予算超過や納期遅延といったトラブルが発生したりするリスクがあります。

発注形態と発注先の選び方

通販サイト・通販システムの開発発注には、主に「一括請負(ウォーターフォール型)」「ラボ型(準委任型)」「アジャイル型」の3つの発注形態があります。それぞれの特徴を理解したうえで、自社のプロジェクト特性に合った形態を選ぶことが大切です。

  • 一括請負(ウォーターフォール型):要件定義・設計・開発・テスト・リリースの各フェーズを順番に進め、最終的な成果物に対して報酬を支払う方式
  • ラボ型(準委任型):月額固定費で開発チームを確保し、自社の拡張チームとして優先度の高い機能から順次開発する
  • アジャイル型:短期間(通常1〜2週間)のスプリントを繰り返し、段階的にリリースする。フィードバックを即座に取り込み、迅速な投入と品質向上を両立できる

一括請負は、要件が明確に固まっている場合や、スコープ・費用・スケジュールを事前に確定したい場合に適しています。ただし、開発途中での仕様変更が難しく、変更が発生した場合は追加費用が生じることが一般的です。

ラボ型は、リリース後の継続的な改善・機能追加が前提となる場合や、開発初期に全機能の要件を固めることが難しい場合に適しています。riplaのようにラボ型の開発体制を提供している会社では、事業フェーズに合わせてチーム規模を柔軟に調整できるため、スタートアップや急成長中の企業にも選ばれています。

アジャイル型は、スコープや費用が変動しやすいため、発注側もプロジェクトに積極的に関わる体制が必要です。発注先としては、次のような選択肢があります。

  • 大手システムインテグレーター(SIer):安定性・実績・サポート体制が充実している一方で、費用が高くなりがち
  • EC専門の開発会社:業界知識が豊富で、ECに特化した最適な提案が期待できる
  • Web系の受託開発会社:技術力・コストパフォーマンスのバランスが良く、スタートアップや中小企業との相性が良い傾向がある
  • フリーランスチーム

発注時の注意点とリスク対策

通販サイト・通販システムの開発を外注する際には、いくつかの注意点があります。事前にリスクを把握し、適切な対策を講じることで、トラブルを未然に防げます。主な注意点は次の5つです。

  • 要件定義の精度を高めること
  • 契約内容の確認
  • 情報セキュリティの管理
  • ノウハウの内製化とブラックボックス化の防止
  • 段階的な発注・スモールスタート

要件が曖昧なまま契約すると、開発途中で「言った・言わない」のトラブルが発生します。

どの機能を実装するか、どの機能は対象外か(スコープの明確化)、非機能要件(性能・セキュリティ・可用性など)についても文書化しておくことが大切です。要件定義書・画面設計書・API仕様書などのドキュメントを整備し、双方の認識を一致させてから開発を開始しましょう。

契約面では、業務委託契約書で次の点を取り決めておくことが求められます。

  • 開発範囲・納期・報酬・検収条件
  • 瑕疵担保責任
  • 知的財産権の帰属
  • 秘密保持義務(NDA)

特に著作権・ソースコードの帰属は、開発後に自社でソースコードを活用・改修できるよう、権利がクライアント側に帰属する旨を明記しておくことが重要です。

情報セキュリティも、外注時に押さえたい点です。開発会社に業務を委託すると、顧客の個人情報や社内の機密情報を共有する場面が生じます。

委託先については、次の点を確認しておく必要があります。

  • セキュリティポリシー
  • 情報管理体制
  • 従業員教育の状況

また、必要に応じてNDAを締結するとともに、アクセス権限を必要最小限に絞っておく必要があります。

ブラックボックス化にも注意が必要です。開発を丸投げしてしまうと、社内にシステムの知識が蓄積されず、開発会社への依存度が高まります。対策としては、次の2点が大切です。

  • ドキュメントの納品:仕様書・設計書・コメント付きソースコードなどを納品してもらう
  • 社内担当者の参加:プロジェクトに積極的に加わり、技術的な知識を身につける

段階的に発注することも、有効なリスク対策の一つです。全機能を一度に発注するより、まず小規模な機能から依頼し、開発会社の技術力・コミュニケーション能力・品質を確認してから本格的な発注に移ることで、大規模な失敗リスクを低減できます。

▶ 詳細は通販サイト/システム開発の発注/外注/依頼/委託方法についてをご覧ください。

ポイント

発注形態は、要件の固まり具合に合わせて一括請負・ラボ型・アジャイル型から選びます。要件定義の精度、契約内容、情報セキュリティ、ノウハウの内製化を押さえると、トラブルを防ぎやすくなります。

まとめ

ここまで、「進め方」「開発会社選び」「費用相場」「発注・外注方法」の4つのテーマを順に解説してきました。最後に、各テーマのポイントを振り返ります。

通販サイト開発の「進め方」では、要件定義から運用・改善までの5つのフェーズを順番に進めることが基本です。

構築方式はASP型・パッケージ型・フルスクラッチ型の中から、自社の規模・予算・要件に応じて最適なものを選んでください。

セキュリティ対策(PCI DSS準拠・SSL・WAF等)は、設計段階から組み込むことが必須です。

「開発会社選び」については、EC開発の実績・技術スタックの適合性・コミュニケーション体制・リリース後のサポート力を総合的に評価することが大切です。

複数社から見積もりを取得し、比較検討することも欠かせません。riplaのような事業成果にコミットするパートナー型の開発会社を選ぶことで、単なる受託開発を超えたプロダクト価値の向上が期待できます。

「費用相場」については、小規模(ASP型)で50万円〜200万円、中規模(パッケージ型)で200万円〜1,000万円、大規模(フルスクラッチ型)で1,000万円〜1億円以上が目安です。

初期費用だけでなく、サーバー費・決済手数料・保守費用などのランニングコストも含めて、トータルで試算した予算計画を立てましょう。

「発注・外注方法」については、一括請負・ラボ型・アジャイル型の中から、プロジェクト特性に合った発注形態を選びます。そのうえで、要件定義の精度向上・契約内容の明確化・情報セキュリティ管理・ノウハウの内製化に取り組むことが重要です。

段階的な発注でリスクを管理しながら進めることも、有効な戦略です。

通販サイト・通販システムの開発は、適切な準備と信頼できるパートナー選びによって、成功確率を大幅に高められます。

本記事を参考に、自社に合った開発方針を立て、ビジネス成長につながる通販システムの構築を実現できます。各テーマの詳しい内容は、関連記事もあわせて参照できます。

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

・サービス概要資料のURLはこちら >>>
・お問合せページのURLはこちら >>>
・お役立ち資料のURLはこちら >>>

執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。